“人が夢中で働けること”ーー杉岡が語る創業までの道のり、新代表へ託す思い

2016年に創業した株式会社Beyond Cafe。新卒の人材紹介をはじめ、幅広い領域にビジネスを展開し、1万名以上の就職をサポートしてきました。2018年8月に杉岡侑也から伊藤朗誠へと代表交代を終えた今、創業に至るまでの背景と二人三脚で歩んできた道のりを杉岡が語ります。

5年間フリーターであった自分を拾ってくれた前職の会社

▲新卒で入社した会社では、新人賞をいただきました。本当に今でも感謝しています。

当社は“MEET YOURSELF”をコンセプトとしており、若者が働くを通して夢中になれる人生を送ることを応援している会社です。

当社を創業したのは25歳のとき。創業のきっかけは私が独立する前に新卒で入社した会社での経験です。

高校を卒業した後、社会人としての基礎基本を教えてくれた前職の会社。

当時は人数も規模も拡大中のフェーズでまさに“成長企業”でしたので、営業、採用と幅広い分野の仕事に挑戦させていただきました。何度も失敗しましたが、諦めずに期待をし続けてくれる素敵な会社でした。

私には学歴も経験も、そして知識もありませんでしたが、そんな私を対等に扱ってくださったんです。

東大卒の社長は、「“働く”は過去の経験で評価されるのではなく今の自分の努力の結果がすべてだ」と、私に教えてくれました。

それを心にとどめ、自分にとっての働くは、とても尊く、素敵なものなのだと心から思い夢中で働けるようになりました。

そんな時に入社希望者との採用面接を行なう機会がありました。しかし、面接後、SNS上で、「あー働きたくねー」という呟きを見つけてしまったんです。

こんなにも仕事は素敵なもので自分の人生を豊かにするものなのに、なぜそんな印象を持つのだろうかーーそんな風に思いショックを受けたのですが、次第に考え方が変わりました。

――過去の私と同じように、働くことが楽しいと思える機会がなかっただけなのかもしれない。

そんな思いが私の中で強くなり、“人が夢中で働けること”に興味が出はじめました。当時面接で出会った彼のように、働くことの尊さや素晴らしさをもっと知ってほしい。そう思い、創業するまでに至りました。

私の性格なのですが、思ってしまったらすぐに行動しないと気が済まない。すぐに社長へ謝罪と感謝を伝え、休む間もなく会社を創業していました。創業のきっかけをよく聞かれます。ビジネスモデルをつくり上げ、出資を受けるなど戦略的に行なったわけではなく、こんな世界になるべきだ!そんな純粋な思いで気がついたら創業し、社員も増えていたわけです。

創業メンバーとなる代表・伊藤との出会いは、まだお互い10代の頃

▲一緒に事業を始めてからも、お互いの根幹にある"働くって楽しい"ということはブレずに一緒にやってこれました。

私と伊藤との出会いは、かなり前に遡ります。私が19歳で、彼が18歳の頃。

当時あまり概念としてはなかったのですが、今で言うインターンのような活動で出会いました。初対面の印象は、「こんなイケメンほんまにおるんや(笑)」でしたね。その印象が強すぎました。

彼はとにかく誰もが振り向くほどのイケメンで、情に厚く仲間思いで、曲がった事が大嫌いな性格です。典型的な“良い奴”というイメージでした。そのイメージでいうと彼は良い意味で、今も昔もブレずに学生から今まで変わっていないと思います。

決して頭の切れる器用なタイプではありませんが、絶対に諦めないし、最後まで自分の言ったことを曲げることはない。そんな彼と出会ったおかげで、なんて私は言動の軽い人間なんだと自己嫌悪することもありましたが、共に時間を過ごすことで良い影響を私自身伊藤から受けていると思います。

初めて出会ってから5年後に一緒に会社をスタートすることになりますが、Beyond Cafeの創業にあたって一緒にやろうと思ったのは、根底にあるお互いの価値観に共通項が多かったことが理由のひとつとしてあります。会社として最も大切にしていきたい価値観は、私と彼でつくり上げてきました。

当然創業時はメンバーも少なかったですが、その中でも根底にある価値観がブレるとたとえ少人数でも組織としての力を発揮できないと思っています。

お互いの原体験として、“働くって楽しい”、“仕事は自己実現する手段だ”そんな価値観を形成しており、自然と一緒に働くことになってからも会社としての方向性や価値観を定めること、仕事の進め方は違和感がなかったのを覚えています。

10代で何もわからず勢いだけが強みだったそれぞれが、別々の会社に勤めこれまでなかった強みを身につけて、一緒に働くことができることは、個人的に本当に嬉しかったことを覚えています。

何度も直面した苦しい場面ーーそんな時、自分を支えた伊藤の存在

▲朝も昼も夜も平日も土日も一緒に過ごして、パートナーとして事業を推進してきました。

創業してからは、“働くことって楽しい”を伝えるために事業を展開してきました。ただし、辛いことももちろんあって。

月末の資金が不足することがギリギリに判明し資金繰りに奔走したり、無知のまま思いだけで事業をスタートさせたので業界の先駆者から事業を潰されそうになったりもしました。

そのような失敗のひとつを経て当時のオフィスのトイレで悔しさのあまり泣き崩れた私に、「大丈夫ですよ」と伊藤が声をかけてくれたことは、一生忘れないと思います。あの時、伊藤がいなければ絶対に事業も、会社も諦めていたし、今頃、地元の大阪に帰っていたと思います。

うまくいったこともいかなかったことも経験することで、経営者として創業してから組織を成長させるために必要なことは大きく3つだと事業を通して学びました。

① 創業には必要なことがある。そして創業時の仲間集めには守るべき順番がある

② わかりやすい言葉で言い続ける、その中で変化を恐れない

③ 仕事は120%自分よりもできる人間にバトンタッチして初めて終わり

ひとつ目ですが、まず企業の創業には自分がやるべき理由が存在し純粋なミッションや明確なビジョンが定まっていることが必要です。

当然、マーケットサイズや事業モデルも重要ではあるのですが、起点は思いからはじまります。トップにこの思考がないことほど、無意味なことはないとさえも思っています。そしてその思いに共感する仲間が少しずつ集まり、結果的に組織になるものです。

2018年現在、今の当社は創業期ではないものの、事業への思いという観点では伊藤の他に適任がいません。

ふたつ目ですが、事業を一生懸命行なえば行なうほど、「あれ、どこに向かっているんだろう?何でこれをやっているんだろう?」と振り出しに戻ることがあります。実際に私も何度もこんな機会を体験しました。

そんな経験から、誰にでも伝わる言葉で、誰よりも自分が社内社外に向けて事業の目的や方向性を発信し続けることが自分にとっても大切だと思うようになりました。

ただし、それだけではダメで、トップに求められることは明確な変化です。今の組織を根本的に変えてしまうような意思決定ができるかどうか。また、そう言った意思決定を受け入れる組織であるかどうか。それを、私は伊藤と二人三脚でやってきました。

3つ目ですが、今回の代表交代も、まさにこれを実現するためのものですが法人としての理念実現のために、実現可能性の高い人が現れた場合、バトンタッチすること。組織とは、組織するためにあるのではなく、組織が成し遂げたい目的を達成するためだけに存在します。

常に成長する組織においては、事業推進に必要な要素・項目もタイミングによって変わります。今の自分のポジションを守って、役割の100%を全うすることを考えるのではなく、自分以上に目的を達成することのできる人材を見つけ、育て、バトンタッチする。このサイクルが非常に重要となります。

今のBeyond Cafeにおいては、私個人のスキルセットよりも組織全体として伊藤というスキルセットの方が、組織の目的達成のために必要であろうと私が判断しました。今回の代表交代の意図はここにあります。

2018年8月ーー新たなBeyond Cafeの誕生、杉岡が託す思い

▲着実に新たな事業の実が実り始めている新生Beyond Cafeにご期待ください!

――Beyond Cafeとは何だ、どんな価値を提供するんだ。

Beyond Cafe創業から2年間。思い返すと本当にいろいろな思いが込み上げてきます。

人生をかけて挑戦したとても大切な価値観を表現するブランドができたし、その価値観に共感する仲間が20名以上集まってくれているし、生まれた価値観を必要とする数百のクライアント様、1万人を超える学生ユーザー様が集まってくださいました。まだまだ世界観の実現には道半ばですが、本当に幸せだと思っています。

多くの人や機会に恵まれ、2年間で“Beyond Cafeとは何だ”を表現できるものができあがったのではないかと思います。実は代表交代の1年ほど前から伊藤には相談ベースで打診していました。伊藤としても今の責任範囲を妥協せずやりきりたいという思いもあり、しばらく対話を重ねてきました。

おおよそ交代の半年前に代表変更について快諾してもらい、今回2018年8月のバトンタッチが実現しました。

――Beyond Cafeとは何だ、どんな価値を提供するんだ。

これまでのBeyond Cafeは、あくまで私が代表取締役としてつくってきたブランドであって、それを社会に価値として提供してきました。

ここからは新生Beyond Cafeとして、伊藤をはじめ現経営陣、そして社員でつくり上げていくものだと思います。企業にとって現状維持は停滞を意味します。変化そして進化をしなければいけません。

今後5年、10年、それ以上先に今回の伊藤への代表交代が当社を大きく飛躍させたきっかけとなれば、私にとってそれ以上に幸せなことはありません。

繰り返しになりますが、伊藤の良い所は、とにかくイケメンで、情に厚く、仲間思いで曲がったことが大嫌いな所。典型的な“良い奴”なのです。そんな彼だからこそ発揮できる組織力で、彼から発信される思いやミッション・ビジョンで世界が変わるんだ、ということを証明してほしい。

私では実現できませんでしたが、日本中を巻き込んで人材業界、そして教育業界にムーブメントをつくってほしい。そう思います。

どんな手段でも、日本を、そして世界を変える組織であってほしいです。

これまで創業から2年間、本当に皆様ご支援ありがとうございました。ここからは新生Beyond Cafeの応援、そして、大きな期待をよろしくお願いします!

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