現場に寄り添う管理部門として エイベックスの企業成長に貢献するために

経理や法務と聞くと、“守りの職種”というイメージが強いかもしれません。しかし、“Really! Mad+Pure”をタグライン(企業理念)に掲げるエイベックスでは、そうした常識とは一線を画する人材が活躍しています。現場を見つめ、寄り添い、支える。そんなエイベックスのコーポレート経理法務グループの想いを紹介します。
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経営を見つめ、企業の発展に貢献する “経理”という仕事の魅力

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▲経理法務本部コーポレート経理法務グループの野村 知栄

「人生100年時代」を迎えた今、“学び”の機会や期間を年齢や学校で区切る必要はなくなりつつあります。何歳でも、どこに所属していても、何をしていても、常に学び続ける姿勢と行動にゴールはありません。

ただし、そのスイッチを入れるきっかけは人それぞれです。

一冊の本との出会いで人生が変わったという人もいれば、留学先での異文化交流が価値観を一変させたという人もいるでしょう。

エイベックス株式会社の経理法務本部コーポレート経理法務グループでゼネラルマネージャーを務める野村 知栄にとっては、身近な大人の姿──父親の背中を見て育った幼少期が、始まりでした。

野村 「父親が食品関係の卸問屋を営んでおり、幼いころから商売を身近に感じて育ったんです。私自身は自営業への志向よりも、企業に勤めて商売を学びたいとの希望が強く、大学では商学部の商業貿易学科に入学しました」

新卒で入社したのは中規模の装置メーカー。そこで野村は経理担当を務めることになります。

野村 「これまで経理を学んだことはなかったものの、次第に経理という仕事に大きな魅力を感じるようになりました。経理というと、数字や計算というイメージが強いかもしれません。しかし経理の本質はもっと深く広く、いわば会社全体、経営全体を見ることだと思っています」

たとえば、交際費の抑制を発信すること。表面的には厳しい通達のようですが、裏側には確かな数値に裏打ちされた理由があり、その先にある利益確保という企業経営の肝を果たすことにもつながっていきます。

原価の見直しなどの提案も、経理発信で行うべき全社への働きかけのひとつ。「会社全体の動きをしっかり見て、理解している経理だからこそできる」という野村の言葉からも、経理という仕事のダイナミックさを感じられます。

実務を通じてさまざまな経験を積んでいく中で、野村の胸にはある想いが芽生えました。

経理の道を極めていきたい……!

そして、よりチャレンジングな経験を積むために転職を決意します。

より自らを鍛え、伸ばせる環境へ エイベックスとの出会い

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野村が2社目に選んだのは、株式の店頭公開を控えていた不動産会社でした。

野村 「株式公開直前の企業で、上場に至る過程や準備を経験したいと思ったんです。上場準備となれば、当然ながら監査法人や会計監査の目が入ります。外部からチェックや指摘が入るので、経理に対しても正しさを厳しく確認される。その経験が自分のレベルアップにつながるだろう、と思っていました」

あえて厳しい道を選び、自らを挑戦の環境に置くことを選択した野村。

その経験をステップとして、さらに上を目指していく中で、成長への欲求はさらに高まっていきました。

野村 「非上場企業から株式公開を控えた企業に移ったので、だったら次はやはり東証一部上場企業だ……と」

とめどない向上心の先にあったのが、エイベックス。2000年ごろといえばまだ一部上場を果たしたばかりで、企業としても成長途上にあったころでした。

「この会社でなら、将来に向けた企業成長を経験できそうだと感じた」という野村の言葉には、常に視座を高く持とうとする気概が感じられます。

また、当時のエイベックスは、日本の音楽シーンにおいて大きなムーブメントを次々に生み出す存在でもありました。

野村 「こんなに大きなムーブメントを生み出す会社って、どんな会社なんだろう? どんなふうに働けるんだろう……という純粋な興味もありましたね」

そうした想いと縁が結びつき、野村は2000年にエイベックスに経理担当として入社しました。

現在、野村が所属するのはコーポレート経理法務グループ。エイベックスは持ち株会社として、多彩な事業を展開する各事業会社を統べる位置づけにあります。

野村 「コーポレートレベルでの経理と法務を管轄するのがわれわれの役割。たとえば、アーティストのファンクラブや ECサイトの規約に関する対応をするのが法務、一部上場企業として売上や利益など数字回りに関する業務を行うのが経理です」

約50名近くの大所帯では、それぞれがプロフェショナルとして専門領域を持って日々の業務にあたり、エイベックスの事業展開を下支えする精鋭がそろっているのです。

チャンスを広げるため税理士資格を取得 しなやかなスタンスで未来を広げる

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エイベックスに入社してからも、常に広く大きく自らの世界を広げる野村の姿勢に変化はありませんでした。

野村 「経理の道を究めたいとの想いがある一方で、目の前の実務以外にも幅広く経験を積まなくてはいけないと感じるようにもなりました。専門性を高めていくことと、自らの可能性や進む道を狭めることはまったくの別物だ、と」

そんな想いから着目したのが、税理士でした。

野村 「簿記一級や会計士などもありますが、仕事と両立しながら取得できると見込み、税理士を選びました。会計と税法の計 11科目から、必須科目と選択科目を合わせて 5科目。それらに合格すれば、晴れて税理士の資格を取得できます。もちろん勉強は大変ですが、仕事と並行していくためにも税理士が良いと思ったんです」

結果的に取得まで10年以上かかった、と野村。中長期的なキャリア形成の一環として考えていたからこそ「心が折れることはなかったです。今年は仕事に集中して、来年はしっかり勉強しようと割り切りながら進めたので」というクレバーなスタイルを貫けたのかもしれません。

2019年現在は税理士会のほか、任意団体にも所属。社外でのコミュニティや勉強会などにも積極的に参加しています。エイベックスでの業務に活用できる知識のインプットはもちろん、一個人としてのネットワークやスキルアップにもしっかりと注力しています。

野村 「自他ともに認める点だと思いますが、エイベックスは本当に変化に富んだ企業です。数年ごとに大きな組織変更や体制刷新を行っていますから。そんな中、経理や法務は別に変らないのでは?と思われることは少なくありません。
しかし、事業が変われば会計処理も変化しますし、売上や利益を上げるための方策も必死に考えます。法律や業界動向にもアンテナを張らねばならず、当然私たちも変化に追いつき、柔軟に対応する意識を常々大切にしています」

経理や法務といった職種の“お堅い”といったイメージとはまるで異なる野村のスタンスは、まさしくエイベックスの企業風土と呼応する部分なのかもしれません。

野村が追い求めるプロとしての姿勢、そして、エイベックスの企業成長に貢献する経理や法務とは、いったいどんなスタイルなのでしょうか?

攻めにつながる守りを果たす 頼れる管理部門としての発展を

エイベックス全体の事業を広く見渡し、経理や法務に携わる野村が大切にしているもの──それは、柔軟な姿勢と現場に寄り添う心です。

野村 「事業を通して売上と利益を生み出し、企業を成長させるアクセルは現場にこそあります。だからこそ、彼らの希望や挑戦意欲は柔軟に受け止め、ともに前進するサポートをしたい。もちろん、法律的に問題があればわれわれがストッパーとなりますが、現場の要望を頭ごなしに否定するようなことは絶対にしたくない」

サッカーでいえばボランチ的立場として守りを固めつつ、その中でもきちんと攻めにつながるパスを現場に出していく──。それが、野村のモットーです。

野村 「ビジネスで利益を出すには、いかに許容できるぎりぎりのリスクを見極めるかにかかっています。現場を見つめながら、そして守るべき部分は死守しながら、最大限の可能性を提示するのが管理部門の使命。私は、そうした挑戦を同じエイベックスの仲間として、当事者意識を持って進めていくのが好きなんです」

温度感のある関係を築きながら企業成長に貢献していきたいという想いが、野村が働き続ける大きな原動力。そこには、エイベックスならではの価値観も息づいています。

野村 「自由さと自己管理のバランス感は、部門を問わず大切なポイントではないでしょうか。エンターテインメント会社ゆえに、外部の方からはライトなイメージを持たれるケースが少なくありませんが、むしろ社員はみんなすごくきっちりとしています。
自由度が高く、斬新なことに挑戦し続けていくためには、働き方やモチベーションを自分自身でマネジメントできなくてはなりませんから。果たすべき責任をきちんと認識し、成果を出しながら、最大限の自由や新しさを楽しむ。それがエイベックス全体に共通する “らしさ ”なんだと思います」

企業の成長にゴールはありません。

事業展開や新たな試みをしっかりとサポートし、一歩上を目指し続ける管理部門でありたい。

現場と目線を合わせ、一緒に歩んでいく存在でありたい。

自分自身を含め、誰もが常に成長を実感できる組織でありたい。

「ゆるそうに見えて、きっちりしっかりしている会社ですから」と語る野村の言葉からは、エイベックスの管理面を支える屋台骨の一端を担う確固たる自負を持ち、今後も挑戦を続けます。

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