携帯販売員からスタートさせた営業のキャリア

▲キャリアのスタートは地元和歌山県のテーマパーク

西がはじめに務めたのは、地元和歌山県のテーマパークでした。当初、地元を出ることに漠然とした怖さを感じていた西ですが、社会人となったことでその意識が変わっていきます。

西 「主に飲食の接客をやっていました。それはそれで学びがある仕事ではあったのですが、次第にもっと自分の視野を広げたいと思うようになったんですね」

西がいう視野とは、仕事に限ったものではなく、社会人として生活をしていく上での知識と呼べるようなものでした。

西 「昔から女性は家電製品やインターネットなんかに弱いというイメージを持っていたのですが、私自身、就職してからも苦手意識があったんです」

転職先に選んだのは家電量販店でした。最初はレジ打ちなどの接客が中心でしたが、店長から声をかけられ携帯キャリアの販売スタッフへと転向します。

西 「携帯キャリアの販売に関わって、通信業界などに関する知識も身に着けることができました。

これまでにない経験を重ねることで、成長意欲がどんどん高まっていきました。そんな中で、家電量販店の別店舗へ派遣として異動できると知り、もっと経験が積みたいと思ったんです」

異動先は大阪でした。地元を出る怖さよりも、自分が成長できる環境に飛び込みたい、そんな思いが西の中で強くなっていたのです。

しかし成長に対する意欲が強かっただけに、実際に入ってみるとやりたいこと、実際できることのずれを感じたといいます。

西 「大型の家電量販店内の店舗だったので、人数規模がまったく違いました。できる営業マンもいて、その人のもとで学ぶこともできました。数字を取りに行くという意識が強まりましたね。

ただ、職場の雰囲気は女性に開かれた感じではなかったんです。若い女性が早期に辞める傾向にあったこともあり、営業は男性がするものという風潮があったんです」

派遣社員という立場でなかなか意見も言い出しづらく、また将来のことも改めて考えた西は、正社員としてイチから営業を学びステップアップできる環境を求め、転職すること決意します。

AIGATEに感じとった成長を応援する雰囲気

▲入社前の面接の段階で「この会社が好きになる」直感が働いたという西 光流輝(写真中央下)

いくつかの企業の面接を受けた西ですが、AIGATEには「この会社が好きになる!」という直感が働いたといいます。

西 「応募した段階で『うちの営業は、男性が多いよ』と忠告のように伝えてくる企業が多かったですね。『女性もいるけど、主に事務として置いている』とか。その言い方が寂しいと思いました。

女性の活躍の範囲を限定しているような気がしたんです。しかし、AIGATEは私自身のキャリアについて話を聞いてくれて、『どうなりたいのか』という軸で面接をしてくれたんです。AIGATEでキャリアを築いていく自分が想像しやすかったんです」

また、AIGATEに同世代の社員が多かったことも選んだ理由のひとつです。

西 「AIGATEでは20代の方が多く活躍しているんですよね。今までの職場には、あまり同世代の人がいなかったので、同じ価値観やモチベーションを持った人たちと意見交換できることに期待がありました」

西は入社後、テレマーケティングを事業とする企業のコールセンターに営業として配属されます。すでに営業として一通りのスキルを身に着けていた西ですが、これまでとは違った環境から学ぶことも多かったといいます。

西 「これまで私がやってきた営業は、お客様と対面して行うものばかりだったんです。

しかし電話だけでお客様とコミュニケーションを取るとなると、声色だけで感情を伝えたり、相槌のタイミングも意識したりしなくてはいけなくて、独特な難しさを感じました」

最初のうちは自分なりにに試行錯誤していた西ですが、結果がともわないことに気付くとすぐに方針を転換。長年勤めているトップオペレーターに直接話を伺ったり、その人の営業トークのログをみて学習したりするようにすると、徐々に成果が出はじめました。

リーダーとして広がる視野

▲リーダーとして相談しやすい環境をつくるため、仕事以外の部分でもコミュニケーションも大事にする

西が配属された企業が取り扱う商材は、偶然にも西がそれまで働いていた携帯キャリアに関連するサービスでした。

これまで培ってきたノウハウが生かせる環境だったこともあり、入社わずか3カ月でリーダーを任されることとなりました。40人ほどのオペレーターをまとめる立場となり、これまでよりも高い目線で働くことが必要になっています。

西 「リーダーになったといっても、トップオペレーターの方ほど数字を出せているわけでないんですよね。

私に求められているのは、その人たち以上の結果を出すことではなく、どうやって組織をまとめるのかということだと理解しています」

まずは、部署の雰囲気をよくすることを目指し、ヒトへの気遣いを今まで以上に意識するようになったといいます。

西 「お客様と会話するとき、電話越しではなかなか解消できないお悩みや、難しいご相談をいただくことがあります。

オペレーターもどうしたってストレスを抱えてしまうと思うので、それをいかに発散をしてあげられるか考えるのが私の役割だと思うんです。リーダーとして大事なのは、まず気配りですね」

一人ひとりのオペレーターが抱える悩みを吸い上げ解消することが、数字を伸ばすことにも直結すると西は考える。

相談されやすいリーダーとなることを目標に、ときに職場だけでなく、仕事以外の部分でもコミュニケーションを取るようにしています。また、その一方で、一人ひとりの成績をしっかりと把握してもいるといいます。

西 「私自身、オペレーターをしていたときは自分の数字を記録していました。ただ自分の数字だけを眺めていても、日々の成績にムラが出る理由はなかなかわからないんです。

他の人に相談をし、他の人の数字を見せてもらって初めて問題が見えてくることを経験しました。

だからこそオペレーターの方とは、数字を基準としてコミュニケーションも取っていて、競争を目的にするのではなく、それぞれが成長できるようなアドバイスをするよう心がけています」

AIGATEで見つけた課題と夢

▲AIGATEの事業をもっと拡大するためにも、個人のスキルも高めていきたい

リーダーとしての経験値を積み重ねるほどに、西には新しい課題も見えてきました。

西 「今までは、自分の数値や、自分の成長を重視した考えで仕事をしてきました。しかし、リーダーになると自分以外の人のモチベーションを高めることも考えなくてはなりません。

20代から50代まで幅広い年代のオペレーターがいて、一人ひとりコミュニケーションの取り方は異なりますから、なかなか難しいと感じています」

西は、出向先だけでなくAIGATEでもリーダーを務めているため、出向先や業務内容が異なるメンバーのマネジメントも任されています。試行錯誤の連続ではあるものの、リーダーになった初期と比べると次第にコミュニケーションのコツがつかめてきたようです。

西 「たとえば1日にいくつもこちらから指摘をするより、ポイントを絞ってでも、自分で改善点を考えて決めてもらうほうが、その人の数字につながることがわかってきました。

他の人から教わったことや情報を受け入れて、それを実践していくことで、成績につながります。そういう小さな成功を積み重ねるサポートをすることで、一人ひとりのモチベーションもあがっていくんだと思います」

こうしたリーダーとしての経験が、改めて自身のキャリア形成の後押しになっていることを西は実感しているといいます。AIGATEでどんなことがしたいか、朧気ながらもイメージがわいてきています。

西 「出向先の企業だけでなく、AIGATEをもっと好きになって、会社に貢献したいとメンバーが思ってくれるような環境づくりをやっていきたいと思うんです。

どうしても出向先の業務をメインとして考えてしまっているところがあるので、まずはAIGATEの中でもっとメンバーが自分から発言できる機会、環境をつくっていきたいです。

私自身、グローバルにAIGATEの事業を展開していきたいといった夢も持つようになりました。そのためにはAIGATEの組織としてもっと成長する必要があると思うんです。

もちろん、個人としても語学にいろんな資格など、役立つものはいろいろ吸収したい。まだまだ成長をつづけなくてはいけませんね」

西はAIGATEで営業スキルを伸ばすだけでなく、リーダーとしての素質を開花させました。キャリアのフェーズが変わったからこそ、描く未来は大きく、より具体的なものになりつつあります。