Webマーケティングの大衆化で、社会のあらゆるものを“問題解決”する

2004年に創業しWebマーケティングを軸に事業を拡げてきた株式会社ベーシック。ferretと新サービスferret Oneは、「社会のあらゆるものの問題解決を」という代表取締役・秋山勝の想いを具現化したものです。今回は、このサービスにかける想いをお伝えします。
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WHATではなく、WHYという視点で社会の共通項を見つけ出す

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創業以来、ベーシックは比較サイトやECサイトなど独自のWebマーケティング力を軸に、50を超える事業を展開してきました。そのなかで大事にしているのは「社会のあらゆる問題を解決する」ということです。

これを代表取締役の秋山は「問題解決とは穴をふさぐこと」と表現しています。道端にあいた穴を塞ぐように、その足りないものを補い、正常な状態に戻すことが問題解決。それは、秋山自身の思考の癖から気づいたことでした。

秋山「僕は常に“WHY”から入るんです。この“WHAT”ではなく“WHY”という視点があると、抽象化できる。どんどんレイヤーを上げて問題の共通項を見つけることができます」
“WHAT”はアウトプットが必要なときには大事ですが、これは専門家視点。物事が全部違うように見えて、共通項を発見しにくいという傾向があります。しかし、消費者代表として素人同様の視点で“WHY”を問えば、おのずと共通項が見えてくるのです。

私たちマーケター集団でさえ、わずらわしいと思うさまざまなWEB上の手法や行為を、万人が使えるものにしたいという発想が、ベーシックの事業展開の根底にあります。これを私たちは“Webマーケティングの大衆化”と呼び、ひとつの大きなビジネスゴールと捉えています。

問題の本質はWHYの視点から見えてくる

Webマーケティングの大衆化のひとつの解として開発したサービスferretのルーツは、2007年に誕生した「言葉を見つける検索エンジン」。当時は、Google検索時のサジェスト機能はまだ存在していませんでした。

あるとき、秋山は引っ越しをしようといろいろ検索していました。そこで、自分が知りたいことにドンピシャな言葉を持っていなければ、本当にほしい情報になかなか辿りつかないということに気づいたのです。

それからすぐに「言葉が重要になる」と考え、あらゆるキーワードを集めはじめました。そして、当時ある会社が提供していたキーワードアドバイスツールの廃止をきっかけに、この検索エンジンは一躍世に広がります。その頃には、すでにキーワードは100万個を超えていました。

一方で、秋山はマーケティングに対する違和感に気づきます。それは、SEO対策など部分最適だけの答えしかない企業が抱いてしまう、“ITへの失望感“でした。

秋山「WEBの効果を感じられなくて、お金を使っても意味がないと考えている企業が多かったんです。これはまずいと思いましたね。僕は、Webマーケティングはもっと活用できるはずだと考えていたので、本当に歯がゆかった。具体的なソリューションは持っていなかったけど、何とかしなければいけない、問題の本質は何だろうかと、ずっと頭の端で考えていました」
この企業の失望感は、一朝一夕では解決できない……。そう知りながらも、秋山のなかに深く突き刺さりました。

2016年から展開している ferret Oneというサービスは、このときの“WHY”から生まれたものでした。これが“Webマーケティングの大衆化”のもうひとつの解になるのです。

企業が永続的に自立できるマーケティングに必要なのは、教育とツール

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私たちベーシックは“コンサルティング”で世の中を良くするのではなく、“仕組み”でビジネスを成長させ、世の中に貢献したいと考えます。

秋山「大切にしているのは、最大公約数で仕組みをつくり、それを企業が自発的に使えるようにすること。ちゃんと機能する仕組みなら永続的に活用できます。つまり企業が自立できる。それが理想ですね。コンサルタントがいなくなったら、途端にもとに戻ってしまうのは本質的ではないので」
そのために必要なのが、“教育”と“ツール”。それを形にしたのがferret Oneです。

問合せフォームの設置やブログ作成など“簡単に”サイトが作成できる。そして、行動分析やメール配信はじめWebマーケティングの成果をあげることに特化したツールです。各企業の担当者が使いこなせるようになるために、90日間トレーニング機能も付いています。

この構想は、さかのぼること2011年、完成形のイメージを共有できるメンバーで着手開始。いよいよ本格始動になる2014年頃には5人のメンバーが集まっていました。

秋山 「構想自体はだいぶ前からありましたが、本気で仕組みや環境を整えることが急務だと感じたのは、2014年に入ってから。SNSならfacebook、検索ならGoogle、ECならamazonと確立しはじめて、これはいよいよ世界のITインフラが支配されると危機感を感じました」
まずは“教育”の部分を整え、自社の発信力を強めるために、2014年9月、これまでWEB担当者向けに無料のSEOツールを提供していたferretは、Webマーケティング関連の情報を発信するメディアに生まれ変わりました。

問題が解決され、良いマッチングが次々と生まれる世界を目指して

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Webマーケティングの大衆化が広く浸透した未来は、どのような世界なのでしょうか。

秋山「ferret Oneは“自動運転”のようなもの。仕組みの最適化、つまり自動では不可能な意思決定の部分を僕らがやります。企業はただ、“行き先”を決めてくれればいい。そうすることで、本当に伝えたいメッセージ、コンテンツづくりという、クリエイティブな部分にだけ専念することができます」
環境が整えば、新しい技術を覚えたり、煩雑な情報収集に費やす時間の負担も減ります。企業が伝えたいメッセージやコンテンツづくりに専念できれば、それを求める顧客にしっかり届く。そうすると、企業と顧客が、本当の意味でスムーズにマッチングできるのです。

人間は創造的な生き物だから、自分たちの創造性を失うような作業に忙殺されるのは本質的ではありません。

秋山「たとえば、ひとつのメッセージを伝えるにも、デザイナーへの引継ぎやチェックと付帯作業が多くて手がとられてしまう。良いアウトプットとは、良いインプットから生まれます。やはり良いものに触れることが大事ですよね。それは時間があればできること。新しい人に会う、新しい情報に触れることで、自分の発信したいものがより整理されていきますから」
より多くの人が、Webマーケティングの恩恵にあずかれば、世の中はもっとクリエイティブになる。本来そうあるべきで、それこそが理想です。情報の非対称性をなくし、より良いマッチングが生まれるためにーー。私たちは今日も、社会のあらゆるものを問題解決し続けています。

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