一人ひとりと向き合い、就職のミスマッチを減らす――私が採用担当として伝えたいこと

2017年10月にシティクリエイションホールディングスグループへ入社し、新卒採用チームでリクルーターとして活躍する綿崎美菜。彼女は、入社1年目から様々なアイデアの企画提案も社内で行なっています。そこには「得意なことがやりがいにつながるとは限らない」という彼女自身の体験から生まれた想いがありました。
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部活一筋の学生生活から突然はじまった就職活動

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▲誰よりも体操が好きな学生だった綿崎(写真右)。他大学にも多くの友人ができ、今でも近況を報告し合う

幼少期から誰よりも元気で活発だったという綿崎。小学校2年生で体操に出会い、学生生活は体操一色でした。

高校を卒業すると地元を離れ上京し、大学では昭和31年創部という伝統のある体育会体操部に入部をします。

決してトップクラスの選手ではなかったという綿崎ですが、伝統校のレギュラーメンバーに定着するために寝ても覚めても体操漬けの日々を過ごしていました。努力も叶って2年生次には全国学生選手権へ出場し団体優勝、全国2部から全国1部への昇格に貢献をしました。

体操を引退した後は一般企業への就職を考えていた綿崎とは対照的に、近いコミュニティには就職活動の経験がある人はいませんでした。同級生にも体操を続ける人や教員を目指している人が多かったのです。大学3年生からはじまった就職活動は、手探りの状態でのスタートでした。

綿崎 「やってみたい仕事は何か?と考えたときに思いついたのが、ブライダル業界とアパレル業界でした。私は部活の中で行動力や精神力が長所であると感じていたので、“長所を活かすなら営業職かな?”と漠然とした考えで就職活動の軸を決めました。
しかし、説明会の質疑応答や、グループ面接の際には周囲の学生との熱量の差で圧倒されてしまいました。
選考に進んでも面接では志望動機をうまく話せず不合格が続きました。部活をしていたことを言い訳にはしたくなかったので、積極的にOB訪問に行くようにしましたが、自分が“働くこと”に対して、具体的なイメージを持つことができなかったのが根本の原因だったと思います」

綿崎は老舗アパレルメーカーからの内定を得て就職活動を終えましたが、そこにたどり着くまでに11カ月もの期間を費やしてしまいました。また、その期間の中で自分にとっての“仕事のやりがい”について、イメージは深まりませんでした。

「社会人の自分にとっての働きがいは何なのか?」「就職した先で目指していく目標は何か?」本質的な答えが見つからないまま大学卒業を迎えました。

「長所を活かした仕事」では私は幸せになれなかった

右も左もわからない状況での社会人デビューでしたが、綿崎は持ち前の行動力と人当たりの良さを評価され、年功序列が根強い社内では異例の若さで新規開拓営業を任されるようになります。

綿崎 「すごく期待をしてもらっていると、日々感じながら働かせていただいていました。それが自分自身のモチベーションにもなっていて、その期待に応えようと率先して仕事をもらいに行っていました。
とにかく、年上の人には行動力と積極性では負けないという気持ちで仕事をしていて“気付いたら入社して3年が経っていた”という印象です。しかし、4年目になる頃から私の中で変化が起きました。徐々に仕事に対して物足りなさを感じるようになってきたんです」

綿崎は入社3年目から営業と並行して新卒採用業務にも携わるようになっていました。学生からの質疑応答や面談では、上司を見様見真似で、学生に対して「仕事に求めるものは何か?」という問いを投げかけていた綿崎。学生からも同じ質問をされるようになりました。

次第にその問いに対し、深く考えるようになっていった綿崎。休みの日に友人と会う際にも、気がつくと「仕事のやりがい」について相談をしていました。

綿崎 「物足りなさをどうしたら解消できるのか悩んでいました。結果的に私は得意分野を活かせる仕事に縁があり就くことができましたが、それが本質的に私の“やりがい”につながるものかというと少し違いました。結果を出すことを意識して働いていく毎日が物足りなくなっていたのだと思います。
では、私にとっての“やりがい”は何なのか?不器用なりに友人や先輩へ相談したり、キャリアについて調べたりもしました。様々な価値観を知って、たどり着いた答えが“仕事を通しての成長”や“経験を活かした新しいことへの挑戦”でした」

実は、その答えにたどり着く前から綿崎は行動に移していました。

働いている中で気付いた課題に対する改善案や、他社の取り組みの導入事例からの提案を、積極的に会社に提出していました。しかし、これらの意見は従来の社内のやり方が優先されて検討してもらえない結果になったのです。

業界の中で堅実な経営を行なってきた老舗メーカーだからこそ、積み重ねてきたノウハウを大切にしている社風を綿崎は身をもって感じていました。

綿崎 「私にとって転職は簡単な決断ではありませんでした。前職は確立されたノウハウがあった環境だったからこそ、私でも活躍できたと思っていますし、社風も本当に大好きな会社だったんです。なので、自分が確信を持てる企業が見つからなければ、転職はしないつもりで転職活動をしていました。
他の環境を調べている時に頭に浮かんだのは、それまでに採用してきた後輩たちの姿。面接で転職理由を聞かれる度に、自分の提案が通らなかったのは知識とスキルが足りなかっただけではないかと自問自答をしていました。
それでも、最終的に転職を決断したのは、今のこの環境に出会ってしまったからです」

その環境というのが、シティクリエイションホールディングスグループだったのです。

180度違う環境で再スタートしたキャリア

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▲年に数回開催される社員総会は有志の社員によって運営される。より印象に残る総会にするために、綿崎は会場に装飾をしていくことを提案した

これまでも様々な社員のアイデアをカタチにしてきたシティクリエイションホールディングスグループには、意見の大小に関わらず提案をし、全社員で会社を創っていくという社風があります。

綿崎は転職をすると、様々な提案を現場目線で発信していきます。

綿崎 「就職活動の時の挫折経験から“企業の雰囲気や働いている人を発信したい”という想いがありました。事業内容や社内制度など企業のハード面はわかりやすいものですが、社風やビジョンなどのソフト面はわかりにくく、これらを重視して就職活動をしている学生にとっては課題があると思っていました。様々な形でこれを発信していきたいと考え、まずはできることから意見を出していっています」

綿崎は企業のONとOFFの両面を発信していくというコンセプトで、採用担当のソーシャルメディアページを開設。また、社員総会の運営委員会へも参加。若くて活気のある企業風土を発信していくため、また、参加した社員に喜んでもらうために、総会会場の装飾やフォトブースの作成をしました。

積極的に挑戦をしていたものの、徐々に自身の課題も見えてきました。

新卒採用チームは発足して1年目、すべての仕組みが確立されている訳ではありませんでした。さらに綿崎にとっては採用人数が前職の10倍以上でした。求められる業務の幅や量は遥かに広がり、それまで経験してこなかった業務も多く行なうようになったのです。

綿崎 「それまであまり行なうことがなかった事務的な業務が、苦手であることに気付きました。業務の半分以上が事務作業になる時期には、特に問題が続出してしまいました。同僚や上司が助けてくれるのですが、申し訳なさと情けなさで心が折れそうでした。
それでも、頑張る理由の方がたくさんあります。様々な個性を持つ仲間と一緒に働ける環境で、私の直感や思い付き先行型の提案に対してどのようにしたら形にできるかをみんなで考えてくれます。
だからこそ自分自身の課題も乗り越えないといけないと思えますし、成長していかないといけないと思えています」

新しい挑戦もあれば、一から乗り越えなくてはいけない課題も見つかった綿崎。そういった経験を発信していくことで、綿崎は新卒採用チームにとって欠かせない存在となっています。

一人ひとりの将来を共に考えていける採用担当に

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▲2018年春に入社した新入社員から、採用担当へ感謝のサプライズパーティーが開かれた。「この環境に出会えて幸せです」という感謝の言葉に涙が止まらなかった

学生と対面して話せる時間を一番大切にしている綿崎。時には、1日に4名以上の学生と面談をすることもありますが、一人ひとりへの時間を惜しみなく使います。

綿崎 「オンラインでの情報提供も大切ですが、一番大切なのはオフラインでの価値提供だと思います。インターンシップや企業説明会で実際に来社してくれる学生に対して、どのような情報を提供できるのかということをチームでも個人でも考えて動いています。
特に社会人としてフルタイムで働いた経験がない学生にとって、働いてからの自分の姿を想像できないことや、想像が違っていてミスマッチにつながるといったことは起こりうることだと思います。だからこそ実際に対面して一緒に考えることを一番大切にしています」

学生側の売り手市場となっている近年、複数の企業から内定をもらう学生が大多数になっています。だからこそ、シティクリエイションホールディングスグループの採用担当では、一人ひとりの将来に向き合ってミスマッチを無くしていくことに取り組んでいます。綿崎も自身の転職経験を学生に伝えています。

綿崎 「私は転職をしてよかったと胸を張って話せています。今の環境でやりがいも感じていて、成長も感じることができているからです。
でも、これは私だからこそ感じることです。どのような瞬間にやりがいを感じるのか、仕事に求めるものは何なのか、それは人によって違います。なので、自分が持っているすべての知識と経験で一人ひとりと向き合っていきます」

「自分が就職活動で苦労をしたからこそ、学生の力になっていきたい」そんな強い想いを持って、綿崎は今日も学生と向き合っていきます。

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