お客様もメンバーもサポートする優しさと、裏打ちされた確かな技術力の源は

イベントやブログの情報発信で技術力を表現し、SIの支援を求める企業からも好印象を持たれているクラスメソッド。ソリューションアーキテクト(SA)としてお客様のAWS導入について支援を行っている大栗宗は情報発信面でも実業務でもクライアントの悩みを解決している。大栗はどのような経緯で頼られる存在になり得たのか。

オリエンテーリングに明け暮れた学生時代にコミュニケーションの礎を築く

▲ソリューションアーキテクト 大栗宗

大学時代は電子機械工学科に在籍していました。情報系の学生ではありませんでしたが、子どものころからパソコン雑誌はよく読んでいて、コンピューターのことは好きでした。細かい部分の理解はできなくても、CPUのアーキテクチャのことなどを知るのは楽しかったんです。

むしろ学生時代は、地図とコンパスを使って山中のチェックポイントを通過してゴールを目指す、オリエンテーリングという競技に夢中になっていました。

関東学生オリエンテーリング連盟の役員もしていて、他大学との交流がいろいろあったんですよ。ゼロから楽しく話を膨らませるというほうではありませんが、共通の話題がある人とは初めてでも楽しく時を過ごせました。

就職活動をしたとき、将来のことを深く考えた業界選び・企業選びをしていたわけではなく、当時景気が良くて採用の枠が大きかったのはSEだったという理由で、大手メーカーのSIer系の情報子会社への就職を決めました。

就職した会社は大企業のグループ会社で、子会社としても大きなところでした。私が配属されたのはグループ会社相手の部門ではなく資本関係がまったくない、いわゆるグループ外の企業に対して営業をし、仕事を獲得してくる部門です。グループ内の仕事に比べ、良くも悪くも評価を直接いただけるのは良い環境だったと思います。

大きな会社だったので、直接コードを書くような仕事はあまりありませんでした。設計を進めたり要件を固めたりする作業の中で、マネジメント的な業務を進めるようなことをしていたんです。

AWSとの出会いが、知見と交流関係を広げる

▲「Developers.IO 2018」に登壇しました

その会社で、お客様へSaaSで提供することでビジネスをしようという企画がありました。それであればクラウドとして提供しよう、クラウドを使うならAWSを使おうという流れになったのが、私とAWSの出会いです。

これまで、インフラにしてもソフトウェアにしても、新しい製品を試したり評価する仕事をよく行っていました。そういった志向性を評価されて担当に指名されたのかもしれませんね。

AWSはとにかく驚きに溢れていました。物理サーバーでは購入や保守のプランを考えシステムの冗長化を検討し、物理的にラッキングするなどしなければなりません。それがAWSでは画面でポチッと操作するだけです。仮にサーバーに不具合が出ても、電話すらする必要がありません。

これを不思議に感じ、おもしろくなってしまいました。AWSが主催する3日間のトレーニングに参加しましたが、業務を行ってみると情報はもっともっと必要です。自社にはノウハウがあまりなかったのでWebを検索してみると、AWSに関するユーザーズグループやイベントがあることがわかりました。

ユーザーズグループやイベントに参加してみると、社内の情報とはまったく性質が異なることが感触としてわかって。共有していい情報、いけない情報が精査されて堅苦しく共有されている企業内の情報に比べ、知見がありのままに共有されている世界があったのです。

こういう情報は社内にはまとまっていないぞ、という感覚が衝撃的で、自分でも社外イベントで登壇するようになりました。データベースの全文検索やAWSの権限管理についてなど、いろいろ話すうちに、社外の知人が増えてきたのです。

AWSを専門に、自分で手を動かす仕事をしたくなって転職活動を始めました。そのときに、そうしたイベントで知り合った人にクラスメソッドを推されました。

面接ではさまざまなIT領域のエキスパートの人がいる中で話をしたのですが、資格だけ持っていて実業務を行っていない領域ではまったく歯が立ちませんでした(笑)。自分の言葉で話せる技術は大切ですね。

スピード感と親しみやすさが、価値を創出する

▲飲み会の時、撮ってもらった写真

クラスメソッドでの、AWSソリューションアーキテクトとしての仕事は「AWSのサービスをつくりたいけれど、どうしたらいいかわからない」「ある程度AWSに触れてはいるけれどもっと知見がほしい」というお客様のご相談を受けます。

お客様は業務を進めるプロフェッショナルです。その業務の課題についてITの面から解決案を出し、サポートしていくのが私やクラスメソッドの価値です。ですから、お客様の「こうやって解決したい」という手段的なご相談よりも、なぜそれをしたいのか、という目的のお話を充分に伺います。そして私たちが本質を理解することに注意しているのです。

AWSのサービスは日進月歩です。私もその情報チェックには余念がありません。AWSはアメリカ西海岸の企業ですので、彼らが日中にリリースする新情報は、日本の私たちは早朝に知ることができます。「これは」と思う情報についてはさっそく触れてみて、実際に試して、何が出来るようになったのかを自分で確かめるようにしています。

そうした情報を日々アップデートすることで、お客様にもメリットを提供できます。「先日出来ないとお伝えした機能ですが、サービスのアップデートで課題となっていた制約がなくなり出来るようになりました」とお伝えしたことは何度もあります。

この2年ほどは「テックリード」という技術的な方向性を考えたり意思決定をしたりする役割も務めていて。クラスメソッドのメンバーは技術力は申し分なく、そちらの面については主体的に判断し動けますから、僕はみんなを助けられればいいなと考えています。

新しい案件があったときはチームに対して挙手制で担当者を決めることが多いのですが、自分への挑戦を含めてこの人に担当してもらいたい、というときには「僕がサポートするからやってみれば?」と声を掛けることも。

相談されやすい環境をつくることだけは意識していて、自分から話しかけることで「この人とはコミュニケーションを取ってもいい人なんだな」と相手から思われるように意識はしています。視界にあって話しかけてくれる人には、自分からも話しかけやすいですから。

対等なパートナーとして、技術を“当たり前”にするために

クラスメソッドで仕事をしていると、下請けなどではなく対等な仕事のパートナーとして仕事を進められるのがいいですね。

会社で運営している技術ブログにしても、私が日頃から情報発信していることにしても、そういった情報発信がきっかけで「クラスメソッドにお願いしたい」「大栗さんが何人もいればいいのに」とご指名をいただけるのが嬉しいですね。

クラスメソッドに対するリスペクトを感じることは多く、それを裏切らないようにしなければと気が引き締まります。

AWSのサービスはどんどん増えてきています。AWSを活用すると今どきのWebサービスは何通りもの組み合わせで実装できますので、どの構成なら楽に低コストに組み合わせて実現できるのかをお客様と一緒に考えていきたいですね。

今は機械学習に興味があって勉強を始めているのですが、近い将来には機械学習は何も考えずに使えるようになっているはずです。その時は、そのことを意識せずとも自分もクライアントも機械学習を活用できている。そして、それが当たり前になるからこそ、「機械学習ってなんですか?」と社会に馴染むようになればいいなあ、と思います。

そのときにもまたビジネスパートナーとして指名を受けられるといいですね。

関連ストーリー

注目ストーリー