1人の人間として活躍する。本当の“活躍”を追い求めた男が行き着いた、自分の在り方

2019年11月現在、D2C Rの営業本部ダイレクト営業部に所属する井上 義隆。営業として活躍するかたわらで、プライベートではブログメディアやYouTubeチャンネルの運営など、個人活動にも力を注いでいます。なぜ彼は2足の草鞋を履くのか。何事にも全力を注ぐ彼の想いをご紹介します。

感じた危機感から選択した、自分の力でやるべきこと

▲ブログ内コンテンツの1コマ

物心がついたときから洋服が好きだったという井上。アルバイトでアパレル販売を経験していたこともあり、ファッションに携われるBtoB営業を目指し、新卒の就職活動をスタートさせました。

井上 「結果的に繊維系商社のセールス担当として、前職の会社に入社しました。仕入れた商品を百貨店に卸すのが僕の仕事です。前職の会社はブランドのライセンスを多く持っていた企業だったので、仕入れた商品にブランドを乗せて百貨店に卸す、ルート営業をしていました」

めまぐるしく流行りが移り変わるファッション業界、ファッションや小物のトレンドにはアンテナを張り続ける必要があります。こうした環境の中で、井上はSNSで常に情報収集をする癖がつきました。日常的に情報収集を行うことは、セールス担当として着実に成果を出せた結果のひとつではないかと当時を振り返ります。

井上 「成熟産業だったので、基本的には業界内でのパイの奪い合いです。競合企業よりも、どれだけ足しげく通うか、自分で得たトレンドや情報を継続的に伝えるか、選ばれる存在になるかが重要でした。担当顧客から “信頼 ”という名の受注を勝ち得たときが、やりがいを感じる瞬間でしたね」

そんな井上ですが、社会人2年目当初、自分自身への危機感を徐々に感じ始めました。

井上 「前職はパソコンを使える人も社内にほとんどいない状態で、僕レベルでも教える側になるような状況でした。一方、 SNSで情報収集をする癖がついていた延長で、ビジネス系アカウントも多く見るようになっていて。外の世界が少し見えてくる中で、個人としての力をもっとつけていかないと、ビジネスマンとして死んでしまうかもという感覚に襲われました」

井上は「個人の力をつける」とは何なのかということを考え始めたときに、自分と同年代の人が積極的に情報発信をしていることを知り、感化されました。

井上 「働きながら本気でブログを書いたり、 Twitterをやったり、発信を通して社会的にも “活躍している人 ”が多かったんです。そのとき、僕自身も個人として発信力があるビジネスマンになりたいと強く思い、現職と親和性の高いファッション系のブログメディアを立ち上げることにしました」

こうして就業後の平日や休日に時間を割いてブログの執筆を始めた井上ですが、ブログを立ち上げた当初は閲覧数が皆無で、想像していた以上の苦労が待ち受けていました。揶揄されることや、ばかにされることもあったと当時を振り返ります。

井上 「ブログが見られていないことに関しては頑張ろうと思っていた程度ですが、こういうことを始めると知人などに冷やかされることもあって(笑)。とにかく絶対に見返してやるという気持ちは大きかったです」

ブログをきっかけに新たな道の挑戦へ

▲D2C R入社当初の井上(写真右後ろ)

負けず嫌いの井上は、ブログの宣伝や拡散にあたっての工夫、高品質なキラーコンテンツの作成や、スピード感を持った数のアウトプットなど、自分なりに創意工夫を施し、行動を続けました。これらの地道な努力は確実に実を結び、ブログは開始2年で月間7万PV規模のメディアに成長します。

井上 「石の上にも 3年という言葉は結構信用しています。何ごとも継続しないと結果は出ないし、身につかない。自分は要領も悪いしセンスもない人間だったけど、うまくいかない時期があっても納得いくまで続けること。これがとても大切だと思っていました」

ブログが軌道に乗ってきた中で、交流関係にはIT関係の人が増えていた井上。そこに身を置いている方が自分らしいと感じるようになっていきました。また、実際の仕事内容と個人活動でのシナジーにギャップを感じるようになり、合わせて、ブログを始めるきっかけになった「危機感」もより膨らんでいきました。

井上 「正直前職は安定していた会社でした。居心地もとてもよかったです。でも当時の僕は会社にぶら下がっているだけで、個人のビジネススキルに自信がなく、もし会社がなくなったらと考えたらとても怖かったんです。日々移り変わるこの時代の中で、自身の力で道を切り開く必要があると思い、転職を決意しました」

ブログの運営をきっかけに井上は、新たな道を模索し始めます。転職活動当初はメディアに関わることを中心に、メディアでの運営手法や、利益を最大化する方法について学びたいと考えていました。その一環でWebの広告代理店も選択肢に入っていたのです。

井上 「広告代理店の中だったら、メディアと関係する職種に興味がありましたが、業界未経験ということもあり、まずは経験職種である営業として ITや広告業界に転職することも視野に活動していました」

その過程で井上はD2C Rに出会います。

井上 「広告業界はいくつか選考を受けましたが、 D2C Rは誠実な会社だなという印象を受けました。連絡は常にスピーディー、面接や面談の際も僕の質問に対して包み隠さず丁寧に受け答えしてくれたのがとても印象的で、 D2C Rに決めたことを覚えています」

こうして2017年5月、井上のD2C Rでのキャリアがスタートしました。

変わる環境の中で変わらない価値観

▲D2C R 5周年パーティ(写真右)

前職ではルート営業を行っていた井上ですが、D2C Rでは新規開拓の領域をメインで担うことになりました。

井上 「新規営業は初めてで、最初全然わからなくて(笑)。正直かなり苦労したのを覚えています。しかもそのときは新規開拓チーム発足のタイミングでもあり、まさにすべてがゼロからのスタートでした。開拓先の選定からアプローチ手法など、当時のマネジャーに相談しながら徐々に適応していった感じです」

新規開拓を始めてから半年。結果が出ない日々に井上は焦りを感じていましたが、あるとき転機が訪れます。大型の新規提案のコンペです。井上にとっては初めてのコンペ。提案内容をチームメンバーで考え抜き、やり切ったと思えるアウトプットを行いました。

全力を尽くしたコンペでしたが、結果としては、最後2社まで絞られたところで負け。相当な想いを持って臨んでいたこともあり、井上にとってはD2C Rに入社して初めて大きな悔しさを感じた経験となりました。

しかし、井上はコンペに負けてからも、クライアントに対して業界のアップデート情報やトレンドの共有など継続的なアプローチを実施し続けました。すると数カ月後、「やっぱりD2C Rに運用を任せたい」という連絡が井上に入ったのです。これが井上の初受注でした。

井上 「入社当時は自信もなく、先輩社員にアドバイスを求めてそのまま実行することが多かったですね。意思を持って仕事ができていなかったと思います。しかし、初受注につながったコンペに負けてからの長期的なアプローチに関しては、すべて自分主導でコミュニケーション設計を行い、行動を起こしていました。意思を持ってアクションを起こした結果だったと思っています。
あと、僕がクライアントに対してこまめに連絡をしていたことを周りは知らなかったので、受注につながったときは驚かれましたね(笑)。それと同時にチームメンバーに称賛をされたことはとても嬉しかったです」

井上はこの経験から再認識したことがありました。

井上 「ブログにも通じて言えますが、やはり継続をすることはとても大切。新規開拓営業は慣れないことも多く、苦しい時間が長かったですが、納得いくまで続けてみようと思い開拓の手は緩めませんでした。

クライアントに対しても、ちょっとした営業メールを送るだけでは受注にはつながらないし、一見意味がないように見えるかもしれません。でも、継続して行うことでそれが “信用 ”に変わる。何事も結果が出るまで時間はかかりますが、長期的な目線で継続し続けることが大切だなと再認識しましたね」

会社員としても個人としても活躍できるビジネスマンに

▲2019年現在の井上

D2C Rに入社して2年半が経った井上ですが、自分自身を「まだまだ」だと認識しています。

井上 「営業としてある程度仕事の流れがわかってきたが故に、自分でできる仕事は自分で完結しようとしてしまう傾向があり、結果 1人でパンクすることが多いです(笑)。でもそれだとチーム、会社としての効率化や成長は望めないので、チームメンバー全員の強みが発揮できる環境をディレクションできる、そんなプロジェクト推進力をもっとつけていきたいです」

会社員として目標を持ち、突き進む井上ですが、常に「社内の自分」ではなく「市場の中での自分」という意識を忘れずに持っています。

井上 「世の中的に動画が伸びていくというのは周知の事実で、自分自身としても『動画』に軸足を置いていかないと市場の中で置いていかれるなと思っていました。業界のトレンドに合わせて、個人としての活動もブログから YouTubeに発信場所をシフトしています」

ブログ開設当初と同様に閲覧者はまだまだ少ないものの、順調に成長させられています。

井上 「 YouTubeのサムネイルは広告でいう『クリエイティブ』や『 CTR』に関係することだし、動画のコンテンツは『ランディングページ』や『 CVR』に関係するので、そこで学んだことを本業でも生かせたらと思っています。結果、クリエイティブに強い営業として独自の強みも手に入れていきたいです」

今後の自身のあり方について、井上はこう語ります。

井上 「会社員だけじゃなくて個人としてのスキルがある人間にちゃんとなりたいです。僕は本業でどれだけ満足をしていたとしても、個人活動はずっと続けると思いますね。個人で多様性を持つことは本業にもイノベーションを生み、結果的に会社への貢献につながると考えています。

実際に自分のブログや YouTubeが名刺代わりになって、おもしろいことをやっているねと言われたり、 GAの知識が本業でも生かせたり、 D2C Rの CANVASというブログの立ち上げに携われたり、さまざまな相乗効果がありました」

社内での業務と個人活動。その両方が互いに良い影響を生み出しています。

井上 「『本業がおろそかになるのではないか』という意見もあるかもしれませんが、固定観念にとらわれず会社員として全力で仕事をしながら、個人としての力も磨き続けたいです」

会社にぶら下がるようなビジネスパーソンにはなりたくない。終わりのない「成長」というテーマに対して自分と向き合い続ける意思を持つ彼の存在は、今後の D2C Rの成長にも大きく寄与するでしょう。

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