大手企業ではなく“ゼロからイチ”の環境を選んだ、フルスタックエンジニアの奮闘

キュービックの自社メディア事業を支えてくれているエンジニア部門のメンバーたち。2017年現在、同部署を率いているのはマネージャーの飯田宜央は、マネジメントやコンサルなど高いスキルをもち、2年前、はじめてのエンジニアとして当社に入社しました。彼はなぜ、キュービックで働くことを選んだのでしょうか。
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「エンジニアになろう」と考えたことは、実は一度もなかった

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2017年現在、キュービックでエンジニアとして活躍する飯田宜央が、プログラミングにはじめて触れたのは10年以上も前のこと。しかし彼は、最初からエンジニアを目指していたわけではありませんでした。

大学生の頃、飯田はスポーツコーチを目指し、アメリカのインディア州にある大学に通っていました。そこで体育学と並行して経営学を学んだことがきっかけとなり、ビジネスそのものへの興味をもちはじめます。そして日本に帰国後、就職活動をすることに……。

飯田 「就活と並行しながら、派遣社員としてコールセンターのスーパーバイザー(SV)をやっていて。そこで仕事をするなかで、プログラミングに触れました。ただ正直、エンジニアの何たるかはまだわかっていなかったですね」

当時、スーパーバイザーの仕事だけでなく、新事業の開発を担う部署にも配属されていた飯田。今まで紙ベースでやっていたことをシステム化するなど、いくつかの仕事に携わるうち、「プログラミングを仕事にするのもいいかもしれない」と思うようになっていきます。

飯田 「こういう業界もやりがいがあるな、市場価値が高そうだな、と。決してエンジニアになりたいと思っていたわけではなくて、単純に仕事内容に魅力を感じたんです。成り行きでエンジニアになった、という感覚の方が強いかもしれません」

最終的に、飯田が就職したのはSIer(システムの企画、構築、運用サポートなどの業務を請け負う事業者)の会社。そこで彼は、エンジニアとして幅広い業務に携わることになりました。

プロジェクトマネジメントや業務コンサルまで、幅広い経験を積む

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SIerの会社に入社した飯田は、インフラ専門のエンジニアとしてさまざまなプロジェクトを担当することに。クライアントの業種や業界も非常に幅広いうえ、仕事内容も単にコードを書くだけにとどまりませんでした。

エンジニアとしての仕事だけでなく、プロジェクトマネジメントやチームマネジメント、クライアント先の業務改善やセキュリティに関するコンサルティングなども行っていくようになるのです。

飯田 「小さい会社で、仕事はすごく大変でしたけど、よい経験でした。この会社での経験が今の自分を形成しているといっても過言ではありません。社員のスキルレベルの高さはもちろんのこと、何かしらの特技を持っている人が集まっていて。これほど成長できる環境はなかったんじゃないかな、と思います」

約8年半にわたり、目の前の仕事に一生懸命取り組んだ飯田。しかし実力がつき、自分自身で仕事を回せるようになってくると、ある考えが頭に浮かんできます。それは「自分の市場価値がどれくらいなのか知りたい」というものでした。

飯田 「さまざまな会社と仕事をしていくなか、自分はもっと“外の世界”を知る必要があると感じるようになったんです。転職したい、という思いはそこまで強くありませんでしたが、今後のキャリアを踏まえて、少しずつ情報収集をはじめました」

そうした情報収集の期間は、およそ2年続きました。いろいろな会社の求人情報を見ていくなかで、ある日“フルスタックエンジニア”という言葉を使った求人情報に目をとめます。それはエンジニアの間でも、まだあまり認知されていない呼び方でした。

その求人を出していた会社が、ほかでもないキュービックだったのです。

“うっかり見つけてしまった大穴”、キュービックで働くことを決意

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飯田 「実際に代表の世一に会ってみて、『謙虚な人だな』と感じました。東大を卒業し、会社の代表も10年ぐらいやっていて黒字化に成功している。それにも関わらず、勉強意欲や知識欲が強い。また包み隠さずに『エンジニアの人をどう見ればいいのか、わかりません』と言っていたのも印象的でした」

当時のキュービックには、エンジニアがひとりもいませんでした。だからこそ、飯田のようにオールマイティな仕事ができる人材を求めていたのです。飯田自身も、コードを書くだけの仕事をすることは考えていませんでした。

そのとき彼は、他の会社の中途採用にも応募しており、すでに内定をもらっていました。その会社はキュービックとは真逆の、誰もが知る大手企業。投資体力があり、働く環境も整っていて、イキイキと仕事をしているエンジニアが大勢いました。

大本命の会社と、飯田いわく「うっかり見つけてしまった大穴」――まさに対局の位置にある両社でしたが、彼が出した答えは「キュービックで働くこと」。

飯田 「最後は代表の人柄に惹かれましたね。やっぱり働くうえで大切なのは、一緒に働く人ですから。それに大きな会社のイチ社員として働くよりも、第二創業期に突入するフェーズの会社で、インパクトのある仕事をした方が面白そう、という気持ちもありました」

キュービック初のエンジニアとなった飯田は、ゼロどころか、ものによってはマイナスのものもあった社内のITインフラを、一つひとつ整備していきました。さらに組織のなかで、エンジニアが働くための文化形成をすること。自分の仕事を、会社の中にきちんと根付かせること。それが、彼の新しいミッションになったのです。

市場価値の高いエンジニアとして、ビジネスの成長に貢献するために

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飯田の入社から2年が経った2017年2月現在、キュービックのエンジニアの人数は、インターン生を含め、16人まで拡大しました。飯田自身は今、基本的には全体を俯瞰したマネジメントを行っています。

飯田 「マネジメントをするうえで心がけているのは、リスクを事前にリサーチすること。常に失敗することを前提に物事を進めるようにしています。エンジニアは『自分が作ったから大丈夫』という自信を持っている人が多いんですけど、人間なので絶対に失敗は起こる。マネージャーとして失敗が起きる前提で、いかに早く動けるかが大切です」

実際、社内で問題が起きてしまった際の、飯田の対応スピードは迅速。常に冷静に問題の本質を見極め、対策方法を指示します。

飯田 「トラブルが起きたとき、多くの人は問題が発生してしまった原因を探りたがる。でもそれが正義でないこともあるんです。お客様の損失につながってしまうときなどは、原因追求よりも課題解決を優先すべきですから」

こうしたビジネス感覚をもち、いつも本質的な課題を見極める飯田は、社内のエンジニアからも厚い信頼を集めています。現在、当社でエンジニアとして働く北野琢也もそのひとり。

北野 「飯田は僕にないものを持っている人だな、と思います。ネットワークからセキュリティなど幅広いスキルがあるのはもちろんのこと、全体を俯瞰してマネジメントができる。日々、すごく勉強させてもらっていますね」

しかし、キュービックのエンジニア組織はまだまだ立ち上がったばかり。飯田自身が感じている、自分のミッションの進捗も「まだ10%くらい」――。個のスキルも、開発の体力もまだまだ足りないのが現状なのです。

しかし飯田は、今のキュービックだからこそ得られるものもある、と考えています。

飯田 「キュービックのエンジニアは、ひたすら目の前のシステムを開発するのではなく、対ユーザー、対クライアントの仕事がメインになります。システムはあくまでも手段にすぎません。だからこそエンジニアにも、いかにビジネスの本質を捉えるかが求められる。その感覚をつかむことで、市場価値の高いエンジニアとして成長できると思います」

システムやアプリケーションを開発するだけが、エンジニアの仕事ではない。自分たちの役割は、ビジネスの拡大に貢献していくこと――飯田が率いるエンジニアチームは今日も、キュービックの成長を支えてくれています。

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