私たちは、「デジタルトランスフォーメーションにおける先頭集団」になる

企業と顧客のコミュニケーション深度を高める、架け橋になりたいーーそんな想いのもと、株式会社ボーダー・アンド・ポーターは2016年8月に創業しました。私たちは、事業を通じてどんなことを成し遂げたいのか。創業の経緯、そして今後の展望を代表の本城直季が語ります。
  • eight

自分のアイデアで世の中にグッドイノベーションを起こしたい

50c93820bb84ccfa9b8d2f22ef9fdb1bd273d62e
▲代表の本城。イスラエルのApple R&D Centerにて。AppleからiTunesが誕生したことも大きな影響を与えた

インターネットメディア・Web広告業界などを経て、2016年8月、コミュニケーションの上流と下流を行き来しながら“中間”を埋めるミディアムな装置でありたいと思い、ボーダー・アンド・ポーターを創業しました。

起業しようと思ったのは、経営者の先輩に連れていってもらっていた稲盛和夫さんの経営塾「盛和塾」で、稲盛さんの経営哲学に触れたことが、きっかけです。

稲盛さんは、社会的価値を企業という器を通してどうアウトプットしていけるか、が企業経営において重要である、と言っていて。その言葉を聞いた後、自分なりに世の中に対してどんな貢献ができるのかを考えてみた結果、「企業」の中ではなく、「自分自身」が器となり、社会に対してアウトプットしていきたい、と思ったんです。

また苦しみ、もがきながらも、自分が考えたアイデアで世の中にグッドイノベーションを起こしたい。そう思い、会社を立ち上げることにしました。

ボーダー・アンド・ポーターは2018年4月現在、Webコンテンツの企画・制作、デジタルコミュニケーションにおけるシナリオプランニング、クリエイティブ構築などを手がけています。

数ある選択肢の中から、なぜこの事業をやることにしたのか――。

振り返ってみれば、AppleからiTunesが登場したこと、スターバックスコーヒーが店舗でCDの販売をはじめたことが大きいかもしれません。これらは当時の自分にとって、エポックメイキングな出来事でした。

大学時代に気づいた、デジタルトランスフォーメーションの波

もともと、自分は中高時代にドラムをやっていて。それこそ、ドリカムや平井堅さん、AIさんといったアーティストたちのサポートドラマーとして活動されていた方に師事し、様々なことを教えてもらいながら音楽業界の端の端でプロを目指していました。

そうした中で、将来的には海外の音楽大学をでてプロとしてやっていこうと思っていたんですが、実際にミュージシャンの働き方を見ていると、音楽業界は一筋縄ではいかないな、と。その理由を自分なりに研究していくと、音楽業界のビジネスモデルはフラットではないことがわかったんです。利害関係者が多く、複雑な構造になっている。この構造を経営的な視点から変えられないかと思い、大学で経営学を学ぶことにしました。

そうしたら、自分が大学に入学した翌年にAppleがiTunesミュージックストアをリリースし、iPod nanoをWindows対応させたことで、音楽の流通における業界の構造がフラットになった。

たとえば、インディーズバンドの人たちがiTunesミュージックストアなどのデジタルプラットフォームを通じて、直接、音楽が販売できるようになったわけです。

これによって、音楽業界が起こした波が「すべてのコンテンツ流通のあり方」を大きく変えたんです。つまり、コンテンツの中身の発展性が広がり、より進化していく時期になった。

そう思い、IT業界、インターネット広告業界に飛び込みました。コンテンツのあり方とプラットフォームの関わり方を研究し、実践していく。新しい表現の手法なども仮説検証を繰り返し、取り入れることで人々のライフスタイルがどう発展していくのか、愚直に模索していきたかったんです。

フラットスクリーンの中だけではなく、現実空間で「デジタルコンテンツ」を

30a9da34dacef2e761ac6ba8ac12f2f1d2516fae
▲起業後は、イノベーション国家といわれるイスラエルに最新のマーケティングテクノロジーなどを発掘しに行っている

結果的に不動産領域、いわゆる家という「プラットフォーム」の中での暮らしのありかたをセットで考えるコミニュケーションプランニングの領域に約9年間在籍しました。特に事業主サイドに近い立場から大きなライフイベントのデジタルプロモーションを手がけることで、お客さまの喜ぶ姿を見ることができました。

その延長で、よりデジタルというツールを使ってWebというフラットスクリーンの中だけではなく、「現実空間も含めたデジタルコンテンツ」でライフスタイルのあり方を模索したい。このような思いでボーダー・アンド・ポーターを起業しました。

会社を立ち上げた当初は、苦労も多かったです。自分の場合、金なし、人脈なし、スキルなしの三重苦の状態からスタートしたので、思い通りにいかないこともたくさんありました。

ただ、自分が手がけている事業は世の中に絶対必要なものだと思っていたので、とにかく行動あるのみだと思い、行動し続けていった結果、少しずつ結果も出はじめました。

2017年からは、コンテンツ自体を行動データからひも解いて「人のココロを動かすマーケティング」を実現させるために、デジタルを中心とする戦略構築、シナリオプランニング、クリエイティブ構築などの「エクスペアリアンスデータドリブンマーケティング(EDM)」にも取り組みはじめました。

東南アジアでNo.1のポジションを目指していく

C93e0667f1ddbe7daf72e7280bf5f66a7c5553f1
▲何をするかではなく“どうあるか”が大事。デジタルトランスフォーメーションにおける、先頭集団になることを目指す

技術とコンテンツの発展性が多角的になったからこそデジタルトランスフォーメーションが進み、最近はVR・MRデバイスやIoTデバイスを活用することでオフラインデータも取得できます。さらにデータを統合することで顧客のマーケティングインサイトを導き出せる時代になってきました。今後は、VR・MR事業にも本格的に取り組んでいければ、と考えています。

ボーダー・アンド・ポーターはコミュニケーションの上流と下流を行き来しながら“中間”を埋めるミディアムな装置として、デジタルを軸に様々なものを開発していく予定です。

広告というカテゴリでビジネスをすることもあれば、セールスマーケティングというカテゴリでビジネスをすることもあるでしょうが、方法論はどうでもいい話です。

大事なのは何をするかではなく、どうあるか。私たちは、常に企業と顧客のコミュニケーション深度を高める存在であり続けたいと思っています。

だからこそ、ボーダー・アンド・ポーターはたくさんのパートナーの方々と一緒になって、あらゆる可能性を模索しながら、とことんこだわった良いものをつくっていきたいですね。

そして、将来的にボーダー・アンド・ポーターは、東南アジアでNo.1のポジションを目指していきたいと思います。

すでに、台湾に現地法人を設立し、それを機にインドネシア・シンガポール・タイ・ベトナムなど各国の海外展開もはじまりつつあります。デジタルトランスフォーメーションにおける先頭集団になることを目指し、ボーダー・アンド・ポーターは粘り強くチャレンジし続けていきます。

関連ストーリー

注目ストーリー