自分が正しいと思うことを、自分らしく —— 青山弘幸がビズリーチで見つけた「答え」

「インターネットの力で、世の中の選択肢と可能性を広げていく」というミッションを掲げ「HR×Tech」領域のサービスを手がけるビズリーチ。20代向けレコメンド型転職サイト「キャリアトレック」のマーケティング責任者である青山弘幸は、創業したばかりの当社に加わり、インハウスマーケターとしてのキャリアを追求してきました。
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マーケターを志すきっかけとなった、”鞄職人の父”の存在

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ビズリーチが運営する、20代のためのレコメンド型転職支援サイト「キャリアトレック」。会員である30万人のキャリア分析をもとに求職者の志向性と職務経歴を考慮し、人工知能が最適な仕事をレコメンドします。

同サービスの成長をマーケティング責任者として牽引するのが当社の創業期からのメンバーである青山弘幸です。これまで一貫してマーケターとしてのキャリアを積み重ねてきた青山が、この職種を志すきっかけには、鞄職人である父親の存在がありました。

職人としてのこだわりを持ち、丹精込めて、鞄づくりに向き合う父親のことを、青山は心から誇りに思っていました。しかし、父が作る鞄は、思うように売れることはなかったのです。苦しむ父親の姿を見て、青山は「良いものを作ったからといって、必ず売れるわけではない」ということを実感します。

では、どうして売れないのか……? 青山はふたつの原因にたどり着きました。まずは「作った商品を、どのようにして売ったら良いかわからない」という“売り方の問題”。そして「商品を売ることができる場所がない」という“場所の問題”でした。就職活動を間近に控えていた青山は、仕事を通じてこのふたつの問題を解決しよう、と考えるようになります。

まず”売り方が分からない”という問題を解決するため、青山は「マーケティング」についての知識を深めることを決意。さらに着目したのは、”売る場所がない”という問題を解決できる「インターネット」でした。

当時はYouTubeやAmazonの登場により、コンテンツ視聴や買い物など、インターネットを通じて、さまざまなことが可能になった時代。この可能性に注目した青山は、”売る場所”としてインターネットに目をつけます。

こうして、「売り方はマーケティング、売り場所はインターネット」という軸を持った青山は、インターネット企業を中心に就職活動を行い、当時急成長していた大手インターネット広告代理店のオプトに新卒入社したのです。

理想のマーケター像に近づかず、焦燥感を持つ日々

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インターネット企業のマーケターという、希望の職種につくことができた青山。寝る時間も惜しむ程、ひたむきに仕事に打ち込む日々を過ごします。

当時オプトはインターネット広告取扱高が国内トップクラス。インターネット上でのマーケティングをしてきた上の世代の人がいないという環境の中、青山は自ら多くの試行錯誤を重ね、マーケターとしての腕を磨いていきました。

国内大手企業や急成長中の企業を担当し、マーケターとしてキャリアを重ねる青山 。しかし、それとは裏腹に、本人の中では”ある違和感”が芽生えはじめます。

その違和感の正体は、事業の性質上、マーケティングの一部分の領域である「集客」にしか取り組めないというものでした。「就職活動当時に思い描いていたマーケティングを行うためには、一部分でなく、もっと事業全体からマーケティングを考える必要がある」という想いが日に日に強くなっていきます。

そのような焦燥感を抱えて過ごしていた入社3年目のある日、以前の取引先だった担当者から、創業したばかりの会社への誘いの声がかかります。それが、青山とビズリーチの出会いでした。

500名程の社員を抱える急成長中のオプトから、創業したての10数名規模の無名企業への転職。当時のビズリーチは、設備が整ったオフィスも、十分なお金も無い、無いものづくしでした。しかし、青山は入社を即決します。

青山 「本当に何もなかったんですけど、ひとつだけ、インターネットで世の中を変えるという強い想いをみんなが持っていました。前の職場は大きい会社の中で、仕事にやりがいを感じていた一方、自分が仕事や組織を作っている実感はなかった。まだ小さなこの会社で、ゼロからマーケティングに取り組みサービスを成長させ、自分の理想とするマーケターに近づきたいと思ったんです」

顧客のことを考え、必要なことはすべてやる

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こうして青山は、ビズリーチのインハウスマーケターとして新たなスタートをきりました。そして入社以降、即戦力人材のための会員制転職サイト「ビズリーチ」、ECサイト「ルクサ」(現 株式会社ルクサ ※2010年11月に事業譲渡)、海外事業「Region Up」の立ち上げなど、さまざまな事業にマーケターとして携わります。

しかし入社以降の道のりは、決して平坦なものではありませんでした。周囲に優秀な社員が多く、また成果を急ぐあまり、前職で得たスキルを活かすことばかりを考えてしまう日々……。いつまで経っても、自身が思い浮かべていた“理想のマーケター像”には近づくことができずにいました。

苦悩する中で、「誰に、どのような価値を届けるか」というマーケティングで最も大切なことを、青山は改めて見直すことになります。

青山 「顧客にとって価値のあるものすべてやることが、マーケティングの正しいあり方だと思うようになりました。だから、CSも、PRも、採用も、組織づくりも顧客にとって価値があると判断すれば、すべてやることにしたんです」

青山がマーケティングの師匠と慕う、当社の取締役である永田の言葉を借りると「マーケティングはエンジニアとセールスがやるべきこと以外の全部をやる」。この考えのもと、青山はマーケティングという職種を限定的に捉えることなく、幅広い領域での仕事に取り組んでいきます。

そして昨年末より、青山は、20代向けの転職サイト「キャリアトレック」のマーケティング責任者に就任。彼に与えられたミッションは、当時スタートしたてだった同サービスの強化でした。

自分が得意としてきた領域に限らず、ユーザーヒアリングでの課題洗い出し、顧客からのメールチェック、プロダクトの改善……。顧客のためになると考えたこと、そのすべてに取り組み、サービスの成長に貢献していきます。このように、入社して以来さまざまな経験を積んだ青山は、マーケターとして自信を持つようになりました。

強いミッションを共有した、最強のマーケティングチームを目指して

現在、キャリアトレックは、30万人以上のユーザー、3,000社以上もの企業が使うサービスへと成長しています。サービスの成長にともない、キャリアトレック事業部も70名程の大所帯となりました。入社当初15名だった規模から急激に拡大を続ける組織に対して、青山はその変化をポジティブなものとして捉えています。

青山 「入社当時の15名で働いていた時よりも、670名で働いている今の方が、やりがいを感じています。昔だったら、リソースの関係でできなかったことが、今は優秀な仲間とともに実現することができる。ビズリーチには社会課題を解決する強いミッションがあり、それに共感する仲間が集まっているから、チームが同じ方向へ、かつスピーディーに取り組むことができるんです」

トップやマネジメント層が、「インターネットの力で、世の中の選択肢と可能性を広げていく」という強いミッションを語り続け、それに共感したメンバーが集まる。そのようにして強い組織になったのが、今のビズリーチです。

大所帯となったチームを率いる立場となった青山が、チームのメンバーに期待することは、「自分が正しいと思うことを、自分らしくやること」。そのような思いの背景には、青山自身の経験がありました。

青山 「入社当初は、自分以外の社員は皆、一回り年上の百戦錬磨の猛者ばかり。萎縮してしまって自分らしい仕事をすることができずにいました。活路が見えてきたのは、『自分が正しいと思ったこと』に、『自分らしく』泥臭く、本気で取り組んだからだと思います」

ビズリーチは、これからも「インターネットの力で、世の中の選択肢と可能性を広げていく」という強いミッションのもと、世の中に良いインパクトを与えていきます。そのためには、青山が目指す、最強のインハウスマーケティングチームの組成が必要です。そしてそれが出来る頃、青山自身もようやく“理想のマーケター”になることができるのかもしれません。

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