出戻り社員の本音ーーエン・ジャパンを辞めた女性社員が、4年ぶりに復帰した理由

エン・ジャパンでは、離職した社員を再雇用する「Welcome Back制度」を2014年に開始。退職理由はライフイベントの変化から、他社への転職まで含みます。この制度を活用して戻ってきた社員のひとりが、草麻里子でした。一度会社を離れ、出戻りを決意して活躍する彼女のストーリーをお届けします。
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出戻りのキッカケは、先輩の何気ない一言だった

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2008年に新卒でエン・ジャパン入社へ入社した草。「エン転職」の法人営業として、企業の中途採用を支援していましたが、2012年にもともと興味があった人事職として大手ネット企業へ転職。

新天地では人事責任者としての活躍で圧倒的な成長を感じる一方、ワーカホリックな毎日に疑問を感じるようになり、ついには休職することになりました。

量やスピードでカバーするのではなく、質を重視した働き方がしたいーー。結婚というライフイベントを迎えて、ふたたびキャリアチェンジを考えはじめたのです。

そんな矢先、草を励まそうとエン在籍時代の先輩たちが飲み会を開きました。草は退職後もエンの社員と公私ともに関わりがあり、何かあればよく相談をする仲でした。

「先輩たちは、私の話をひとしきり聞くと『戻ってくればええやん!』と言いました。飲みの席だったので、言った当人は深く考えてなかったかもしれないですが。あぁ、そういう選択肢もあるのか、と心に留まりました」(草)
その後、「なにを大事にして働きたいのか?」と自問自答を重ね、自分の仕事が社会にどう還元されているのかを重視したいという結論へいたることに。エンが大切にしている「人間成長」や「社会正義性」に根ざした価値観が自分のベースだと気がつき、出戻りを決意。出戻りを報告したときには、周囲からは予想以上の歓迎を受けました。

「復帰の1ヶ月前に、自分の結婚式があって、エンの新卒同期や先輩にたくさん来てもらったんです。みんなからは前職で活躍してバリバリ働いていると思われていたので、休職のことも復帰を考えていることも話していませんでした。出戻りが確定して報告したら、『結婚式のときに言えよ!』と突っ込まれましたが、ものすごく歓迎してもらえて。安心しましたね」(草)
草が入社前に社内を歩いて挨拶をしていたら、顔見知りの社員はかなり驚きながらも、彼女の復帰を歓迎しました。

「絶叫しながら喜んでくれたり、新卒当時はほとんど関わりのなかった人も名前をおぼえてくれていたり……。素直に嬉しかったですね。会長の越智、社長の鈴木が歓迎してくれたのも嬉しい反応でした。『変な辞め方しないでいてよかったー』と思いました」(草)

つのる不信感……キャリアチェンジは今しかないと思った

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同期入社の仲間と。退職後も頻繁に集まっていた
そもそも草は、なぜ一度エンを退職することにしたのでしょうか?

草が「人事を志すうえでの修行」として、エンに入社したのは2008年。その年は秋にリーマンショックが発生するなど私たちにとっても激動の時期でした。ところが希望退職で親しい同期や先輩が次々に辞めていく中でも、当時の彼女は残る決意をしていました。

「売れない時代にどうやって商品を売るのか、徐々にマーケットが回復していく様子を学べるのは貴重なこと。仕事も楽しく同僚も好きだったので続けてこられました」(草)
苦しい中でも、エンでの仕事を楽しんでいるように見えた草。しかしその脳裏には、ある迷いが生じていたのです……。

「当時は他社を経験したことがなかったので、何が“普通”なのかはわかりませんでしたが、自社の組織体制や方針をネガティブに捉えることが増えていったんです。営業組織が頻繁に変わってお客様を長く担当できない。営業の施策がコロコロ変わる。正直、迷走している?という印象がありました」(草)
そして、ふたたび営業方針を大きく変えると発表されたときに草は退職を決意。かくして2012年10月、草は最初のキャリアチェンジとして、もともと希望していた人事の道を進むことにしました。

転職先は、大手ネット企業の人事。新卒採用、中途採用、社員教育を担当してバリバリ働くことになります。専任担当者がいなかったため、草には入社直後から充分な裁量と予算を割り当てられました。そして前年比2倍という高い採用人数目標を、なんと3倍にして達成。この成果にはエン在籍時に多くの企業で採用支援に関わった経験が活きていました。

早々に高い成果を出したことで、草の業務範囲はさらに広がりました。M&Aもさかんに行われ最大1,000名近くまで膨らんだグループ会社の制度構築、業務統合の検討、M&A先企業の社員受け入れなど、貴重な経験も積むことができたのです。

「勢いのある会社でスピード感が早く、とにかく駆け抜けました。物理的にも精神的にも人生で一番働いたと思います」(草)
それでも自分が働く意味を考えたときに、社会貢献をしている実感を持っていたいという考えに行きつきました。エンが掲げる「『人間成長(R)』の実現」という基本理念。「より多くの人が、働くことを自らの成長ステージと捉え、心技一体のプロとして、心物両面で豊かになる。」社会の実現に向けて、入社後の活躍を実現する採用や転職支援にこだわる一貫した姿勢が、草がはたらくうえでのDNAを形づくっていたのです。加えてライフイベントを迎えても働きやすい環境という理由から、また古巣へと戻ることを決めました。

離れてから見えた、エンの良さ

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社外の方と販促支援に関する打ち合わせ
現在、草は「エン転職」の事業推進部門に在籍。自社サービスがどうすればもっと多くのユーザーや企業に認知・利用されるかを考えて実行するミッションを負っています。

最初のキャリアでは「サービスを売る」、次に人事として「サービスを使う」、そして今度は「サービスを拡大させる」を一通り経験することになった草。人事・経営者向けの情報サイト「エン 人事のミカタ」の運営や、他部署から新規事業について意見を求められるなど、他社で培った人事経験が活きるシーンも多くありました。

そして、他社を経験したからこそわかる、エンの魅力にも気がつきました。

「魅力に感じていることは……社内外問わずに、気持ちのよい挨拶をする風土。社員みんなが『人間成長(R)』や『ワークハード』の考え方に共感しているから、働く価値観が近くて仕事を熱く語れる仲間がいます。それに経営理念が浸透しているから、物事の判断基準が共有できていること。在籍中は当たり前に感じていましたが、実は稀有なものなんだと気が付きましたね」(草)
一方で戻ってきて最も驚いたのは、「“イマドキ”の会社になったこと」と表現しています。彼女が離れているあいだに起きた、会社の変化も感じています。

「コミュニケーションスピードが速くなって、働く環境が多様化して、キャリアの選択肢も広がって……。ちょっとだけイマドキの会社になった!と感じました。ただ規模や事業が大きくなった結果、主体的に情報を取りに行かないと他事業が見えづらいのも事実です。スピード感ももっと上げられるし、全社コミュニケーションを活性化させる取り組みもやっていくべきだと思います」(草)

人も会社も、生き物のように変化している

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「出戻り」の響きには、言葉にできない気恥ずかしさや、前職時代の経験をいかに還元していくべきかという思い込みやプレッシャーが生じやすいものです。ただ、それも草にとっては杞憂にすぎませんでした。

「実はわたしがエンに戻ったと聞いて、他社へ転職した元エン社員からの反響が少なからずありました。『実際、戻るってどうなの?』『どんなポジションで募集が出ているの?』と。結構本気で考えているのかなとも思わせるものもいくつかあります。

人も会社も、生き物のように変化するので、当時の退職理由が今も解決されていないということは少ないですよ。少しでも興味があれば、一度現役の社員に会って話を聞いてみるといいと思います」(草)
一度はエンを離れたものの、「Welcome Back制度」を活用して復帰した草。彼女のようにかつて活躍した社員がキャリアチェンジを考えた際、ふたたびチカラを発揮するために「エンに戻る」ことを、私たちは心待ちにしています。

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※Welcome Back制度とは

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