東大医学部卒が生んだ、 超有名校がこぞって導入する 英語学習サービス「RepeaTalk」の誕生秘話

現在、日本で行われている英語教育は、文法メインの勉強と英会話の組み合わせが一般的。しかし、これは言語教育学では非効率な学習方法とされています。そこでコトバンクは、科学的に英語を学べる「RepeaTalk」というサービスを展開。日本の英語教育の効率化を目指しています。
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なぜ日本人は英語が話せない? 東大医学部というキャリアから生まれたサービス

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2010年、日本人のTOEFLスピーキングスコアは世界最下位。その一方で、日本の英会話教室の市場規模は3000億程度と、英語能力向上のために多くの人が費用をつぎ込んでいます。にもかかわらず、なぜ日本人は英語が話せないのか…? その原因が中学・高校で行われている典型的な学習構成にあると、コトバンク株式会社は提唱しています。
 従来の「英語は耳から」「英語舌から」「とにかく英会話!」など根拠と効果が曖昧なサービスに対するアンチテーゼとして、このサービスは誕生しました。
小泉 「西洋医学では、客観的根拠に基づく診療が大前提です。ITによって学習履歴のトラッキングが可能になった昨今、教育サービスもROIのエビデンスに基づいて提供されていくべきと考えています」


このサービス考案の背景には、東京大学医学部出身という小泉自身のバックグラウンドが大きく影響しています。

常識を覆す「A型学習」とは

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従来の英語教育は、中学・高校でひたすら文法メインの勉強を繰り返し、大学や社会にでて英会話などの実践的なものを繰り返すのが一般的です。しかしこれはスポーツで例えると、基礎的な練習を積まずにいきなり試合に放り出されるような学習構成になっています。これは「M型学習」と呼ばれ、 M型学習は言語教育学では非効率とされています。

そこでコトバンクでは、新たに「A型学習」を提案。A型学習とは、音読で学んだ内容を「会話」で確認するトレーニング方法です。言語は「知識」ではなく「技能(スキル)」。スポーツや音楽と同様に、基礎練習をせずに試合だけを繰り返しても上達は見込めません。

A型学習に沿った勉強ができる「RepeaTalk」は、学習者がリスニングやスピーキングの音読練習や、Skypeを使った英会話レッスンを受けられるトレーニングシステム。いきなり英語での会話をはじめるのではなく、シャドーイングやオーバーラッピングなど、課題を細かくすることにより、達成や成長実感が容易になります。

この学習方法は第二言語習得に関する様々な論文でその有効性が実証されています。語学学習には様々なサービスがありますが、本サービスは「音読練習」と「英会話」を組み合わせていることが特徴。音読は、通訳のプロフェッショナル育成にも必須の優良トレーニングで、1人で練習できるために低コストなのも大きな魅力です。

参考論文:CiNii
http://ci.nii.ac.jp/search?q=%E8%8B%B1%E8%AA%9E%E3%80%80%E9%9F%B3%E8%AA%AD&range=0&count=20&sortorder=1&type=0

http://ci.nii.ac.jp/search?q=%E8%8B%B1%E8%AA%9E%E3%80%80%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%83%89%E3%83%BC%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%B0&range=0&count=20&sortorder=1&type=0

生徒の音読を可視化する、業界初の教員向けサービス(特許出願中)

現在、「RepeaTalk」を主に導入しているのは中学・高校・大学などの教育現場。A型学習を実施することを目的に、生徒の音読を可視化する業界初の教員向けサービス(特許出願中)として提供しています。同サービスを用いれば、英会話に習熟していない教員でも立派に生徒を指導することが可能です。日本では英語教員が英語を話せないことも珍しくありません。かといって代わりにネイティブ講師を雇う予算もないのが現状です。そんなときに「RepeaTalk」を使えば、4技能(話す/聞く/書く/読む)の総合的な指導が容易になります。

2014年から京都大学や東京工業大学を含めた国立大学、そして2015年の4月からは神奈川県の浅野高校などの進学校に展開。生徒は「1.英語の見本音声を聞き」「2.見本音声をマネしながら読み上げて録音し」「3.録音した自分の音読を聞き直し」「4.うまくいった録音音声を先生に提出する」といった4ステップで学習します。

「RepeaTalk」は
・学校で使っている教科書に連動することができる
・先生がパソコンで生徒の実施状況を細かく確認できるので宿題管理が簡単
・夏休みなどの長期的な休みでも、課題に関するコメントを活用して生徒とコミュニケーションがとれる
・学習を始めた時期からの記録を残せるので、成果の比較が可能
・生徒が自分の能力向上を実感でき、モチベーションアップが期待できる

という利点があり、導入学校から高く評価されています。生徒の発話を録音データという形式で「見える化」して保存することで、生徒の学習率を大きく高めることも可能。また、親御さんからも子供が学習している様子が見えるので、安心できるとの声が寄せられています。

日本の英語力、世界最下位レベルからの脱出へ!

コトバンクの「RepeaTalk」は、生徒の音読を可視化する、業界初の教員向けサービスとして、今後のシェア拡大を目指します。同サービスを通じて、中学・高校卒業後には当たり前に英語が話せるような人をどれだけ増やせるのか。そして日本の英語教育がどう変わっていくのか。日本の英語能力世界最下位レベルからの脱出はコトバンクにかかっているのかもしれません。

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