すべては「求職者のために」――働きたい人と仕事をつなぐ採用マーケターの醍醐味

人材総合サービス・株式会社ディンプルの採用マーケターである新井佳菜子。業界未経験、アルバイトの事務職からスタートしながら、お仕事をしたい方と企業を結ぶキーマンとして活躍し正社員となった新井の姿を通して、スタッフ募集の原稿作成と求人広告の施策・分析など、採用マーケティング業務の魅力に迫ります。
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入社半年で“働くこと”への意識を変えた、ホスピタリティの意味

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▲新井佳菜子。採用マーケティングの担当チームでチーフを務めている

「百貨店の仕事や接客・販売系の人材サービス会社といえばディンプル」といわれる企業になりたい。その強い思いを胸に、2018年9月現在、採用マーケティングの担当チームでチーフを務めている新井。

弊社求人募集サイト「ディンプルスマイル」のほか、大手転職サイトやアルバイト募集サイトなどに掲載する求人情報の選定や原稿作成、応募数値の測定などを繰り返し、人材確保にまつわる業務にあたっています。

冷静な判断と数値分析に定評のある新井ですが、原稿とも数字とも無縁のアルバイトの事務スタッフとして入社。地道な努力を続けて社内外で実績を残すようになり、今日まで着実にステップアップをしてきた社員です。

2015年の入社当時、2歳の息子の育児と仕事を両立できるかに重きを置いていたため、「雇用形態や職種はなんでもよかった」という新井。初めはタイムシートの管理や入力、応募者の来社対応や電話対応など。主にコーディーネーターのサポート役として事務業務にあたるうちに、仕事に対する気持ちに少しずつ変化が訪れてきたといいます。

新井 「オーストラリアの高校に通っていた際に、『ホスピタリティ』の選択授業を受けていたことと、最初の就職先の外資系ホテルでの経験から、顧客満足の大切さは感じていました。また、ディンプルには『時代の変化に即応した高質なサービスを提供し、お客様の期待を超えるご満足の実現を目指します』という企業理念があります。
こういったディンプルのお客様満足度向上への考え方に触れ、あらためてホスピタリティの重要性を痛感したんです。まずは、応募者の電話対応や来社対応では、今まで以上に丁寧に応対することを心がけ、メール応募にはなるべく時間を空けずに返信するなど、業務スピード向上を意識しました」

“満足度”UP実現への思いを抱きながら、入社から半年が過ぎた頃。上司から新井へ、ある求人原稿の作成指示がありました。その一枚の求人票が、新井のキャリアが大きく転換していくきっかけとなります。

やるのならとことん&全力投球!迷いながら見出した原稿の法則

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▲未経験でのスタートだったが、研究熱心さを発揮して社内の信頼を集めてきた

それまで求人募集のページを見たことはあっても、求人原稿を書いたことはなかった新井にとって、初めての経験でした。

簡単な資料とすでに掲載されている求人情報ページを元に、見よう見まねでなんとか原稿を完成させますが、あの原稿で良かったのだろうか……という思いが頭から消えません。原稿の良し悪しなどの答えがない中、2015年夏頃には普段の業務に加えて上司や他の社員からも求人原稿の制作をたびたび依頼されるようになります。

新井 「応募件数も右肩上がりでしたし、原稿をまた頼まれるということは、最初につくった原稿もそんなに悪いものではなかったのだろうとポジティブに捉えました。
まったくわからないところからはじまった業務ですが、せっかくやるなら少しでも応募にいい反応があるものにしたい。応募者対応の小さな手応えという感覚値から、応募者数という数字での実感になるまで、全力投球でとことんやってやろうと心が決まりました」

新井はまず、他社やディンプルの他営業所の求人原稿の内容や、使っているキーワードなどを研究。ディンプルとA社、B社で同じような求人があった場合、ディンプルを選んで応募してほしい。その強い思いを持って大手求人サイトに掲載されているさまざまな求人原稿を読み続け、ひとつの答えを見つけます。

新井 「多くの求人原稿は、給与や勤務先、仕事説明など決まった情報をテンプレートにはめ込んでいるように見えました。なので、会社名が違うだけという印象になるような求人原稿では、多くの求人情報の中で埋もれてしまい、大手の人材会社に負けるだけだなと思いました」

では、どういう原稿であれば、求職者へ情報がきちんと伝わるのでしょうか。

新井 「求人媒体はたくさんありますが、それぞれ学生が多い、主婦が多い、など登録している世代や働き方の希望などにも特性がある。ならば、誰に向けた求人なのかを明確にして、よりターゲットを絞った原稿を書いていこう。そして “ライバルを知ること ”が、結果につながると考えました」

2016年春頃、新井のほか2名が当時の新設チームであるリクルーティングチームのメンバーに。ここからが、新井の採用マーケターとしての本当のはじまりとなったのです。

等身大の言葉でエントリー数が50倍に。心に刺さるキャッチコピーとは

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▲スタッフとともに切磋琢磨しながら仕事に取り組む

ここまで着実なステップアップを遂げている新井。正解があってないような求人原稿は、キャッチコピーひとつで応募数に大きく影響がある世界だと知ります。

新井 「響く言葉を調べたり、考えたりすることはまったく苦ではありませんでした。もともと想像しながら絵を描くことや雑貨をつくることが好きなので、原稿もその仕事をしたいと思うひとりの人をイメージしながら一筆入魂。でも、原稿と求職者の思いがピタリとハマったとき、求人へエントリーされると思っていますから、すぐに数字に出ないこともありました」

新チームでチーフとして舵をきることとなった新井を含め、メンバーは求人原稿作成などの業務経験が浅い者ばかり。スタッフ同士試行錯誤しながら、ディンプルらしい求人原稿を模索します。

新井 「自分ではいい原稿だと思っても応募につながらないときは『この仕事に向いていない』と落ち込むことも。それでも、原稿を載せなければ求人募集を知らせることができないですから、半分やけくそのように絞り出したキャッチコピーもあります」

そのコピーに入れた言葉はなんと「HELP!!」。しかし新井がつくったその求人原稿は見事にヒットし、コピーを変えるまでは数件だったエントリーが、約50倍になるほど反響がありました。

新井 「超急募案件だったのと、そのときの私の気持ちが反映されてしまいました。それまでは、とにかく結果に向かって一生懸命にやればいいという思いが強かったのですが、たまには力を抜いてみることも大事。パッと浮かんだアイデアが活きることもあると、身を持って理解した出来事です」

そんな中、社会現象にもなった中国からの「爆買い」旅行者が増え、百貨店やコスメブランドでの中国語通訳の求人が急激に増加。新井がスタッフ集客の手段として思い浮かんだのが、リファラル採用に特化したサイトからのアプローチでした。

新井 「リファラル媒体を利用し、 90名の紹介者のうち 47名がエントリー、うち 35名ほどが来社となりました。失敗したらやめればいい。そのくらい力を抜いてスタートした募集活動でしたが、ターゲットと媒体の特性が合致したことで非常に高い結果に結びつきました」

応募数のうちスタッフ登録してくださる方の割合は、通常25~30%ほどに対し、リファラル媒体を使用したことで90%へと大きく数値が改善。通訳スタッフの獲得のほか、多数の集客が必要なクリスマスやバレンタインなどの季節特性のあるスタッフの募集でもリファラル媒体を活用し、採用活動を活性化させます。

その実績が認められ、ディンプルは媒体企業より2017年に活躍をした会社として賞を受けました。

目指すはNo.1!求職者に寄り添った仕事と働き方を提供する人材企業に

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▲「2017年下期に活躍した社員」として社内表彰を受けた

今では、ディンプルにとって当たり前となった中国語通訳の人材確保。しっかりとターゲットを絞った求人情報の発信や、リファラル採用媒体の使用など、それもこれも、新井の日頃の媒体研究と行動力による採用マーケティングの成果のひとつです。

新井は、そのように目の前に現れる新しい出来事を困難と思ったことはなく、むしろ挑戦することが「楽しい」と語ります。

新井 「自分が経験したことのない業務や、今の自分には難しいと思ったミッションが与えられたときでも、絶対に “できない ”とは言いたくない性分なので、実現するにはどうすればいいかと考えます。
それをゲームにたとえるならば、ステージごとに出てくるボスをどうやったら倒せるかという感覚が近いですね。難しいゲームほど攻略しがいがある。仕事にもそんなゲームに似た面白さがあるんです」

顧客満足度の充実を目標に掲げ、まい進してきた新井。チーム設立から3年目を迎えた2018年4月に、新井は2017年下期に活躍した社員として社内表彰を受けました。

新井 「次の目標はディンプルの認知度を上げること。採用マーケティングのさまざまな面から貢献し、まずは接客・販売系で東京 No.1の人材サービス企業を目指していきたいです。
“人材は財産 ”ですから、仕事探しをする方々にさらに寄り添ったサービスを提供できるよう、リファラル採用の有効活用のほか、ディンプル就業中の派遣スタッフの方々の意見を取り入れて、スタッフにより愛される企業になれるよう一層努力します」

新井をはじめとした採用マーケティング担当は、PR Tableでのストーリー公開やお仕事紹介など、よりスタッフに愛される企業への実現に向けてさまざまな企画を練っている真っ最中。そのアイデアを一つひとつ形にすることが“No.1”と信じ、進み続けます。

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