子会社立ち上げに社会人未経験で飛び込んだーー若きリーダーがぶつかった壁と次の目標

2018年4月現在、30名のメンバーを率いる平井成。20歳で入社した彼は、若干24歳の“若きリーダー”です。株式会社JSコミュニケーションズで営業部通信二課の課長として、社内から「努力家」と厚い信頼を得ています。高い目標を持ち、壁にぶつかりながらも走り続けてきた軌跡をお届けします。
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入社のきっかけは“人生最大の挫折経験”

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▲若きリーダーとして活躍する平井

平井は、「現場からの叩き上げのリーダー」です。まさに、シティクリエイションホールディングスのリーダー像を体現しています。

2014年、平井はグループ子会社としてスタートしたばかりの、JSコミュニケーションズに社会人未経験で入社しました。実は入社前、平井は名門国立大学を志望する受験生だったのです。

平井 「当時は、官僚になるために東大を目指していました。私自身、人に言えるような優秀な生徒ではありませんでした。現役では落ちてしまいましたが、どうしても東大へ行きたかったため浪人を決意。
裕福な家庭ではなかったので、日中は現場職人として働き、早朝と夜は受験勉強に励みました。二浪をしても結果的には東大に受からず、頑張ったけど届かなかった、これまでの人生で一番の挫折経験です」

そんな中、平井は友人を通じてシティクリエイションホールディングスに出会います。その時に感じたのは「実力を身につけ、成果を残せば若くても活躍できそうだ」ということ。「ここで働いてみたい」そんな気持ちが芽生えた平井は、もう1年受験勉強をするのか、受かっていた私立大学へ進学するのかを悩みながらも、最終的に就職を選びました。

平井 「3つ年上の兄が学業優秀で、幼い頃から競争心を抱いていました。また、民間企業に就職するとしても『仕事ができる人になりたい』そんな将来像がありました。今から大学に4年間行くよりも、実力主義で若くてもリーダーになることができるこの会社で働いた方が経験できることが多いと考え、就職を決めたんです」

それまで官僚を目指してきた平井は「仕事ができる人」を、様々な信用を得ている社会的地位の高い人と考えたといいます。そのような人になるために、ほかの部署よりも0から1をつくる経験を積めると考え、通信サービスを扱う訪問営業を志望。営業マンとしてのキャリアをスタートさせました。

得意ではないから努力する。誰よりもがむしゃらだった1年目

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▲当時、平井らがつくり上げた営業トークのマニュアルが、2018年現在も社内で様々な商材のトークマニュアルの基礎になっている

入社からの1年間、誰よりも真面目に、誰よりも努力したと自負する平井。訪問営業でも着実に実績をつくり、1年で現場のリーダーへ昇格。JSコミュニケーションズのエースになっていきます。

平井 「営業は決して得意ではありませんでしたので、最初はとにかくがむしゃらでした。もともと自覚はしていたんですが、不愛想に思われてしまうのか、第一印象があまり良くなくて(笑)
そういったマイナス部分を補うためにも、最初の1年間は訪問営業として第一印象の改善や集中力を維持させることなど、個人の営業スキルではとにかく濃い経験をしました」

その頃、JSコミュニケーションズは訪問営業ではカバーできない層へのサービス拡大を目的に、電話を用いて通信サービスをお客様にアプローチするアウトバウンドテレマーケティング部門を立ち上げます。この0からの立ち上げに平井も関わっていくことになります。

平井 「自分の実績をつくるのはそこまで難しくはなかったんですが、誰でもできるようにすることが難しかったです。日々、数名の社員と『ああでもない、こうでもない』と試行錯誤をし、ひたすら毎日、業務の中で試しては改善、また試しては改善を繰り返していました。
その時はとにかくPDCAサイクルを回すのに日々没頭していて、大変ではありましたがすごく充実感もありました」

JSコミュニケーションズは、企業理念として「成長の追求」という言葉を掲げています。この言葉には、ひとり残さず全社員で成長や、幸せを追求するという意味が込められているのです。

事業の創業期から平井は、この「成長の追求」を体現してきました。営業トークや目標のつくり方など、新しくでき上がった仕組みに対して満足することなく「全員ができるようになる仕組み」をゴールとして、営業スキルを追求するーーそんな平井だからこそ気付いたことがありました。

平井 「当時JSコミュニケーションズの社長で、2018年4月現在シティクリエイションホールディングス取締役の白石怜也さんには、数えきれないほどのアドバイスをいただきました。不器用な自分でも、一緒の目線で考えてくれ、見捨てずに向き合ってくれました。その姿を見ていく中で“責任感”とはこういうことなのだと気付きました」

この頃から平井は、まずは自らが働くアウトバウンドテレマーケティング部門を大きくしてJSコミュニケーションズの成長に貢献したいと強く思うようになります。しかし、それと同時に平井は大きな壁に直面することとなったのです。

努力家だからこそぶつかった大きな壁

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▲2018年4月、オフィスを移転。新入社員も迎えJSコミュニケーションズは次のステップへの準備を整えた

様々な仕組みができ上がっていき、アウトバウンドテレマーケティング部門も拡大。平井はリーダーとして15名ほどの社員を部下に持つようになります。しかし誰もが順調かと思う、これこそが平井がぶつかった壁でした。

平井 「チームの中からリーダーを育成することができず、管理業務や教育をすべて自分でやっていました。上司に対しても、メンバーに対しても『自分がやります!』と言っていて、常に仕事が回らない状態になってしまっていたんです。毎日『きついです』と言って上司に相談する日々でした」

平井は相談した内容のすべてをノートに記し、度々読み返しました。この相談を繰り返す中で、平井は改善策にたどりついたのです。

平井 「現場のメンバーや新入社員が、思っていることを安心して発言できる環境をつくれていなかったんですね。誰もが『正直こう思っています』を、いつでも発言できる環境をつくることが重要であると気付きました。
まずは自分からメンバーに、自分の本音や夢・目標を話す時間を積極的につくりました。その積み重ねの中で、リーダーを目指すメンバーには『組織をより良くしていきたい』という当事者意識が芽生えてきました」

3名のリーダーを育て、自身も課長へと昇進をした平井。JSコミュニケーションズは約50名の規模にまで成長しました。

平井 「兄は名門私立大学を卒業して、現在は東証一部上場企業に勤めています。この4年間を振り返れば、兄の存在は必然的に意識していました。それも自分の原動力になっていたと思います。しかし今、私はひたむきについてきてくれるチームの仲間に恵まれて、いい意味で兄を意識することはなくなったと思います」

まずはこの事業を伸ばしていきたい

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▲新入社員へ研修を行なう平井。新人の段階から「説明できるようになるまで理解すること」をゴールにし、手厚く研修を行っている

若くして活躍する平井はシティクリエイションホールディングスを「自由な環境」と話します。

平井 「『こんなことをやりたい』という声に対して、すごく寛容な企業だと思います。決して何も考えずにやっているというわけではなくて、実績や信頼、根拠のある提案であれば、やりやすい環境で挑戦させてもらえる環境です。そういうところが自由な環境だと私は思っています」

平井は、ゆくゆくは通信以外の様々なサービスも扱っていきたいといいますが、まずは通信営業を拡大することを最優先としています。通信は技術革新や制度の変更などの度に、臨機応変な対応が求められるサービスですが、現代の生活になくてはならないインフラです。だからこそ、やりがいがあるのだと平井はいいます。

そして、平井がアウトバウンドテレマーケティング部門を伸ばしたいという理由がもうひとつ。それは、自分と一緒に働いているメンバーの存在です。

平井 「私は管理職として、メンバーのキャリアを背負っている立場にあります。それは、メンバーの人生をいい方向に導いてあげることも、自分次第で悪い方向にも導いてしまうこともある立場です。
だからこそ、自分の一言一句に対して、非常に責任を感じています。この責任感は、今の自分の原動力になっていると感じます。そして、これからは上司をもっと安心させてあげたいです。そのためにも、自分自身の成長とリーダー育成の“仕組みづくり”をしなくてはいけません」

自分の次に現場を率いていくリーダーたちが自分と同じ壁に当たらないためにも、平井は、現場の社員がより本音で話せる環境づくりを、自らの今後の課題としています。そして今後は、JSコミュニケーションズの商品やサービスを拡大し、様々な顧客の課題解決ができる日本有数のサービスカンパニーにするために燃えています。

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