チャレンジングな環境に飛び込みつつ、3人の育児をがんばるマネージャーの奮闘記

仕事と家庭の両立。今、働きざかりの世代を悩ます大きなテーマのひとつになっています。2016年7月、株式会社キュービックに入社した松田智之もそのひとり。2017年現在、当社の新規部署のマネージャーとして働く傍ら、3児のパパとして育児に奮闘する毎日を送っています。彼は日々、どのように両立を図っているのでしょうか……?
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自身のキャリアを見据え、もう一度チャレンジングな仕事がしたかった

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「ヒト・ファースト」を企業理念に掲げ、成果報酬型モデルの自社メディア事業を運営する株式会社キュービック。11期目で売上は20億円を突破、従業員数は200名を超えるなど、大きく成長を遂げてきました。

当社では今、これからのさらなる成長に向けて、キュービックのマーケティングテクノロジーのノウハウを企業に提供する営業部隊、“アカウントプランニングディビジョン”の立ち上げに着手しています。

この部署のマネージャーとして、16人のチームメンバーを率いる松田。彼は2016年7月にキュービックへ入社する以前、大手IT企業の営業マネージャーとして働いていました。

その当時、彼はすでに2児のパパでした。仕事では最大40名のメンバーを率いて活躍しており、まさに公私ともに充実した生活を送っていたのです。

しかしあるとき、松田はある決断をします。

松田 「33歳という年齢を考えたとき、このまま同じ環境に居続けていいのか……と。もう一度、チャレンジングな環境に身を置いて成長したい。そう思い、転職することにしたんです」

どこで働くべきか――求人サイトで会社を探しているときに、ふと目に飛び込んできたのがキュービックだったのです。興味を持った松田は面談を申し込み、HRチームのマネージャーから会社のこと、現状の課題、今後の展望などを聞きました。

松田 「ヒトにすごく向き合っていること、メンバー全員で成長していこうとしていることがよくわかり、とても魅力を感じたんです。それが入社する決め手になりました」

新たな環境で働くことを決めた松田ですが、時を同じくして、プライベートにも大きな変化がありました。なんと、奥さんのお腹にもうひとり、新たな命が宿っていたのです。松田は新しい一歩を自身で踏み出すとともに、“3児のパパ”として働いていくことになりました。

生産性を徹底的に高めて仕事と育児の両立を図る、3児のパパとしての働き方

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松田 「前職では出張が多く、なかなか育児をサポートすることができなくて……。2人目までは妻の力で何とかなっている部分がありましたが、3人の育児を任せるのは負担が大きすぎる。そう思い、自分も今まで以上に、育児に積極的に関わることに決めました」

3人の子育てと、仕事の両立を図っていくことになった松田。限られた時間の中で最大限のパフォーマンスを発揮するために、仕事の進め方にも工夫を凝らすようになります。

そのひとつが、とにかくタスクの数を減らすこと。自分が抱えているタスクを棚卸しし、まずは簡単なタスクから取りかかっていくのです。

松田 「イレギュラーで入ってくるタスクも、2〜3分で終わるものはすぐに取りかかりますし、返事を返すだけでいいものは、『いつまでにやります』と返事をします。これをするだけでもタスクがたくさん溜まって手付かず状態という精神的なプレッシャーからも逃れられますし、最終的には生産性もあがるんですよね」

彼は前職時代から、周囲の同僚や顧客から「レスが早いから安心する」といった評価を得ていました。その経験が、キュービックの仕事にも活きています。

ただし、仕事と育児の両立は家族の理解があってこそ成り立つもの。松田は仕事の工夫以外にも、家族としっかり向き合うことを大事にしています。

松田 「プライベートの時間はしっかり家族に注ぐことで、仕事に対する理解も深まると思っています。たとえば、土日は家族と一緒に過ごしていれば、平日の夜に会食が入ってしまったり、残業で帰りが遅くなったりしても、理解してもらえる。こうした姿勢も、仕事と育児の両立をしていくには大切だと思います」

会社側も、仕事と育児の両立を図る松田をサポート。キュービックのメンバーは若手が圧倒的に多く、既婚者がそもそも少なかったため、これまでは社内に明確な育児休暇制度はありませんでした。しかし松田が転職してきたことで、そうした制度の整備も少しずつ進んでいったのです。

こうして家族や会社の後押しを受け、松田の新たなチャレンジがはじまることになったのです。

メンバーを信じて、仕事を任せる――マネージャーとして大切にしていること

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松田にとって、キュービックではじめての挑戦となったのが、新たな営業部隊の立ち上げとチームのマネジメントでした。

松田 「これまで自分が経験していないことにチャレンジさせてもらえたうえ、ある程度の裁量をもらっています。自分の考えをもとにチームづくりができる環境があるのは、すごくありがたいですね」

チームマネジメントでは、当然のことながら個人だけでなく、組織としての成果を求められます。松田は自身の立場を踏まえたうえで、マネージャーとしての仕事の進め方もさまざまに工夫しています。

そのひとつが、チームメンバーにできる限りの権限を委譲すること。「自分で仕事を進めた方が早い」という思いは捨て、任せられるものはメンバーを信じて任せていく。自分がいなくても仕事が進んでいく環境を、少しずつ整備していったのです。

そうすることで、チームにもよい影響が出はじめました。

松田 「私が育休を取得し、丸5日くらい会社にいないことがありました。その期間中、それぞれのメンバーが自分たちで考え、仕事を進めていってくれたんです。これは大きな成長だと感じると同時に、仕事を任せることの大切さを再認識しましたね」

日頃からメンバーの認識を統一するために、ミーティングの議事録は必ずオープンにして共有。毎月、メンバー全員で方向性を確認する会議も実施しています。

さらに松田は「これをやっておいて」と仕事をわたすだけではなく、その背景や目的、目指すゴールなどを、毎回ていねいに説明することを心がけています。

また部署が立ち上がって間もないこともあり、方向性や戦略、目標などをメンバーと直接話し合う場を何よりも大切にしている松田。全員で話し合って決めることで、目標に“所有感”を生み出しています。

松田 「それらを自分が伝えていなかったがために、自分と相手の認識が大きくズレていたことも何度かあったんですよね。そうしたムダが起きないように、業務中のコミュニケーションは徹底して行うようにしています」

仕事とも家族ともきちんと向き合い、「人間力」溢れる組織にしていきたい

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自身の仕事と、チームづくり。双方を工夫することで、2017年3月現在、松田は平日も19時には退社し、育児の時間を作っています。

松田 「上の子が3歳半で、真ん中が1歳半、そして末っ子は生まれたばかり。だからもしかすると、今がいちばんの踏ん張りどきなのかもしれませんね。 さすがに、自分の時間を作る余裕はまだないので……。土日に子どもの相手をするので、月曜なんてけっこうヘトヘトですよ(笑)」

3人の育児をしながら、ベンチャー企業に転職して新たなチャレンジをする――それは普通なら、一瞬躊躇してしまう選択かもしれません。しかし彼は、楽な道を選ばず、あえてタフな環境へ飛び込みました。それは、自分自身のキャリアを冷静な目で見つめていたからこそに他なりません。

松田 「子育てと自分のキャリアは、そもそも切り離して考えていましたね。それに自分自身がさらに成長していかないと、これからずっと家族を養っていくこともできないですから」

ときには「もっと働きたい……」ともどかしく思う日も、自分自身の時間がほしいこともあるでしょう。しかし松田はそれらをうまく受け止めて、さらに先のゴールを見つめています。

松田 「立ち上がったばかりの営業部隊なのでまだ売上比率は小さいんです。だから早く、もっと大きなインパクトを出していけるようなチームにしていきたいですね。それに加えてキュービックの特徴でもある、人に向き合うことは大切にしたいと思っています」

営業力はもちろんのこと、一人ひとりが人間力も身につけていく。商品ありきではなく“ヒト”に対するイメージを持ってもらうことで、他にはない組織を作り上げていきたい、と松田は考えています。

松田 「結局、仕事と家庭、どちらかをおろそかにすれば、両方崩れてしまうものだと思っていて。全力すぎると疲れますけど(笑) 少なくともきちんと向き合うことが大事なんですよね。

だからこそ、仕事ではもっとメンバーとのコミュニケーションを増やしていきたいですし、家族への感謝も忘れないようにしたい。これからもうまく、仕事と育児の両立を図っていきたいと思います」

組織の立ち上げと育児、その両方に日々、奮闘している松田。「ヒトと向き合う」ことを何よりも重視している彼の姿勢が、いずれ若いメンバーたちにとって、仕事と育児を両立するためのロールモデルになるはずです。

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