分からないから楽しい。大事なのは、やりたい!学びたい!という気持ち

株式会社エーピーコミュニケーションズ(以下、APC)に新卒で入社し、ITエンジニアになって1年となる大杉希望。大学では数学を専攻しITとは縁のなかった彼女は、なぜITエンジニアになったのでしょうか。学生時代から学ぶことが好きだった大杉が、今~未来をつなぐ人生プランについて語ります。

無知より知ったかぶりの方が怖い、分からないことは恥ずかしがらずに聞く

▲2018年新卒として入社した大杉希望

2019年2月現在、私はネットワークエンジニアとして既存のネットワーク環境のリプレイス(古い機器から新しい機器への置き換え)のため、160台のルーターとスイッチの入替えを行っています。

お客様先に訪問して要件を確認し、設計書を作成、問題ないか検証・ダブルチェックを重ねる、これが今の私の業務です。

検証というのは、ネットワーク機器が設定したとおりに動作するかを確認する作業です。

今回は、単純に新品と交換するのではなく新しい機種と交換するので、この機器が本当に期待した機能を持っているのかを確認したり、数十台のネットワーク機器をケーブルで繋ぎ想定どおりに通信できるかを確認したりします。今回は台数も多かったので、先輩と二人がかりで2カ月かかりました。

初めてお客様先に同行したときはとても緊張していてまったく発言できませんでしたが、自ら検証作業を行っていくなかで知識がつき、最近ではお客様に自分から考えや意見を伝えられることが増えてきていると実感しています。

また、チェッカーとしての役割も担っており、チームメンバーが作成した設計書にインプットとアウトプットが正しく反映されているかと何度もチェックを行います。

何時間もかかる作業ですが、ミスが見つからなければ「よかった、この設計書で間違いはないんだ」とチームの業務に対する自信の一つになり、万が一ミスを発見したとしても「よかった、お客様に出す前にミスに気付けた」と次のモチベーションにつながる……こうした責任ある大事な一連の流れに関われることに、とてもやり甲斐を感じています。

仕事をするうえでの心がけとしては、「これは知っていることか、知らないことか」自分にも周りにも『うそをつかない』ようにしています。一緒に仕事をする先輩達には「あたりまえ」でも、私にはまだ分からないことがたくさんあります。知らないことを黙ったままでいて、「知っている前提」で話が進んでしまうことが怖いので、分からないことは分からないと恥ずかしがらずに聞くようにしています。

チームの仲もとても良くて発言しやすい環境なので、なんでも言えるお兄さんがいっぱいできた感じです(笑)

偶然出会った「自由で楽しそうなIT業界」

▲大学での数学の研究風景。講義を録音して通学時間に聞いていたくらい、数学が大好きでした。

APCに新卒として入社していますが、実は高校卒業後に就職して営業事務をしていました。その頃に『夢をかなえるゾウ』という本に出会い、自分の人生を見直す機会がありました。

責任のある仕事も任されていて十分充実した日々ではありましたが、この本を読んで「おばあちゃんになったとき、やらなくて後悔することは何だろう……」と考えたときに、「大学に進学してもっと数学を学びたい!」という強い思いが生まれ、大学へ進むことを決意。最終的には大学院まで進みました。

学生時代は勉強できることがとても嬉しくて、授業が楽しくて仕方ありませんでした。部活もアルバイトもしていましたが、当時一番がんばったことは「勉強すること」だったと自信を持って言えます。でもなぜか同じ大学の友人からは「学生時代は遊びほうけてたよね」と言われています(苦笑)。

就職活動をはじめるにあたって自分の価値観を見直してみようと、ライフラインチャート(これまでを振り返り人生の満足度を見える化するグラフ)を書いてみました。

それを見て気づいたのは、自分のモチベーションが一番高かったのは「勉強をがんばっていたとき」だということ。なので、「学習できる環境が整っている会社を選ぼう」と決めました。

業種に関しては、最初に考えたのは数学が活かせそうな金融関係でした。しかし、働く自分を想像したとき楽しそうなイメージがつかず……そんなとき、IT Job Festa(IT業界に特化した合同企業説明会)に参加したことがきっかけとなり、ITに興味を持ちました。

当初、「IT業界は専門知識が必要でハードルが高い」と思っていたのですが、企業説明会に参加し話を聞くうちに、日常の生活をより便利にしていくためのさまざまなものをつくり、支えているITに『常に変化していくITって面白そう!』と感じ、ITエンジニアの道を目指すことを決めました。

APCに入社を決めたのは、企業内大学としてウィキペディアに載っている会社であることや、オフィスに伺ったときに自由で楽しそうな環境だと感じたことも魅力的でしたが、なにより、社長の「やりたいことは理由がどうであれやるんだ!」という姿勢と「今の日本のITの構造を変革する」という熱い思いに共感して、入社を決意しました。

自分のやる気次第!知識がなくても挑戦できる

▲入社に受けた実機研修。初めて尽くしでしたが、チームメンバーと一緒に乗り切りました。

APCに入社して驚いたことは、年齢に反して皆さん見た目が若くて、オフィスも人も明るい印象を受けたことですね。もっと疲れきったおじさんばかりかと思ってました(笑)

最初の3カ月の研修は、ITの基礎知識をゼロから学ぶ座学、業務をイメージした実機を使っての研修、計画的な資格取得などがあり、同期メンバーと協力し合いとにかく色々やりきりました。特に実機研修は、2チームに分かれて実際のネットワーク機器やサーバを使いながら課題に取り組んでいくのですが、みんなでひとつの目的を目指して色々な課題に取り組むのは、技術だけではなくチームビルディングの勉強にもなりました。

部署への配属後は、技術的な知識よりも主体性を持つことが求められました。

この部署では、「自分で考えて自分なりの答えを出せるようにする」という教育方針があり、常に「あなたはどう考えてるの?」「どうしてそう考えたの?」と質問されます。

たとえば何かうまく行かないことがあった場合なら、これまでのプロセスを説明して「自分ではこうだと思うんですが、こうなってしまいます」と伝えないと、質問を俎上にのせることができません。最初のころは知識も乏しく、チームメンバーに自分の考えをうまく伝えることができず「なんで分かってくれないんだろう……」と悩んだ時期もありました。でも、そんなときは先輩が親身になって話を聞いてくれました。

そのとき先輩が「敵味方で物事を考えると全か無かになってしまう。今自分にできることが限られている分、その人がいるからこそ上手く回っている仕事があるんだよ」というアドバイスをくださり、相手への感謝の気持ちが薄れていたことに気づきました。あのときの自分に反省ですね。

学んできた分野が違う私ですが、それが足枷になっていると感じたことはなく、むしろ知識がないからこそ新しいことを学べるのが楽しいです。

「IT業界に興味はあるけれど、自分には難しいかな」と感じている人たちに伝えたいのは、「やる気さえあればハードルはそう高くはないよ!」ということ。興味が向く自分の心に素直に向き合えば、たとえ知識ゼロでもAPCは挑戦できる環境だと思います!

「技術」「語学」「会計」――目指すのは3本槍を持つエンジニア

ITエンジニアになってもうすぐ1年が経ちます。

今はまだ先輩方にサポートしていただいていますが、あと1年以内には一人でお客様との打ち合わせに行き、そこで得た情報を正しくアプトプットできるようになっていたいです。

そして5年後に目指すのは、技術と語学と会計の3本槍を持ったエンジニア。

学生時代に簿記2級を取っていて、他のエンジニアより会計に対する知見があることが自分の強みなので、この強みをさらに磨くべく日商簿記1級の取得をめざしています。

また、ゆくゆくは海外でも活躍できるようになりたいので、語学に関してはTOEIC 800点が目標です。

とはいえ、1年後のあるべき姿を実現するにはもっと技術力を上げなければならないので、今はCCNP(ネットワーク機器メーカーCisco Systems社による技術者認定資格の一つ)の取得を目指して勉強中です。

入社当初は休日も仕事のことを考えてしまいがちでしたが、最近は仕事にも慣れてきてお休みの日は夫と一緒にフットサルをしたり趣味の手芸をしたりして、プライベートとのバランスも取れるようになってきました。

目指す目標は低くありませんが、家族もこの目標を応援してくれているので、仕事と将来に向けての自己啓発とプライベートという3本柱のバランスをうまく保ちながら、どんどん成長していけるようがんばりたいと思います。

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