インターンで自覚した実力。芽生えたキャリアへの意識

▲1年目当初の青笹
青笹 「大学時代からパズル RPGアプリにはハマり、毎日時間を忘れて没頭していました。 そのこともあって、アプリゲームに関われる職種に就きたいと思っていましたね」

新卒でD2C Rに入社し、2019年現在、営業本部 ゲーム営業部に所属する青笹 泰大(あおざさ やすひろ)。彼が選んだのはゲーム会社ではなく、広告代理店である当社でした。

青笹 「ゲームをつくる側でなくて、関わる側にいたかったんです。自分の趣味を生かしながらいろんなゲームに触れていきたいと思ったときに、広告代理店のデジタル業務に興味を引かれました」

入社当時思い描いていたキャリアについてはこう語ります。

青笹 「当初は成長=出世という、わかりやすい形を求めていました。具体的には、 4年目までに役職をひとつ上げたいと。社会人として 1社目なので、ゼロからのスタート。興味のあったデジタル業界、アプリゲームを仕事としたときに、どこまで成長できるのかと自分自身に期待する部分もありました」

設定した「4年目」という区切りは、過去の学業やアルバイト、インターンなどの経験から想定したもの。昔から覚えることが苦手だった、自分の性格をふまえての考えでした。

青笹 「覚えることを苦手と感じていたので、 1年で一人前になれるビジョンは見えていなかったんです。まず 1、 2年目は基礎づくり、そして 3年目から認められて、信頼される存在になることを目標にしていました。
学生時代やっていた長期のインターンでも、インターン長をやっていたものの、企画を考えられない、知識がないで、手を動かしてくれるのは他のチームメンバーでした。人前に立つことは得意だったけど、知識がなかった。ひとりの力では仕事で通用しないと痛感していました。なので、ひとりで仕事を進められる実力をつけたかったんです」

突き付けられたつらい言葉。それでも「諦めない」

▲2年目:クライアントから月間MVPをお祝いされた

入社後は当初の希望通り、アプリゲームの会社様の営業担当に就きました。ここから、青笹にとって困難な道が続きます。

青笹 「実際に仕事に取り組んでみて、知識がないこと、仕事を覚えられないことを痛感しました。デジタルマーケティングの基礎知識や市場トレンドについてのテストがあったのですが、同期は合格しているのに自分だけ全然合格できなかったんです」

一番の原因は「勉強不足」という青笹。やればできる。慣れればできるという自分への過剰な期待がありました。唯一得意だと思っていたトークの部分も、お客様の前ではまったく通用せず、 1年目はとにかくすべてができない状態でした。

青笹 「予習、復習を全然していませんでした。営業前のトーク練習もしていませんでしたし、もらった課題に対して自分の考えを乗せず、社内メンバーから聞いた話をそのままお客様に伝えていました。考えることをまったくしていなかった。ほとんどロボットでしたね(笑)。僕がいてもいなくても変わりないような状況でした」

そんなこともあり、青笹は社内から「一緒に仕事をしたくない」、社外のお客様からは「メインでしっかりできる営業を付けてほしい」と言われるなど、挫折を経験します。

青笹 「自分ができていない、改善しなきゃいけないとは常々思っていましたが、そのとき初めて自分ができていないと強く実感しました。表面的な仕事をしていたなと。
当時は変なプライドを持っていて、人に質問すること、素直に意見を聞き入れることをまったくしていなかったんです。それこそ、本当におごっていたと今では思いますね。そんな中、同期はひとりで案件に関わっていて、評価もされていて、とにかく焦っていました。遅いですけど、 1年目の終わりに『変わっていこう』と強く思い、行動を起こしていったんです」

教えてくれた先輩とクライアントに「諦めない」の恩返し

▲3年目:代表取締役社長 岡と同期との1枚

青笹は先輩に教えを請い、当たり前のことを勉強することから始めました。

青笹 「まずは自分ができないことを認め、恥を捨てていろんな人に質問をすることから始めました。営業としても、あらためて先輩がすべての案件を見てくれて、お客様への連絡の仕方、社内調整の仕方、資料作成など、イチからすべて教えてくれました。教えはすべて吸収する、勉強の日々でした」

このとき、営業としてのスキルアップにつながる一歩を踏み出します。

青笹 「その当時並行して、お客様にもたくさん質問をしたんです。クライアントが何を考えているのかがまったくわからなかったので。『今何を求めているのか?』『普段何をしているのか?』『好きなことは何か?』『今市場で気になっていることは何か?』など、お客様のことを知るための質問を、全部していきました。
また、『市場やクライアントのコンテンツを理解するためには、アニメをもっと観て、ゲームをたくさんした方がいいよ』と言われてからは、主要アニメを毎週録画して、家に帰ってはアニメを観て、移動時間は常にゲームをするようにしていましたね」

こうした行動習慣が、青笹の営業における基盤となります。以来、普段の依頼ひとつとっても、「何を優先しているから」「この目線が大事だと思っているから」など、お客様が求めていることを優先して動いていくことを意識し、社内のメンバーなどにも伝えていくようにしていきました。

青笹 「それができるようになるまで、約半年くらいかかりました。質問もそうですが、コミュニケーションを頻繁に取るようにして、とくに電話でのコミュニケーションには時間をかけました。『最近どうですか?』などの世間話などもして、お客様が今何を考えて、何を求めているのかを、把握するようにしていきました」

全クライアントと毎日電話。時にはひとりに2時間ほど電話していることもあった青笹。それくらい時間をかけ、とにかくクライアントに向き合ったのは、諦めずに教えてくれた先輩とクライアントからの恩に報いたい気持ちが強かったからでした。

青笹 「先輩には自身の成長という形で、お客様にはコンテンツの成功という形で、一瞬でも早く恩返しをしたかったんです。なので、これからも諦めずに成長していきたいなと思っています」

その結果として、クライアントとの関係構築力を評価された青笹は、2年目の冬に初めて全社の月間MVPを受賞。3年目の冬には、当初から目標に掲げていたリーダーに昇進します。

つらいのはみんな一緒。それでも挑戦できるのが自分の強み

▲2019年現在
青笹 「 1年目のときでは考えられませんが、今ではお客様と一緒に事業、サービスを成功させるような関係構築ができるようになりました。お客様が考える一歩先を提案できるようになったからこそ、その関係値がより強固なものになっているんだと思います」

普段からクライアントが何を求めているのかを聞き続け、クライアントのコンテンツをやり込んだ。そこは誰にも負けないと自信を持って言える──青笹は向上心に燃えています。

青笹 「今後はリーダーとして、フロント営業とメンバーサポートの 2足の草鞋から始め、メンバーのマネジメントや経営面に携わることに挑戦したいです。そして、僕みたいにくすぶっているメンバーの成長に還元できるような取り組みをしていきたいですね。メンバーに成長の機会をどんどん与えていきたいです」

自分が動き、背中を見せていく。ここまで自分を突き動かしてきた仕事観について、青笹はこう語ります。

青笹 「何事もすぐに諦めないこと。つらいことがあるのはみんな一緒なので、つらいからすぐ諦めるのではなく、それでもやり切る気持ちで進めたいです。挑戦する姿勢が僕の強みですし、できないことに日々挑戦することが道を切り開いていく鍵だと思っています。
チャレンジしたことがないと、怖くて実施できないことがあります。でも、 実際やってみないとわからないこと、学べることがあると経験から知っているので、僕は常に挑戦するように変われたんです。そこを営業として評価していただけているのではないでしょうか」

今後の成長にコミットできる人材は、彼の下から生まれていくかもしれない。そんな期待をせざるを得ません。