UI/UXの理解こそが、新たな一歩を踏み出すカギとなる

Webデザイナーとしてキャリアをスタートした花房伸祐。前職の会社では常務取締役を経験するなど、経営者としての目線も兼ね備えています。そんな彼は2017年にブロードリーフに入社し、クラウドサービスのUI/UXデザインを担当しています。異色の経歴を持つ彼がブロードリーフに参画した理由を探ります。

転職を意識したとき、「うち来る?」と言われ流れるように入社

▲クラウドサービスのUI/UXを担う花房

花房がデザインを仕事に選んだのは、もともとクリエイティブに関することが好きだったからです。

花房 「影響があるのかどうかわからないですが、小さい頃はよく美術館に連れて行ってもらいました。商社マンの父親が転勤族だったこともあり、当時はニューヨークに住んでいて。グッゲンハイム美術館は今しか行けないから!みたいな感じで、親がいろいろなところに連れて行ってくれました」

前職では、クライアントワーク中心のWeb制作をやっていた花房。インターネット黎明期から顧客の需要がどんどん高まっていくのを体感しながら、Webデザイナーから始まり、ディレクター、マネージャーと経験を積み重ね、常務取締役として経営にも関わっていました。

ひと通りの経験を積み、次のステージへ向かうために転職を意識していたところ、声を掛けてきたのが当社の常務である小林学でした。もともと仕事上で付き合いがあり、自宅の最寄り駅がたまたま同じということもあって親交があったのです。

花房 「ブロードリーフにジョインした小林から、また一緒に仕事をしようと声を掛けてもらった時に『実は辞めるんです』と伝えたら、『じゃあ、うち来る?』って。その翌週には彼のマンションに呼ばれて、ブロードリーフ入社への流れができていました(笑)。なんでも物事をパシッと決める小林のことは一緒に仕事をしていたときから好きでしたし、東証一部上場企業にも関わらず私自身のことを考えてくれて。それが大きかったですね」

入社を決めた理由は、小林の人柄に惹かれたということもあったそうですが、次の大きな決め手は、「既存システムのクラウド化プロジェクト」でした。

そうしたクラウド化を進める上で絶対に外せないのが、UXデザインの観点。当時携わっていたUXデザインの経験をより積み重ねながら、プロジェクトにコミットするため、花房は2017年3月に当社へ入社しました。

ユーザーが“直感的”に使えるデザインを構築する

▲花房が重視するのは、ユーザーにとっての“使いやすさ”

クリエイティブが好きで、デザインワークをしてきた花房ですが、日々意識していることは、「誰が使っても使いやすいデザイン」を構築することです。

そんな花房が入社早々に取り掛かった仕事は、クラウド化プロジェクトのトップレビューでした。

花房 「私が入社したばかりのころの開発会議で、新システムのワイヤーフレームに対して、社長の大山堅司がかなり厳しい指摘をしていたんですよ。で、『私が考えます』と手を挙げたところ、定期的に機会を設けてトップレビューを受けてはワイヤーフレームを修正していく、という作業が始まりました」

トップレビューを繰り返す中で、花房は最初「ユーザーのためを考え、UIに対してここまで細かくこだわるのか」と驚きました。しかし、ある日の大山の一言で、その理由に気づきます。

花房 「大山から、『ユーザーに考えさせるな。もし考える必要があるのなら 1カ所だけ。困ったときに F1を押せばヘルプが出るくらいにしろ』とアドバイスをもらいました。システムは業務を助けるものだからこそ、直感的に使えるようにしなければならないということですね。そういう明確な意志があるからこそ、細部までこだわっていく必要があるわけです」

大山の言葉が今も胸に残っているからこそ、花房は開発とデザインを連携するときに気をつけていることがあります。それは、「開発の限界」と「ユーザービリティ」を擦り合わせ、実装に落とし込むこと。

トップの考えや開発メンバーの考えを常にキャッチし、ユーザーが使いやすいプロダクトを目指しています。 

知識欲さえあれば、成長できる環境はそろっている

今でこそ、開発本部・デザインチームを統括している花房ですが、入社当初はブロードリーフのユーザーに関する知識がありませんでした。そのため、業務をキャッチアップするのに相当な時間を要しました。

「当時は、自動車のメンテナンスサービスって何?っていうレベルだった」と笑います。

モビリティとひと言で言っても、必要な知識はさまざま。自動車部品のガラスや電装、整備など、業界によって業務の流れが異なるため、提供しているソフトが違うのです。そのため、仕事を通じて学習を進めることが重要です。

開発本部においては少しずつカリキュラムを準備しているところですが、完全には整っていないのが現状です。そのため、自身で学ぶ必要があります。花房の場合、部署内の有識者に声を掛け、インプットする機会を設けてもらいました。

花房 「みんな優しいから教えてくれるんですよ。資料だけは十分にあるから、ある程度はそれを読めばいいんだけど、実務で湧いてきた疑問は適宜聞いて覚えていきました。その上で、有識者に勉強会を開いてもらっていました。今でも、新しく入ってきた人向けの勉強会が開いていたら、参加しますよ。


やっぱり継続的に勉強をすることで、自分が担当している業界の人がどうやって仕事をしているのかということがわかります。我々が提供しているサービスは人の仕事を助けるサービスなので、『お客さんはこんな感じで仕事しているんだ。じゃあこうした方がいいんじゃないか』とか、提案しやすくなるんですよね。


身につけた知識がユーザーの理解やプロダクトの改善につながっていく。そうした意味で、とてもおもしろいですし、キャッチアップを楽しめる人であればモビリティへの興味が乏しくても、楽しんで働けると思います」

知識の吸収には終わりがありません。技術は日進月歩です。花房は、常にアンテナを張り、日々勉強しては仕事に昇華しているのです。

全員がUI/UXの理解を深めれば、新しいことにチャレンジできる

▲全体でゴールを共有していくためにも、花房はデザインチーム以外のメンバーも、UIやUXへの理解を深めることが大切だと語る

デザインチームを率いる花房だからこそ、ブロードリーフの成長のために、成し遂げたいことがあります。それは、プロダクトマネージャーやプロジェクトリーダー、開発メンバーたちにUIやUXへの理解をさらに深めてもらうことです。

開発側のメンバーは、納期を尊重し、品質の高い開発を目指します。一方、花房のようなデザイン側のメンバーは、「ユーザーにとっていかに使いやすいものをつくるか」という観点で動いているので、ごく稀に双方の想いがマッチしないことがあるのです。

もし開発側のメンバーもUI/UXへの理解が深まれば、頭の中にユーザービリティの概念を置きながら開発をすることができます。すると、納品したタイミングでのデザインチームとのすり合わせがスムーズに行われるため、「納期」と「ユーザービリティ」の両立をすることができます。結果として、開発とデザイン、双方が納得して進められるプロジェクトになるのです。

ユーザービリティの高いプロダクトをつくり続けることで、会社をさらに発展させることができます。

花房 「たとえば、スマホアプリで一気にネームバリューを上げた会社ってありますよね。それは、スマホが流通したことで、より UI/UXが重要になったからです。会社をさらに発展させるためには、そういう時代の流れを読んで常にチャレンジすることが必要だと考えています」

チャレンジすることで会社を発展させ、業績を安定させれば、一部のメンバーだけでなく、誰もが安心して新しいことにチャレンジできるようになります。そのチャレンジは、会社を一層発展させるはずです。

幸い当社メンバーの興味の幅は、主力事業のモビリティだけにとどまりません。社員それぞれが幅広い分野に興味や関心があるからこそ、事業の幅が広がる可能性は無限大ともいえるのです。

一体、この先にどんな未来が広がっているのか。花房はまだ見ぬ未来予想図を胸に、日々UI/UXを突き詰めています。

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