ネイルを通して女性に元気と自信を! ダッシングディバ代表取締役・池田麻季の挑戦

ニューヨーク発祥のネイルサロン「DASHING DIVA」を日本国内に40店舗(2018年7月現在)展開するダッシングディバ インターナショナル株式会社。一般企業の事務職からネイリストへと転身し、その後もキャリアアップを続けてきた代表取締役・池田麻季の成長と成功の裏側に迫ります。
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夢を叶えるために、働きながらスクールで学ぶ日々

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▲ダッシングディバ インターナショナルの代表を務める池田

大学を卒業した池田は、一般企業の事務職としてキャリアをスタート。ネイリストになる夢を叶えるためにまずは就職し、そのかたわらスクールで技術を学ぶ道を選びました。

池田 「子どもの頃から絵を描くことや細かい作業が好きでした。自分にしかできない、やりがいのある仕事は何だろうと考えた時、絵のセンスや手先の器用さを活かせる、そして目の前の人に喜んでいただける“ネイリスト”という選択肢が自然に浮かびました。
 
ふとした時に自分の指先を見て、きれいだな……って感じられると、なんだか心が満たされて癒されますよね。そんな日常の中の幸せを女性たちに届けられればと思ったんです」

池田が入学したのは、業界でも名の知れた老舗のネイルスクールでした。全国大会でグランドチャンピオンを獲得したネイリストたちが講師に名を連ね、その技術レベルの高さには定評がありました。

現在では、ジェル状の合成樹脂を爪に塗り、専用のLEDライトで固めて仕上げる「ジェルネイル」が主流になっていますが、当時は「スカルプチュアネイル」が主流でした。

「スカルプチュア」とは、自爪の上にアクリルリキッドとパウダーを混ぜたものを載せ、爪の長さをつくり出す技術のこと。爪を美しい形に整える造形センスと、手早く形を整えるための高度な技術が求められます。

2年間のスクール経験で池田は、そういった技術を学びながら講師陣の姿勢やトップレベルの作品にも触れ、おおいに感化されたといいます。

ネイルスクールを卒業した池田は、個人経営のサロンでネイリストとしての第一歩を踏み出します。

池田 「そのサロンは指名料をいただかないシステムでした。つまりお店に出た瞬間から、お客様にとっては新人もベテランも同じ。だからこそ、新人であろうと、先輩方と同レベルの技術を提供しなければいけません」

担当したお客様からは必ず1カ月後のご来店予約をいただく。これは池田が自分に課した目標です。厳しい現場の中で高い目標を設定し、仕事と練習に励んだことで、 ネイリストとしての腕はおのずと上がっていきました。

店長経験で芽生えた“育てたい”という想い

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▲「スタッフ一人ひとりがブランド」と語る池田。ネイリストからの信頼も厚い

2004年、池田はダッシングディバ インターナショナルに入社。入社後まもなくして店長任務のオファーを受け、汐留店オープニング店長、そして表参道店店長、その後は全スタッフの教育を担う機関である「ダッシングディバ ネイルカレッジ」の講師を歴任しました。

カレッジでは、新人スタッフの研修はもちろんのこと、スタッフ全員が自身のスキルアップのために、いつでも任意研修でサポートを受けることができ、最新の技術を学ぶことができます。

池田 「技術力と接客をマスターするには、毎日の練習もいとわない熱意が必要ですが、実は教える方にも熱意って必要で。当時は前職で自分が培ってきた技術力と接客の心得を余すことなく伝え尽くすつもりで、全力で生徒に向き合っていましたね」

その後、より質の高い“教育”を追求するために、池田は一旦ダッシングディバインターナショナルからの退社を決意。他企業のネイルスクール講師を務めたほか、スクールの立ち上げにも参画します。認定講師の資格を取得したのもこの頃でした。

池田 「学生たちにとっては、講師である私がいわばお手本。いつでも最新・最高の技術を私から見て学んでもらえるようにと、私自身も技術を磨く努力は欠かせませんでした」

そして、どれだけ技術力があっても教え方が下手では講師失格、と続けます。

池田 「授業では毎回、学生たちにプレゼンテーションする気持ちで教壇に立っていました。“伝える”にとどまらず“伝わっているか”にこだわって、技術をプロセスごとに分解して具体的な言葉での説明を心がけました」

成長するにつれて、できることは大きくなっていく

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▲池田がオープニング店長を務めたDASHING DIVA汐留店

2010年、池田は再びダッシングディバインターナショナルに入社。池田が再入社した当時、会社は店舗拡大の計画に対してスタッフの採用・教育が追いついていない状況でした。そこで、講師の資格を持つ池田に声がかかり、教育と採用を命ぜられることとなったのです。

池田 「一人前のネイリストに成長することで、お客様に質のいい施術とサービスを提供できるようになり、それが自分の喜びや評価・報酬として返ってくる。そんな好循環を生み出していきたいと思っていました。
また、人生の中でも仕事に費やす時間は長いので、『仕事を通してネイリストとしてだけでなく、人としても成長していってほしい』。そう考えながら、当時は仕事に臨んでいましたね」

その後、かつて立ち上げを手がけた汐留店店長から、地域の複数店舗を統括するエリアマネージャー、人材教育・採用部門専任のマネージャー、そして事業部長を経て、2015年には代表取締役に就任。入社からわずか5年で、全国にサロンを展開する企業のトップへと上り詰めます。

池田 「人員充足や研修などで評価をいただいたことがきっかけで、前代表が退任するタイミングでヒューマンホールディングスの社長・佐藤から任命され、代表取締役を引き継ぐことになりました」

最初はネイリストとして目の前のお客様を笑顔にして差し上げられることがただただ嬉しかった、といいます。

立場や任務が変わるにしたがって、役割や責任が増え、できることの規模感が大きくなるにつれて『技術力の高い施術とサービスをより多くのお客様に提供したい』そして、『そのためには多くのネイリストを育てたい』と池田の目標も変化していきました。

一方で、時代や自分の立場が変わった今でも、変わらないものがあります。

池田 「多くのネイリストを育て、たくさんの店舗を展開することで、より多くのお客様に満足いただけますから。“お客様に喜んでいただきたい”という原点は、今も変わりません」

初心を忘れず、成長を求め続けることで道は開ける

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▲オリジナルデザインの豊富さが魅力。気軽にネイルを楽しんでほしい

数あるネイルサロンの中でDASHING DIVAならではの魅力として、池田は「オリジナルデザインの豊富さ」を挙げます。シーズンごとに発表される最新デザインに加え、各店舗ではその店限定のシークレット・デザインを取りそろえています。

池田 「ネイルのデザインは無限で、まだまだ発展の余地があると思います。海外ではネイルサロンが身近な存在で、女性たちは日常的にネイルアートやネイルケアを利用しています。日本でも幅広い層のお客様がもっと気軽にネイルを楽しんでいただけるよう、通いやすいサロンにしていきたいですね」

これから新社会人となる人には「常に目標を持って目の前の仕事に取り組んでほしい」というメッセージを送りたい、という池田。

池田 「目標を意識するかしないかで成長スピードは大きく変わるからです。やりたいことやなりたい姿をはっきりさせる、その差を埋めていくにはどうすればいいかを考え、実行していく。
目標を達成して成長すると、次のチャンスが訪れます。日々頑張っている姿は、必ず誰かが見てくれているからです。私自身、まさか自分が社長になるなんて思ってもいませんでしたから」

どんなに好きな仕事でも壁にぶつかることはあります。

池田 「そんな時は『なぜ、自分はこの仕事を選んだのか?』という初心を思い出してみてほしいですね」

情熱的に努力を継続できるほどの夢と、いつでも立ち返ることのできる自分の原点を見失わないでいること。それこそが池田の成功の秘訣。ダッシングディバインターナショナルのトップとして、スタッフや顧客も含め、すべての頑張る女性たちに元気と自信を与えるために、今もなお池田の挑戦は続いています。

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