ヒト・ファーストなファーストキャリア選択 〜私以上に私を信じる仲間に魅せられて〜

社員の約1.5倍、160名のインターンが活躍する、株式会社キュービック。なかには採用プロセスを経て、正社員として入社する人間も。現在、人事として活躍する荒木珠里亜もその一人。他社の内定を既に持っていた彼女が新卒で入社した理由、それはインターン時代に知った新しい価値観、そしてある出会いにありました。
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私はまるでハーマイオニーのように自己主張が強い人間だった

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2017年4月に新卒で入社した、荒木珠里亜。彼女がキュービックにインターンとして働きはじめたのは大学3年生の春のこと。「Wantedly(ウォンテッドリー)」に掲載されていた、とある募集ページを目にしたのがきっかけでした。

荒木「『私が買いすぎたチロルチョコを一緒に食べてくれるwebディレクターを募集』というページを見たとき、この会社は絶対に面白いんだろうな、と思い、即応募しました」

その後、社長室(現:経営推進室)PRチームの平山直子と会って話し、キュービックで働きはじめることに。まずは、ソーシャルメディアマーケティングユニット(組織変更により現在は存在せず)という部署に配属され、Webマガジンの記事の進行管理や編集を任されます。

インターンとして第一歩を踏み出した荒木。しかし、彼女は働く中で少しずつ戸惑いを感じるようになります。周りのインターン生と、なかなか馴染めずにいたのです。荒木と同じ大学で親交の深い、経営推進室 PRチームの森山あかりは当時の荒木の性格について、こう語ります。

森山「荒木はすごく自信家で、ビジョナリー。自分が成し遂げたいと思っている世界以外は目に入らないようなタイプ。目立ちたがりではないのですが、自己主張が強いので、相容れない人も多かったんじゃないかな、と」

そんな彼女についた、社内でのあだ名は“愛の押し売り”。兎にも角にも、自分の考えや発言をシェアすることに喜びを感じる、そんな性格だったのです。

真逆の価値観との出会いが、私を変えた

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荒木「過去を振り返ってみると、中高生時代の影響が強いのかもしれません。私が通っていたのは、小学生のころに学級委員をやっていたような人が集まってくる、中高一環教育の学校。自分と似た考えの人ばかりで、ユートピア、理想郷のような環境だったんです」

同じ価値観の人たちと6年間一緒に過ごす——この経験によって、荒木の“自分を中心”とした性格が形成されていきました。その後、大学に入り、キュービックで働くようになってからも、この性格は相変わらずだったのですが、サークルを通じて出会った一人の男性との出会いが、荒木の性格を180度変えたのです。

そのとき出会った彼は、荒木とは真逆の環境で育ってきた人物でした。親の仕事の影響でたくさんの現実を見てきて、「人生は基本的に自分の思い通りにはいかない」という考えを持っていたのです。

荒木「彼と出会ったことで、自分がどれだけ平和ボケしていたかを知りました。井の中の蛙だったんだな……と。自分とは異なる価値観に触れることで、自分がいかに恵まれた環境で育ったかということを痛感しましたし、何よりもっと周りの人のことを幸せにできる存在になりたい、と思うようになりました。こうした人との出会いが自分の成長につながるということに気付いた瞬間でした」

以降、荒木のコミュニケーションの仕方にも変化が。これまでは自分の考えを“伝える”ために一生懸命だったのですが、どうしたら“伝わる”のかを考えて、コミュニケーションするようになったのです。

森山「キュービックで働きはじめたころに比べ、いまはすごく変わったなと思います。相手が幸せになるためには、どうすればいいのか、何を伝えればいいのか。それを考えて行動していると感じますね」

この変化によって、最初は馴染めずにいたキュービックでの仕事にも慣れはじめます。同時に、周りのメンバーが生き生きと楽しそうに働いている姿を見て、ベンチャー企業で働くことに魅力を感じ出すとともに、自分に適した環境なのではないかと思うように——。

正直、キュービックに入社するつもりはなかった

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社員たちからの実際の手紙

キュービックで働く楽しさを感じはじめていた荒木ですが、そのタイミングで“就職活動”もはじめることになります。就職活動の軸に据えていたのは、“キュービックよりも良いベンチャー企業”であるかどうか。キュービックと比較しながら、就職先を探すことになりました。

荒木「就職活動自体は順調に進んだのですが、どの会社も同じことを言ってくるので、「この会社で働きたい!」と思える決め手がなかった。雰囲気が合いそうな会社はいくつかあるものの、どうすればいいのか、すごく悩んでいました」

そんな折、人材業界でキャリアを積んできた“人事のプロ”がキュービックに入社してきます。それが現在、経営推進室のマネージャーを務める、森實泰司です。荒木は彼が入社してくるや否や、すぐさまランチの約束を取り付け、就職活動の相談をしてみました。

森實はこれまでに数万人以上のキャリア支援をしてきた人物。荒木の相談にも的確な答えを返していきます。

荒木「大手企業、ベンチャー企業に入ったら、それぞれどうなるのか。ストーリー立てて、具体的に教えてくれました。そして3つめの選択肢として、キュービックに入ったら、どうなるのかも教えてくれたんです。今までキュービックで働く未来を考えたことがなかったのですが、その話を聞いて、キュービックも就職先として考えるようになりました」

ただし、そのときは「キュービックに新卒入社しよう!」とまで思える決め手が、まだ見つけられず……。引き続き、荒木は就職活動をしながら考えることになりました。

荒木「そのころ、キュービックでウェディング事業の立ち上げに携わっていて。ふと、その事業の業界に絞って会社を探してみたら、すごく共感するビジョンを掲げている会社を見つけたんです。『私のやりたいことができる会社は、ここだ』と思いました」

エントリーしてみたところ、順調に選考が進み、3日間のインターンシップに参加。「内定が出たら、すぐに承諾の連絡をしよう」とまで考えていた荒木でしたが、このあと想定もしていなかった出来事によって、その考えが大きく揺らぐことになるのです。

最終面接の前日、森實に呼ばれ、ご飯を食べることに。3時間くらい他愛もない話をして盛り上がった後、森實がおもむろに「実は今日、荒木を呼んだのには理由があって……」と切り出します。次の瞬間、森實は荒木がインターン中にかかわった、全ての社員からの手紙を渡し、こう語りかけたのです。

「必ず一流のビジネスパーソンにしてみせるし、この決断が間違っていなかったと思えるようにするから、一緒に働いてほしい」

それはまるで、プロポーズのような言葉でした。

荒木「この言葉と、社員さんたちからの手紙で思わず大号泣しました。それで、行こうと決めていた会社への気持ちにブレが生じてしまったんです」

入社の決め手となったのは、「大好きな仲間がいる環境」

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HRチームでおこなったイベント時の写真

どちらの会社に行くべきか——葛藤を抱えたまま、荒木は最終面接へ向かいます。そこで心に決めていた会社の社長に対して、素直に「自分の気持ちにブレが生じてしまった」と告白。社長からは、「何の制約もなかったとして、自分が一番大事にしたいと思うことは何か考えてごらん」と言われ、自分の素直な思いと向き合うことに。

荒木「いろいろと考えるなかで、決め手となったのはキュービックで出会った人の温かさでした。キュービックは社員とインターンの枠にとらわれず、互いに思いやりをもって意見を言い合える関係性が成り立っている会社です。最初は、やりたいと思うことよりも優先して考えていいことなのかな、という迷いもあったのですが、合宿でキュービックの未来などを仲間と一緒に考えていたら、改めてすごくいい会社だな、大好きだなと。思い切って、合宿の場で内定を承諾しました」

こうしてインターンを経験し、新卒採用のプロセスを経て、キュービックに入社することになった荒木。彼女は現在、森實率いる大好きなチームメンバーと共に、人事の仕事を通して周りの人の幸せを生み出すべく、奔走しています。

荒木「普通、そこまで新卒と本気で向き合ってくれる会社は他にないだろうと思いました。だからこそ、私はもし森實がキュービックにいなかったら、キュービックに入社していなかった、と思います。ファーストキャリアを選択するにあたって、何よりも大切にすべきなのは、何をするかではなく、誰と働くか、ではないでしょうか。どんなに辛いときでも、私以上に私を信じて仕事を任せてくれる人がいるこの場所だからこそ、頑張れていると思う機会は多いです」

そう語る彼女は、自分自身が入社を決めるに至ったこの体験を引き継ぐように、面談時には候補者を入社させることばかり考えないよう意識しています。

荒木「候補者にキュービックの魅力を伝えることはもちろんするけれど、その人にとって一番幸せな選択肢を一緒に考えてあげられる人事でありたいと思っています。その結果、キュービックには入社しないという選択を仮にしたとしても、その選択肢に気付けるキッカケになれたならそれでいいんです」

キュービックの仲間からの愛を全身に浴びた彼女だからこそ、心の底から会社の魅力を語ることができると同時に、キュービックに興味を持って訪れてくれた人を幸せにできる人事を目指すことができるはず。あのとき迷ったすえに、大好きな仲間がいる環境を選んだ結果、本当にやりたいことをできている今があるのです。

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