アマゾン、アクセンチュア、そしてアンカー・ジャパン。事業戦略の策定に携わる若きエース

アマゾン、アクセンチュアを経てアンカー・ジャパンへ入社した芝原航は、20代ながら事業戦略の策定に携わっています。なぜコンサルティングファームから外資系事業会社への転職を決意したのか。過去培ってきた経験を、どう活かしているのか。着々とキャリアアップを重ねてきた芝原の現在地をご紹介します。
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よりイノベーティブな環境へ──最大手EC企業、外資系コンサルティングファームを経てアンカー・ジャパンに

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アンカー・ジャパンの事業戦略本部で戦略企画チームの統括マネージャーを務める芝原航。2019年時点で29歳という若さながら、早くも事業戦略の策定という会社の中核をなす業務に携わっています。

若くして会社の中枢を担っている背景には、彼の華々しいキャリアがありました。

大学を卒業した芝原は、新卒でEC大手でGAFAの一角・アマゾンに入社。頼んだ商品がすぐに届くというアマゾンのブランド価値を支える物流の部署で、倉庫のマネジメントに携わります。商品を管理する現場は、24時間稼働。現場と一体となり、様々なデータに基づきスピーディに現場を最適化していく仕事に、約3年間従事しました。

その後、より視野を広げ、様々な業界・企業の課題を知りたい、ビジネススキルを効率的に磨きたいという思いから総合コンサルティングファームのアクセンチュアへ転職。コンサルタントとして、限られた時間と情報の中で、いかにバリューを発揮できるか試行錯誤しながら論理的思考力を養いました。

アクセンチュアに転職して約2年が経過しようとしていた頃、SNS経由である企業から入社の誘いが届きました。それが、アンカー・ジャパンでした。当時の芝原は、コンサルティングという顧客に寄り添いながら問題解決を支援する仕事にやりがいを感じていたものの、自分自身でリスクを背負い、最良の解決策を自ら作り出す世界に足を踏み入れたいと思い始めていました。

芝原「アマゾンにいた頃は、いろいろなプロジェクトが進行していて、失敗するリスクも考慮したうえでまずは走り出してから考えるという点も重視されていました。しかしコンサルはリスクを最小化し、お客様に最善策を提案するという職業上、走りながら考えるという手法はなかなか取れません。
その点、外資系でまだ若い事業会社であるアンカー・ジャパンであれば、個人の裁量権が大きく、スピード感も非常に早いため、リスクを評価した上である程度確からしいからやってみようという挑戦ができると思いました。よりイノベーティブな環境に身を置いて、リスクを背負って物事を選択する力を身につけたいと思い、2度目の転職を決意しました」 

こうして物流のアマゾン、コンサルのアクセンチュアを経験した芝原は、次のステージとしてアンカー・ジャパンを選択。ここから、今まで培ってきた経験を活かして奮闘する日々が始まりました。

現場重視とロジカルシンキングで、SCMと事業開発を担当

アンカー・ジャパンへ入社した芝原がまず配属されたのは、リテール事業。SCM(サプライチェーン・マネジメント)担当として、在庫予測や管理、倉庫運用の仕組みづくりを推進しました。

創業当初よりEコマースでの販売をメインとしていたものの、リテール事業のシステムが整っていなかったアンカー・ジャパン。特に日本の物流システムは複雑で、パンドラの箱と例えられるほど未知の世界でした。芝原は、必要在庫予測のロジックづくりや在庫管理の精度をいかに高めるかということに苦戦しました。

しかし、ここでアマゾンで積み重ねた物流の経験が芝原を支えてくれたのです。 

芝原 「数字だけを見て想像力を巡らせても仕方がないので、まず現場で何が起きているのかきちんと理解するというのが、アマゾンで学んだことです。そのためアンカー・ジャパンでも、生産性が低下していると数字が示したときはきちんと現場に赴き、起きている状況を理解することを徹底していきました」

環境が悪く作業効率が落ちているのか、スタッフのトレーニングが間に合っていないのか。数字を見るだけではわからない生産性低下の理由を自身の目で見て確認し、適切な対策を施すことで正確な在庫管理につなげました。

そして入社からわずか2ヶ月後、新ブランドの立ち上げ担当に任命された芝原。SCMを継続しつつ、兼務で事業開発にも携わることになりました。 

半年で新しい製品をローンチしなければならないという強い方針があったため、ブランドコンセプト設定やプロダクト開発支援、マーケティング施策の実施といった新ブランドの立ち上げを一貫して行うことに。 

それまで主に芝原が携わってきたのは、物流とコンサルティング。新ブランドの立ち上げははじめての経験だったので、手探りで進めていく感覚がありました。 

芝原 「ブランドの立ち上げは、すごく泥臭いんだなという印象を受けました。何もないところに限られた時間で仕組みをつくらなければならないので、とにかく手を動かしながら同時に頭をフル回転させて前に進めていく必要があり、それが大変だと感じましたね」

とはいえコンサル経験者の芝原にとって、ロジックを積み重ねて合理的に解決策を導き出すのはお手のもの。中国本社と協業しながら、構築した仮説に基づいてマーケティング施策を実施し、無事半年で新ブランドを立ち上げました。

ファクトに基づいた主張に加え、 Win-Winな結果をもたらすために相手の得を考える

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新ブランドを立ち上げてからは、セールスを伸ばすためのマーケティング活動が待っていました。芝原は顧客満足度向上と製品戦略の立案のため、消費者のフィードバックや競合製品を分析。その結果に基づき、どのように製品を改善し、今後どのような製品を販売すべきか、本社メンバーとディスカッションを重ねました。

製品の開発を担当するのは、基本的に中国本社。日本側の関係者とのあいだには、品質に対する認識に大きな差がありました。 

芝原 「日本では、品質の高さを重視しますよね。だからたとえば中国ではクオリティがレベル50で良くても、日本ではレベル100のものを提供しないといけない。
日本で製品を販売するのであれば、品質には徹底的にこだわらないといけません。それを本社に理解してもらうため、根気強くディスカッションしていました」

異なる国であれば、価値観が違うのも当たり前。相反する意見が生まれたときに芝原が心がけているのは、相手の立場になって考えることです。

芝原 「自分たちにとって得になることであれば、その人はやらないはずがありませんよね。だから相手の利益がどこにあるんだろうと考えて、結果的にwin-winになることを目指しています。これをした方が結果としてあなたにとっても得だよねというのを、わかりやすく説明するのが大事だと思いますね」

ファクトに基づいてやるべきことを考え、相手の得をイメージしつつ適切に主張する。常にwin-winな結果をもたらすことを意識している芝原だからこそ、アンカー・ジャパンの成長に貢献しているのです。

自分の主張が事業となるアンカー・ジャパンで戦略企画を

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その後芝原は、事業戦略本部の戦略企画へ異動。それぞれ戦略を持ち、目標に向かって進むセールスやマーケティング各チームを尊重しながら、アンカー・ジャパンとして進むべき方向性を明確に定める役割を果たしています。

芝原は、戦略企画が行なうべき3本柱を掲げています。それが事業の見える化、事業戦略の深掘り、そして事業拡大です。 

芝原 「組織が大きくなってくると、内部の分析プロセスや数字などがどんどん見えづらくなってしまいます。事業を数字により見える化して、みんなが必要なデータにアクセスできる状況をつくり、組織が大きくなっても非効率性が広がらないようにしたいですね。
そうして土壌を整えたうえで、事業戦略をもっと深掘りしていきたい。そこから事業を既存の延長線上ではなくさらにジャンプアップさせるため、どこにフォーカスして拡大を図るかについても考えていきたいと思います」

SCMや事業開発を経たことで芝原が感じているのは、過去の経験が明らかに活きているということ。特にコンサルで磨いたロジカルシンキングは、アンカー・ジャパンで仕事をするうえで常に発揮されていると実感しています。

芝原 「コンサルは、合理的に考えた結果としての最適解を提供して問題解決を支援する仕事ですが、どれだけ当事者意識を持って良い提案をしようと、最終的にやるかどうか選択するのはクライアントです。良いとか悪いとかではなく、最適解を導き出す能力とそこからリスクを取って選択する能力は違う。僕はもう一度事業会社に戻って、自分自身の選択によって事業を動かす能力を磨きたいと考えました。
アンカー・ジャパンでは、合理的に物事を考えられていれば稟議プロセスはきわめてシンプルです。わざわざ稟議書やメールを書かなくても、代表を呼んで話せばその場で事業が決まることもある。これはこういう理由で必要だからやるべき、とロジカルに考えられる方であれば、自分の意見や選択が事業という形になるのを実感しながら仕事ができると思います

第三者の視点から最善策をアドバイスするのではなく、当事者として考え、戦略を実行していける。さらに外資系事業会社ならではのスピード感で、次々と新事業に携わることができる。

そんなアンカー・ジャパンに魅力を感じ、若きエースはこれからも己の力を存分に発揮していきます。

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