常に新しい技術の風を吹き込み、競争力を生み出す。柔軟で自由な“学びの力”

最新技術を常に取り入れ、変わり続ける理由はどこにあるのでしょうか。モビリティ業界を中心にITソリューションを提供するブロードリーフ。ここで11年間技術を磨き学び続け、Developers Summitに登壇するほどに成長したインフラエンジニア、左近充裕樹の軌跡にその答えがありました。
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自社サービスすべてに影響を及ぼすからこそ、“落ちない”サーバーを目指す

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▲インフラエンジニアの左近充裕樹。入社以来、福岡の開発拠点で働いている

私の仕事の中で最も多い仕事は、質問を受けること──。

そう語るのは、開発本部・情報基盤部ネットワーク課でインフラエンジニアを務める左近充裕樹(さこんじゅうひろき)です。

ブロードリーフはモビリティサービスを支える自動車メンテナンス業などを中心に、約3万社のお客様に対して業務アプリケーションを開発・提供しています。

インフラエンジニアはまさに自社サービスのインフラを支える基盤であり、土台です。基盤となる部分がうまく機能しないと、全社のサービスどころかお客さまのお仕事まで止めてしまうことにつながりかねません。インフラエンジニアは日々、影響範囲の大きさによるプレッシャーと闘いながら業務に当たっているのです。

左近充 「私が担当しているのは主にサーバーの設計や構築、運用です。昼も夜も関係なく、サーバーというのは落ちます。その際になるべく早く復旧できるような仕組みをつくったり、予備のサーバーを用意したりして被害を最小限にすることが私の役目です。誰にもサーバーが落ちたことを気づかれないようなスピードで復旧できた場合は、アドレナリンが出ますね」

今でこそ社内の誰からも頼られ、解決策やアイデアを示し、感謝される立場。その技術力の高さにおいて右に出るものはいません。Developers Summitで当社を代表して登壇するほどのエンジニアです。しかし、彼は初めからエンジニアリングに興味があったわけではありませんでした。

左近充 「お恥ずかしい話ですが、学生のときは化学を専攻していて情報工学はさっぱり。でもクルマやバイクは好きだったので、モビリティ業界に向けたパッケージを販売しているということでブロードリーフを知りました」

他流試合を繰り返し、より大きな舞台での発表を志すように

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▲今でこそ周囲から頼りにされているが、入社当初は知識も技術もなく、劣等感があったという

左近充が入社したのは2008年。iPhoneが日本で初めて発売された年です。クルマが好きだったことや、当時のブロードリーフが上場を目指していて成長の可能性を感じたことから入社試験を受けました。

左近充 「プログラミングの経験がなく不安でしたが、入社後に勉強すれば大丈夫だと言われ、教育がしっかり整っている会社という印象を受けました。地元の福岡で就職できることもあって入社を決めたんです」

入社当初は知識も技術もなく、ビジョンもまったく描けなかったという左近充。「周囲が何を言っているのかさっぱりわからないほどだった」と振り返ります。しかし、根っからの負けず嫌いが功を奏し、休日などを使って勉強を重ね、力をつけていきました。

開発の部署からスタートしてサポート部門、のちに現在所属しているインフラチームへと配属されますが、その間に出会った人たちの存在が大きかったと左近充は振り返ります。

左近充 「当時は劣等感がありましたね。周囲には優秀な人たちばかりでいろいろなことを知っているのに、自分はさっぱり。その不安からずっと勉強をし続けていました。勉強をしながらいろいろな人に会ううちに、社内だけでなく社外にも優秀な人たちがたくさんいることを知ったんです。そこで対等に話せるようになりたいと、どんどん視野を広げていきました。

会社も後押ししてくれるので、社外の勉強会へも積極的に参加するようになり、入社して 8年が経つころにはやっと社外の人とも対等に話せるようになりました。自分の技術に自信が持てるようになったのも、そのころです」

自身の技術力を上げ続け、「他流試合がやみつきになっていった」と言います。

左近充 「知識が身についてくると、こんな良い技術や事例もあるよって誰かに伝えたくなるので、次々とアウトプットしていくようになります。そのうちに、知らなかった、勉強になったと周りから言ってもらえるのが嬉しくなってきて。どんどん勉強会へ参加するようになり、幅を広げていきました」

ライトニングトークと呼ばれる、5分間で話す社内の技術発表の場などへも積極的に参加。社内外のアウトプットの取り組みを重ねた結果、ついにITエンジニアの祭典といわれる「Developers Summit」に、社内を代表して登壇することになりました。

左近充 「もう少し大きな舞台で発表してみたい、チャレンジしたいと自ら手を挙げました。大きな舞台で大勢に向けて話すので誤った情報を伝えるわけにはいきませんから、入念に準備をしましたね。資料づくりの過程では、かなりリサーチを重ねました」

猛者が集うDevelopers Summit。登壇して得た手応え

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▲Developers Summitに登壇。知識をアウトプットしていきたいとの想いから、立候補した

Developers Summitはソフトウェアエンジニアが集まる日本で最大級のカンファレンスです。ホテル雅叙園東京などで行われ、2日間で延べ4,000人弱のトップエンジニアが集まるといわれています。

Amazonやオラクル、リクルートなどのエンジニアが集う中、左近充は約20分間講演しました。

左近充 「『レガシー開発からモダン開発への挑戦』をテーマに、 Infrastructure as Codeの導入事例について話しました。これは、インフラ周りのサーバーを構築する際、これまでは手順書に沿って手動で構築していたものをコードやプログラムに置き換えて、誰がやっても同じものができ上がるという手法です。もちろん当社だけの専売特許の内容ではないのですが、この手法を実践できている会社は決して多くはありません。その具体的な方法をお伝えしました」

この講演を通じて、大きな手応えを得ることができました。

左近充 「公演中に Twitterを見ていて、知らないものを知ることができた、いいことを聞けたなどの反響があったのは嬉しかったです。社内に対しても、インフラチームの活動を理解してもらえる良い機会になりました。この登壇を通じて、私たちが取り組んでいることは決して間違いではないのだと確信できましたし、多くの気付きを得られました。もっと自動化できることがあると感じた部分はすでに改善しています。

また、アウトプットをする企業は押し並べてスキルが高いと感じます。そうした企業は、障害復旧などさまざまなものを自動化しているのが特徴です。お手本にさせてもらっています」

変わり続け、常に技術的な学びができる環境が価値を生む

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▲インフラチームには、学び合うことで人が育つカルチャーが醸成されている

近年はブロードリーフも変化し、新しい技術を学べる環境がさらに整ってきました。

左近充 「ブロードリーフは “学べる環境 ”が整っているのが、すごく魅力的だと思います。入社当初はゼロだった知識が積み上がってきて、今は学ぶことがすごく楽しい。

たとえば、 Amazonや Googleのクラウドは有料ですが、そういった検証のコストを会社が積極的に負担してくれるようになってきました。社外の勉強会への参加コストも負担してくれます。カルチャーの面でも、自由な発想を奨励するようになったと思います。アイデアを提案しても、筋が通っていれば NOと言われることは少ないですね」

こうした学び合うカルチャーは、2019年現在5名いるインフラチーム全体にも広がっています。それは左近充が意識してつくってきたものです。

左近充 「周囲へアウトプットし続けているうちに周りにも影響を与えたのかもしれません。何しろ語るのが好きなので(笑)。チームのメンバーは学ぶ意欲があり、常に新しいものを取り入れようとする姿勢があります。最近は、メンバーの提案により CloudFunctionや Lambdaなどのサーバレスアーキテクチャ技術も取り入れました。

全体の学びの力が高まればチーム全員で課題解決に当たれますし、お互いに相談し合えるので誰かしらが解決策を持っている。良いチームです」

今後はもっともっと強固なサーバーを構築し、自動化を進めたいという左近充。目標は「インフラエンジニアの仕事をいらなくすること」です。

左近充 「気づかれないうちにサーバーが復旧している。そんな状態を保ち続けることが理想です。もちろん改善に終わりはないし、自分たちがより快適になれるように学び続けていけば、新たな課題が生まれてくるでしょう。

私の原動力は、おそらく技術への愛情ですかね。自分の知らないものを知ることが楽しいんです」

言うまでもなく、エンジニアリングや技術力が私たちブロードリーフの原動力のひとつです。エンジニアたちが常に新しい技術を学べる環境とそれを後押しする柔軟な環境や自由を歓迎するカルチャーが、ひいてはブロードリーフの価値につながります。

私たちブロードリーフは、これからもよりいっそう技術力を高め、価値を生みだすことのできる企業として歩んでまいります。

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