自分は出遅れている……圧倒的な成長スピードを求め出会ったBizDevのコンセプト

「ヌリカエ」の事業責任者として立ち上げから携わる渡辺博明は、圧倒的に成長できる環境を求めて人材系のベンチャー企業に入社。その後、自身が描いたキャリアプランを実現すべく、Speeeに転職しました。初めて事業立ち上げに関わって、自身の経験がどう役立ったのか、仕事観がどう変化したのかをお話しします。
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“社会人=人生の終わり”と考えていた学生時代

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BizDev(BusinessDevelopment)”のコンセプトのもと、世界の進化に貢献するというミッションを実現すべく、事業創造を加速させているSpeee。2015年10月にはリフォーム業界の課題を解決するための事業をローンチ。外壁塗装に特化した消費者と業者のマッチングサイト「ヌリカエ」を世に出しました。

ヌリカエの事業責任者として事業立ち上げに携わっていた渡辺は、元々は人材系のベンチャー企業で活躍していた営業マン。新卒からベンチャーに入社したとはいえ、彼は学生時代に高い志を持って学生起業をしたわけでもなければ、将来に対する具体的な目標もない、ごく普通の大学生でした。

渡辺 「就職活動が始まっても“社会人=人生の終わり”だと思っていました。新橋で愚痴ばっかり言っている疲れ切ったサラリーマンのイメージ。そんな生き方にどうも馴染めなかったんです。当時はベンチャー企業についてもよく知りませんでした」
そんな彼も、周りの大学生に合わせて就職活動をスタートすることに……。待ち受けていたのは、予想を裏切らない光景。採用担当者の話を服装も髪型も同じ就活生が、目をキラキラさせて真剣に聞いている。渡辺にとってそれは、興味もなければ、なんの面白みも感じられない話でした。

その後も惰性で続けていた就職活動ですが、ある企業の新卒採用説明会に参加したことで転機が訪れます。

圧倒的なスピードで成長しながらも“焦り”を感じて転職を決意

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渡辺 「説明会ではベンチャー企業の社長が今後のビジョンを熱く語ってくれました。今まで抱いていたサラリーマンへの固定概念が一瞬で崩れたんです。ライブドアの元社長堀江さんやサイバーエージェントの藤田社長は、自分とほぼ同じ年齢で起業をしている。自分は大きく出遅れていると焦りを感じました」
「出遅れを取り戻すために圧倒的なスピードで成長したい」と思い、新卒で人材系のベンチャー企業を志望、内定を承諾しました。ベンチャー企業なら土日も惜しまず仕事に集中できる環境があり、新卒の若手でも中小やベンチャー企業の経営者と仕事をする機会が多い。

それでも、渡辺の焦りはなくなりませんでした。圧倒的なスピードで成長をしたその先に自分が何をやりたいのか、成長を実感しながらも「何のために成長しているのか」がなかなか見えない……。そんな渡辺にまた転機が訪れました。

渡辺 「IT関連企業のお手伝いをさせていただいたとき、世の中のトレンドを駆け抜けているイメージを抱きました。ITは勢いよくトレンドが変わっていく。IT業界の人材は、その勢いについていこうと確実に力を付けている。自分はまたもや出遅れていると感じたんです」
大学生のときと同じように、危機感と好奇心を持ってIT企業への転職を希望。ITの知識も何もない異業種からの転職、不安もありましたがベンチャー企業で培った3年半の営業経験や様々な成功体験・失敗体験を自信にして、当時4期目を迎えたSpeeeへ転職しました。

渡辺 「自分の中で大企業に転職するイメージはなく、勢いがあるITベンチャーにいきたいと考えていました。同時に、今後の戦略性やビジョンに共感できる会社に身を置きたいという思いもあったので、自分の希望に合致したSpeeeを選びました」
プレイヤーとして実績を重ね、マネジメント経験を積む。そして、最終的には自らで新しい事業を作り出す――これが学生時代に渡辺が決めたキャリアプラン。しかし、具体的にどういった事業を手がけたいかは渡辺自身が悩んでいた部分。これがSpeeeの掲げるBizDevのコンセプトにバチンとはまったのです。

焦りや不安がのしかかってきても、タフなメンタルで向かっていく

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今でこそ約500名の規模にまで成長したSpeeeですが、渡辺が入社した当時はまだ40名ほどの規模。入社して最初に配属されたのはWebマーケティング事業部の前身にあたるSEO事業部でした。

「圧倒的なスピードで成長したい」という強い思いから、前職では土日も自分から仕事をしていたため、自分でも気づかないうちにタフさが養われていました。営業マンとして何がなんでも数字を出すガッツもあり、プレイヤーとして実績を出していきます。

その後、渡辺はプレイングマネージャーから20名規模のチームを率いるマネージャーへと順調に歩を進めていきます。そして当時、立ち上げベースにあった「イエウール」の営業責任者として抜擢されました。そして黒字転換にも一役買ったことから、新規事業「ヌリカエ」の立ち上げを任せられることに。

新規事業をゼロから立ち上げるのは、渡辺自身もこれが初めて。それでも、早期に事業を安定させた要因は、やはり前職で培ったタフなメンタルでした。

渡辺 「新規事業には基本的に正解がありません。イエウールなど過去の事業の成功事例を頼りにショートカットできる部分はあるものの、それが通用しない領域があるのもまた事実。ローンチする以前に市場や競合の調査をして万全の準備をしたつもりでも、そのほとんどが予定通りにいきません。その局面で生きたのがメンタルだったんです」
事業が思い通りに進まないとき、メンバーは焦りと不安に襲われます。事業責任者の渡辺にはよりいっそう大きな焦りと不安がのしかかりますが、彼が不安に潰されれば関わるメンバーにも伝わってしまいます。だから、渡辺は不安に負けず平常心を保って舵をとってきました。

苦しい局面でもメンバー全員で、荒波を乗り越える先導者になっていたのです。

事業の拡大と共に浮き彫りになる業界の課題

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日本では新築物件の取引は盛んに行なわれているものの、中古住宅の取引はあまり積極的ではありませんでした。それを埋めるのが「イエウール」。そして、中古住宅の価値をどうキープするか、またはどう高めるか、これを埋めるのが「ヌリカエ」です。

渡辺 「外装であれば新築から10~15年経過時に一度は塗り替える必要があります。このタイミングを逃してしまうと、資産価値が劣化してしまい、さらに放置してしまうと外装以外の修繕箇所も増えていき、工事費用も上がってしまう。最悪、建て直しになるケースもあります」
しかし、こうした情報を消費者が得る機会はなかなかありません。劣化が目に見えないと気づいてもらえない。しかし目に見える頃には手遅れになってしまう恐れもある……。さらには、消費者を騙すような悪徳業者が存在するのも事実であり、ヌリカエは、お客様が物件の価値をいかに維持できるか、いかに業者様とフェアなやり取りができるかを考え、適切な情報提供を行っています。

ただし、必要のないお客様に「必要です」とお伝えするのでは意味がありません。外装なら10~15年と基準を提示して「うちもそろそろ必要かも」と思っていただく。潜在ニーズを顕在化させることで、塗り替えや補修を行う業者様もお客様への提案がやりやすくなりますし、お客様も適切なタイミングで工事を行うことで、資産価値を維持できます。

渡辺 「事業化に向けて業界の調査をしていた当初は、消費者・業者様の課題全てには気づけていませんでした。ヌリカエが成長していくことで関わる人が増え、ヌリカエに求められていることがより鮮明に見えてくる。これは私自身にも言えます。さまざまな環境、ポジションで経験を積むことで、今後の目標がより鮮明に見えてくる。『ヌリカエによって業界を良くしていきたい』という想いが日に日に強くなり、“目標”になっていっていると実感しています」
Speeeの事業すべての目標は、社会の中で見過ごされている課題、 “不”を解消していくこと。決して具体的な目標でありません。しかし、具体的ではないからこそ、目の前の課題に集中し“目標”に取り込んでいける。

「自分は出遅れている……」、大学生、新卒と二度もそんな思いを抱いた渡辺。いまはSpeeeで、BizDevという具体的な目標に強い想いを傾け、ヌリカエとともに圧倒的なスピードで成長をしています。

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