心理的安全性が個々の才能を開花させる “優しい文化”が根付いた理由

フロアに響く陽気な笑い声、オフィスに飛び交う「いいね!」「やろう!」の言葉ーー私たちクリエイターズネクストが大切にしているのは、あたたかさと肯定に満ちた雰囲気。「才能が解放されていく」と表現する社員もいるクリエイターズネクストの文化はどのように生まれたのでしょうか?

持っている能力を開花してほしい。窪田が意図的につくり出した“優しい文化

▲ 社内には和気藹々とした雰囲気が溢れている

報告・連絡・相談の遅れや言葉づかい、就業中の態度など、「こうしなければいけない」「こうあるべき」があればあるほど、相手を追求したり、問い詰めてしまったり……。


厳しく指導するのはその人のためなのかもしれませんが、批判や否定ばかりの環境では精神的に疲弊し、萎縮し、本来持っている能力を発揮できなくなってしまうことがあります。


しかし、クリエイターズネクスト(以下、クリネク)には、誰かを“責める”ということがないとビジネスデベロップメント局局長の筒井勇人は語ります。


 筒井 「クリエイターズネクストには“こうしろ”という抑圧や、誰かが誰かを厳しく追求することや、スタッフ同士の愚痴を聞くこともありません。例え誰かがミスをしても、ただただ責めるのではなく、人ときちんと向き合うことで解決するという優しい文化が根付いています。


これは、もともとあったものというよりは、代表の窪田望が意図的につくり上げてきた社内の雰囲気だと思っています」

能力が高い人の中には、他者の仕事のスピードや手法、ミスが気になり「なんでできないんだ」と無意識に追い込んでしまう人も少なくありません。


 筒井 「能力が非常に高く、自分にストイックな人柄。そしてスタッフが全員辞めてしまうという経験をしている窪田だから、人に優しくするということを今度は意識してきたと思うんです。
それが今では誰が意識するでもない、自然な空気としてここに根付いているんだと思います。
先日目にした記事に、“チームのパフォーマンスを上げるのに必要なのは、“心理的安全性”とありました。感じたままの思いを素直に伝えることができる環境のクリネクは、まったくそれができていると感じます」

「ビジョン共有会」で個人の働きがいの基盤を醸成

▲ 2018年11月に行われた「ビジョン共有会」の様子

そんな“優しい文化”が根付いたクリネクにおいて、筒井はふと違和感を覚えはじめます。


 筒井「みんな生き生きと、めちゃくちゃいい仕事をしているんですよ。でもそれが、会社の業績につながっている気がしなくて……。どこに向かっているんだろうという気持ちになったんです。個人の能力は上がるけれど、会社としての目的は達成できるのだろうか、と」

そこですぐに窪田を捕まえて、議論しました。「もっと窪田の会社としてのビジョンを皆に伝えてほしい」と訴えます。


 筒井 「窪田としては、過去のトラウマだったのかもしれません。
自分のビジョンを語ることが、誰かへの押し付けになってしまうかもしれないと。それが、ビジョンを語らないというネガティブな方向に作用していたのかもしれません。けれど、僕は『同じ方向を向いている僕らにも窪田の想いを聞かせてほしい』と素直に思ったんです」

すると翌日、窪田は早速ビジョンをつくり、次の内容を社員の前で発表しました。


――より創造的で刺激的な未来の実現のために、人類の進歩を促進し、

働いている人たちがワクワクして童心に帰れるような時間をつくる。

 
 筒井 「窪田が情熱を持って語っている姿を見て、すごく嬉しかった。そしてそんなビジョンは会社や代表のみならず、皆が語れるようになっておくことが必要だと僕は考えました。

自分は何者で、何が大事で、何が得意で、どうして仕事をするかーー。

クリネクで四半期に一度インターン生含め全員を巻き込んで開催されている『ビジョン共有会』は自分が叶えたいことを会社とシェアする場。窪田のビジョンも、僕ら個人のビジョンも、一緒に働く以上、共有と共感が必要だと思うんです」

「1on1」で社内の意思決定を加速

▲ 社内で共有している1on1の資料の一部

クリエイターズネクストにはもうひとつ、個人と会社の成長を促進する大切なミーティングがあります。それは、「1on1」と呼ばれる、個人面談です。


 筒井 「背景は、コミュニケーションのズレが事業のズレになっていないかと疑問をもったことです。多くの企業で『一緒に働いてはいるけれど、その人のことをあまり知らない』ということがあると思うのですが、クリネクも例外ではありませんでした。


コミュニケーションが取れているようで取れていなかったり、知っているようで知らなかったり。そのズレが会社のネガティブな側面に直結してしまうのではないかと危機感をもちました。
そこで、みんなに要望や願望を聞こうと思ったんです。
どういう仕事をしたいとか、プライベートな悩みとか、なんでも話してもらい、それを会社全体で考えていけるようにするというシステムが 『 1on1 』です」

たとえばインターン生にヒアリングをしたところ、「インターン生が主体的に働けるようにしたい」や「オフィスの環境をもっと整えたい」などのいくつものリクエストが上がってきました。それを窪田に伝えると、会社として改善できる部分をすぐに反映させていました。


 筒井「『自分の意見が通る』という体験、嬉しいじゃないですか。そういう喜びは帰属意識や貢献心をさらに強くしてくれるものだと思っています」

共有と共感、自分の意思が会社全体の決定になる経験と任される裁量の大きさ。個人が全体に認められたまま役割をしっかりと果たすことができる環境において、「皆本当に楽しそうに働いていて、微笑ましい」と筒井。


誰もが、“自分がエース”と役割に向かえる環境が醸成されているのです。


ひとりでも食べていける時代に、会社に所属する価値提供を

▲ クリネクでは、社内でブレストし合いながら同じ方向性を向いて仕事している
 筒井 「近頃は、会社に所属しない働き方が時流になりつつあるのかもしれません。そんな中で、あえて会社に所属することを選んでくれる人たちに、価値を返したいと僕は思うんです。そうしないと、働きたいという人が集まりませんよね。

だからこそ、会社のため、世の中のためだけだと不十分だと感じます。個人が自分が達成したいもの、どこに向かいたいかをきちんと表明できることと、それを聞いた組織が個人を応援できることがとても大切なのではないでしょうか。

働くことや人が生きるうえでの本質的な価値は、“希望 ”だと思っているんです」

常に心に希望を宿し続けるために、自分自身の夢を共有したり、みんなに応援してもらったり。そんな環境で自分の職責を果たしていくことで「才能が解放されていく感覚になれる」と筒井は続けます。


 筒井 「いい仕事をしたなという充実感、納得感、誇り。好きなことを突き詰めて続け、それを誰かに喜んでもらえる喜びの連鎖。
失敗を恐れずになりたい自分に向かっていける人にとっては“水を得た魚”のように輝ける環境がクリネクにはあると思います」

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