「自分の未来は自分で描く」──まったく新しいエンジニア向けスカウトサービス開発への挑戦

大学院生(修士・博士)、院卒社会人、ポストドクター、研究者のキャリア支援を行なうアカリクでは2018年3月、新卒エンジニア向けのスカウトサービス「アカリクSCOUT」をリリースします。多くのエンジニアの就活支援をしてきた私たちだからこそ提供できる「アカリクSCOUT」の魅力をお伝えしましょう。
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多忙な大学院生がぶつかる時間の壁。就活にかかる無駄を効率化

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▲プロジェクトメンバーの鬼頭(左)と市川(右)

就職活動の進め方が、これまで以上に一人ひとり異なってきています。つまり、従来のように3月から説明会がはじまり、選考を受けて6月に決定するというような画一的なスケジュールには収まらなくなっているのです。

就活をいつでも可能にする。そして私たちは、新卒でエンジニアを志望する人たちにフォーカスしたサポートをしたいと考え、スカウトプラットフォーム「アカリクSCOUT」をリリースしました。

「アカリクSCOUTプロジェクト」は、2017年春に立ち上がりました。様々なサービスが登場し、新卒の就活を取り巻く状況が目まぐるしく変化していく中で、このプロジェクトを立ち上げたのには、ある理由がありました。プロジェクトマネージャーの鬼頭祐介は、こう振り返ります。

鬼頭「最近の就活では、企業から直接スカウトが届く『ダイレクトリクルーティング』が流行っていますが、アカリクSCOUTが目指しているのは、就活全体の最適化。これまでの就活のところどころにあった無駄を省いていくことを目的としているのです」

もともとアカリクは、知的にはトップレベルの大学院人材が企業の人材採用戦略の中に組み込まれていない現状に、疑問を感じたことをきっかけに創業されました。シンプルにその両者をきちんと向き合わせる仕事を地道にやってきた会社です。

アカリクが支援している大学院生(修士・博士)、院卒社会人、ポストドクター、研究者の方々の本分は研究にあります。研究生活で忙しい大学院生が就活にかける無駄な時間を省いて、効率的に就活ができる新しいサービスをつくろうという熱い想いが根底にありました。それが、このアカリクSCOUTです。

アカリクSCOUTは就活だけではなく、エンジニアのインターンなどの求人も探すことが可能です。「私が学生の時もあったらよかった!」と話すのは、自身も大学院卒であり、2017年10月に入社後、すぐにアカリクSCOUTプロジェクトに参画した市川未吏です。

市川「学費も稼がなければいけなかったので、学生時代にアルバイトを探すのにとても苦労しました。飲食店を中心とした求人雑誌のなかから埋もれている求人を探し出して、技術系会社でエンジニアサポートのアルバイトをしていました。アカリクSCOUTがあれば、余計な時間やコストをかけずにエンジニアの求人を探すことができます。これは企業にとっても学生にとってもいいことですよね」

「なりたい自分」を定めて、その未来に向かって積み上げる

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▲アカリクSCOUT登録画面

アカリクSCOUTで登録するプロフィールは、最初に「将来像」を記入してもらう仕組みになっています。学生に「自分が将来どのようになっていたいのか」をまず意識してもらい、次にアルバイトやインターンの経験、それから研究内容、学歴を書いてもらうのです。

一般的な履歴書のように過去からさかのぼるのではなく、最初に「なりたい自分」があって、そこに向けて積み上げていく──。将来のなりたい自分になるために、自分がどのように行動すべきか、何を体験しどのようなスキルが必要か、自分のストーリーを自分自身のなかに持ってもらうことを狙いとしているのです。

市川「プロフィールを足していくプロセスを通じて、アカリクSCOUTを使い続けてもらいたいと思っています。エンジニア向けのサービスなので、使用言語が変わったり、スキルがレベルアップしたりしていきますよね。それをきちんと記入していけば、就活時のスカウトも有利になると思います」

自分で設定した将来像に向かって積み上げてきたものを、就活の時期になって無駄なく活用する。それは従来の「就活のために慌てて自己分析をする」という就活のありかたを根本的に覆す、斬新で画期的なアイデアと言えるでしょう。

また、企業と学生のコミュニケーションには、チャットを取り入れています。一般の就活ナビサイトはメールボックスをコミュニケーションの手段にしていますが、それでは一方通行になりがちです。

チャットであれば、コミュニケーションのハードルが低く、簡単に日程調整ができたり、企業の人事担当者に自由に質問したりできます。細やかなところまで、すべて学生がストレスなく使いやすいように計算して設計しているのです。

初めて組んだ社外パートナーとのタッグ、徹底的にこだわったデザイン

▲アカリクSCOUT紹介動画

サービスの構想が固まった段階で「学生が使いたくなる」をコンセプトにデザインの構想も同時並行で進めていきました。「徹底的にデザインにこだわりたい」という強いコンセプトがあったアカリクSCOUT。そこで目を付けたのが海外の就活サイトです。

鬼頭「日本の就活サイトはどれも似通ったデザインで、情報自体も多すぎる傾向があると感じていました。アカリクSCOUT自体が就活の無駄を省く革新的なサービスですから、デザインもこれまでにないような目新しく、そして美しいデザインにしようと考えていたんです」

そこで、タッグを組むことにしたのが、海外事例に強いデザイン会社Tacchi Studios。偶然にもTacchi Studiosは、アカリクから徒歩10秒の場所にオフィスを構えていたのです。Tacchi Studiosとアカリクは別々の会社ではありますが、まるで隣のビルにいる同じ会社のチームと一緒に作業を進めているようでした。

外部のパートナーに開発を依頼する場合、まず依頼側が細かい分析をして、仕様書を全部整えてから開発をお願いするかたちが一般的なところ。しかし、Tacchi Studiosとアカリクはプロダクトを一緒につくりながら改善していくという、二人三脚のかたちでサービスをつくりました。

とくに初期段階の調整は難しく、これまで開発は社内のみで進めてきたアカリクにとって、社外のパートナーと協働すること自体が大きなチャレンジでした。そこで大きな役割を担った市川はこう振り返ります。

市川「協力いただいた外部パートナーとのコミュニケーション、社内でもエンジニアチームや運用担当者も含めて、全方位とやりとりしながらプロジェクトを進めていきました。入社してすぐの参画でしたが、ITエンジニアとしてプロジェクトのディレクション業務を担っていた経験も活かしながら、困難を乗り越えて進めていくことができたと思います」

多様化する就活を個人個人の要望に合わせて最適化する

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▲プロジェクトのミーティング風景

就活の進め方が多様化している今、アカリクSCOUTの未来を私たちはこう考えています。

鬼頭「さまざまな要望を取り入れ、実現していくことでサービスが広がっていく可能性があると考えています。就活ナビサイトのように『登録だけはした』という使い方ではなく、アクティブに動きたい人たちだけがアクティブに参加し、実際に人材をすぐに採用したい企業だけがそこにいる。そうしたサービスに育てていきたいと思っています」

新しいサービスというものは、リリースすれば終わりではありません。就活の無駄を省いていくことが目的ですから、就活のそれぞれのプロセスで必要となる作業や手間をどう改善していくか。そこを考え抜いて、さらにサービスを育てていかなければなりません。泥臭く、面倒なことも、継続していく。そうした姿勢は、就活の最適化を目指すアカリクの使命でもあります。

市川「アカリクSCOUTが軌道に乗れば運用を現場に任せ、また次の開発をスタートします。私は新規事業本部に所属していますが、サービスをひとつつくって終わりではありません。もちろん、新しく開発するサービスがすべて成功するわけではありませんが、就活の無駄を省き、なりたい自分になるために最適なサービスを生み出し続け、それを成功させていきたいと思っています」

アカリクSCOUTの成長とともに、さらなるキャリア支援に挑戦し続けるアカリク。サービスの未来像を描きながら、市川はすでに新たなプロジェクト開発に着手しようとしている。鬼頭はアカリクSCOUTをさらに発展させるためにサービスを育てる役割を担っていく──

就活全体の最適化を目指すアカリクはこれからも、大学院生(修士・博士)、院卒社会人、ポストドクター、研究者のキャリアサポートにまい進していきます。

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