起業だけが本当に自分の道なのか?——新しい環境で見つけた“問題解決”の選択肢

自身が起業することを目指し、いくつもの大手企業で10年以上にわたりキャリアを積んできたディレクターの鈴木脩平。彼は2017年3月、株式会社ベーシックに入社してWebマーケティングを活用できるサービス「ferret One」のプロダクトマネージャーに就任します。彼はなぜ、ベーシックで働くことを選んだのでしょうか。
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起業を夢見て、大手企業で経験を積んできた

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鈴木 「一社目にいたときから起業したいと思っていたので、それまでにいくつかの会社で働くことで、さまざまなスキルを身につけていこうと考えていました」

学生の頃からプログラミング言語を学んでいた鈴木は、大手人材紹介会社のディレクター兼エンジニアとしてファーストキャリアをスタート。その会社には起業家精神を強く持つ同僚が多く、鈴木も周りに触発され、「いつかは世の中の役に立つ会社をつくりたい」という目標を持つようになります。

ひとつの会社である程度のスキルを身につけたら、転職して次のフィールドへ。いくつかの大手企業で、鈴木は社内のシステム開発やECサイトの立ち上げ・運営など、さまざまな事業経験を積んでいきました。

しかし鈴木は大企業で働くうち、次第に「仕事のための仕事」をしている感覚に陥るようになります……。

鈴木 「当時勤めていた会社(大企業)が目指すビジョンは、全事業を網羅したものでなければならないので、当たり前のことだと思いますが抽象度が非常に高いメッセージになる。もちろん頭では理解できていたものの、心から共感し、それに対して熱量を持った状態で働いていたわけではなかったなと思います。
そのうえ大企業では業務がどうしても細分化されるため、大きな裁量のある仕事にあまり恵まれなかったんです。そうしたことにも、少し居心地の悪さを感じていました」

だからといってすぐに起業に踏み出すには、まだ自分は力不足なのではないか……? そんな一抹の不安がつきまとうなか、鈴木は次のステップアップの方法を模索していました。

そんなとき「ferret One」のサービスを通じ、鈴木はベーシックのことを知ります。

彼はそもそも、起業する際に一番注力しなければいけない点は「集客」、すなわちマーケティングであると考えていました。ディレクターとしての技術理解と経験に加え、Webマーケティングの手法は今後身につけておくべきスキルだろう――。そこで鈴木は、2017年3月にベーシックへ入社することを決めたのです。

鈴木 「ferret Oneは、これからきっと急成長するはず。だから今の段階から携われば、マーケティングの手法を身につけられるだけではなく、自分自身も裁量の大きな仕事ができると思いました。また、ベーシックはさまざまな事業を展開していて、経営基盤がしっかりしていることも入社の決め手になりましたね。
20代の転職ではないので、心理的・経済的安定性が一定担保されているうえで、『Webマーケティングの大衆化』をビジョンとする新規事業にも挑戦できる環境であることは、自分にとって絶妙な条件でした」

こうして鈴木は、起業を叶えるための自身のスキルアップを目指して、新たにベーシックでのキャリアをスタートさせました。

入社して3ヶ月、さっそく自分に表れた変化

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ベーシックに入社した鈴木は、ferret Oneのサービス全体を統轄するプロダクトマネージャーとなりました。新しい機能やサービスの開発が、彼の新たな役割です。

入社して3ヶ月。まだわずかな時間が過ぎただけにも関わらず、鈴木には少しずつ変化が表れています。

鈴木 「あるとき妻から、ふと『転職してからなんか前よりイキイキしているね』と言われたんですよね(笑)。確かに仕事の進むスピードが速くなり、ムダなことに労力を割くこともなくなって、ストレスなく働けるようになりました。本当にやるべき業務に集中できているのは大きいかもしれないですね」

かつて大手企業に所属していたときは、複数の上司から許可を得たうえで、サービスを作る必要がありました。しかしベーシックでは、社長である秋山と会う際に、進捗や企画を話すことができ、一つひとつの仕事がスムーズに進みます。

また、ストレスのない働き方が成立している理由のひとつとして、「Webマーケティングで世の中の問題を解決する」というゴールを社員全員が共有できていることが大きいと、鈴木は感じています。一人ひとりが仕事を進めるプロセスは違っても、社員のビジョン実現への思いがひとつの軸となり、同じゴールに向かっているのです。

鈴木 「会社として目指すべき本質的な部分が浸透しているので、仕事を進めるうえでブレることがないんですよね。そのうえベーシックには、自分の専門分野に対して自信を持って仕事ができる“尖った人たち”が多いと思います。問題解決に対して意識の高いメンバーばかりなので、話していてとても刺激になります」

お客さまの「状態ゴール」を意識する

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ferret Oneのサービス改善について、ときにはメンバー間で議論が白熱することもあります。ただそのとき、誰もが口にするのが「それは根本的にお客さまのためになっているのか」という問いかけ。その視点に立ち返ることで、社員一人ひとりの目線は、自ずとお客さまの課題解決に向けられるのです。

鈴木 「社員の誰もが同じ問いに立ち戻れるのは、会社としてのビジョンが浸透している証拠ですよね。それは今まで、感じたことのなかった新鮮な感覚でした」

特に鈴木が印象的に感じたのは、ベーシック社内でよく使われている「状態ゴール」という言葉。「状態ゴール」とは、売上などの数値だけで成果を考えるのではなく、お客さまがどういう状態になっていたら目標達成なのかを考えること。

つまり一方的にサービスを提供するのではなく、本当の意味での結果につながるまでのプロセスをデザインするのが重要だということです。

鈴木 「お客さまの希望を満たすサービスを提供して終わりではなく、どんな状態になっていれば本当の意味でのゴールを提供できるのか。それを考えるのは、数値的な成果を生む以上に難しいことです。
しかしベーシックでは、とにかく全員で『お客さまが成功している状態』について考え、それを最優先で実現しようとする。だからこそお客様にとってのゴールを意識したうえで、本質的なサービスを届けることに注力できているのだと思います」

目指す場所が明確だからこそ、余計なことを考えず、チーム全員でゴールに向かって走ることができる。結果的にそれが、当社にとっての強みにもなっていることを鈴木は実感しています。

自分が起業せずとも、達成できることがある

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ベーシックに入社したのは、自身が起業するときにWebマーケティングの知見が必要だと思っていたから――。そう考えていた鈴木ですが、3ヶ月の間に少しずつ、「起業したい」という気持ちは薄れはじめています。

それはプロダクトマネージャーとして実際にferret Oneに関わりはじめたことで、マーケティングへのアプローチが十分にできず、集客に悩みを抱えている企業が予想以上に多いことに気づいたからでした。

鈴木 「起業への気持ちが完全にゼロになったわけではありません。でも新しいビジネスを立ち上げなくても、自分にはこの会社でお客さまに貢献できることがまだたくさんあると思ったんです。刺激的な仲間に囲まれているので、この環境で良い影響を受けながら、ferret Oneの質を上げてお客さまのサポートをしていきたい――そう考えるようになりました」

もしいつか彼自身が起業を選択するときがきたとしても、ferret OneによってWebマーケティングによる集客が簡単にできるようになっていたら、こんなに大きなメリットはありません。つまり鈴木は、ベーシックが掲げるビジョンの”当事者”でもあるのです。

鈴木 「もちろん自分だけではなく、日本全国の企業がWebマーケティングをうまく活用できるようになれば、日本経済のためにもなりますよね」

このサービスを成功させ、プロダクトマネージャーとして関わった代表的な仕事にすること。それが鈴木の描く、新たな夢になりました。

ともに同じゴールを目指す仲間と、本質的な問題解決にスピード感をもって取り組んでいくことができれば、ferret OneをNo.1のWebマーケティングサービスに成長させていける。鈴木はそう確信しています。

とはいえ彼のベーシックでの挑戦は、まだまだはじまったばかり。

かつて大手企業の中で「仕事のための仕事」に違和感を抱いてきた鈴木。はじめて“自分ごと”として捉えることができたベーシックのビジョンを実現すべく、これから一層「本質的な仕事」を追求していきます。

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