人材やコンサルティング、当時は「こうすれば大丈夫」そう思ってた

写真左が樽見、写真右が久野。いずれも社会なりたての頃。

樽見 章寛と久野 慎平。2020年の今年30歳を迎えるふたり。20代後半にWEB未経験から株式会社EXIDEA(以下、EXIDEA)に転職したその背景には、もっとこうしたいという想いや葛藤と、変化の激しい時代、社会環境が関係していました。

樽見 「私たちが新卒のころって、就職ナビで数多くエントリーしてそこから選考を受けていくのが普通だったよね。文系出身で選択肢といえば総合職で営業、業界は人材とか広告・マスコミ、商社や金融はとりあえず受けてみる。今ほどIT/WEBやベンチャーという選択肢は頭になくて、大手企業やみんなが知っている会社にどれだけ多くの内定が取れたかみたいなことが重要だった」
久野 「ですね(笑)。あれなんだったんでしょう。私は愛知にいたのですが、当時はロジカルシンキングとかコンサルティングがキラキラワードで、服が好きだったこともあって、アパレル業界で裁量持って広くできるコンサルティング営業なら間違いないと思った」

リーマンショックや震災を経験した後でやっぱり安定した会社にという想いは強かったと言うふたり。情報収拾も今ほどSNSなどが広まっていなかったので「楽天みん就」を見るくらい。知ることができる企業も自分の検索能力次第か、せいぜい友人知人が受けた会社が限界だったと言います。

そんな状況の中、樽見は、大手の営業職を2社経験。久野は、アパレルメーカーに総合職として入社後、約8年間、小売企業様への提案・折衝から生産管理、物流手配まで億単位の金額を動かしながら、仕事をしていました。

「このままでいいのか」という違和感

樽見 「新卒の会社も前職もいずれも営業が強い会社だったので、今の自分のベースとなるところ、とくにマインド面はかなり鍛えてもらったという印象があるかな。『お客様第一主義』『成果主義』という考えが根強かった」

コンサルティングとか外資系の企業へ就職する人も増えてきて、日本型の年功序列から成果評価の風潮が広まってきたタイミング。現場では成果を出した人間が偉いというのはありつつ、組織は縦割りの多重階層でトップダウンのままだったと言います。

久野 「業界・会社ともに歴史があるので、ある程度仕事のやり方やこうすればうまくいくみたいな型が決まっている。だからまずはそれを黙ってやること、言い方を変えるとそれだけやっていればいいみたいなところはありましたね」

社会人なりたては何もできないので、目の前にあることをやるのが精一杯。ただ数年たって視界が広がってきたときに「もっとこうしたほうがいいんじゃないか」「こんな新しいことを取り入れたらどうか」という考えが出てきて、上に提案してみる。すると「本当にそれうまくいくのか」「失敗したらどうするんだ」という返事ばかりでした。

久野 「人生100年時代で終身雇用は難しい、AIが出てきたら人の仕事はなくなるみたいな話が出てきて、これ結局自分が何もできなかったらやばいんじゃないかと思ってきて。

そう考えたときに当時の職場や仕事を見直すと、新しいことを取り入れず昔のやり方に固執したまま、『このままでいいのか、俺』ってやっぱり思いましたね」

樽見 「だね。同じことを思ったし、それなら『ひとりでも生きていける』+『自分がやりたいことをやりたい』という想いが、めちゃくちゃ湧いてきた。このとき良かったと思うのは『顧客志向』が身についていたこと、『世の中や誰かのために自分が何をやりたいか』という発想で考えられた。

前職に感謝しつつ、そのふたつをかなえるためにって考えたときに、『Web』と『ベンチャー』という選択肢が目の前に出てきました」

上司は執行役員、しかも25歳

久野と樽見を動かした「このままでいいのか、俺」という想い。EXIDEAというベンチャー企業に入って新たに感じたことがあると言います。

久野 「もちろんWEBだからベンチャーだからという言葉で一括りにはできないですけど、EXIDEAに入社して感じているのは、想像以上に成長曲線てこの歳でも上がるんだなってことですかね。

任してもらえる仕事の幅が広い、責任の範囲が広い、だから打席に立つ回数が多い。すると業務の細かなところも含め自己意志決定回数が自然と増えて、結果に対して当事者意識がめちゃくちゃ上がって、成功の再現や失敗の改善サイクルがどんどん進む。だから、成長スピードが上がる」

樽見 「しかも、成長して成果が出ると、すぐに次のステージの仕事や新しい仕事のチャンスがくる。それはマネジメントかもしれないし、新規案件かもしれないし、ジョブチェンジの場合もある。新しいスキルや知識や経験を、身につけたり積んだりするスピードは本当に早い」

また、ベンチャーには、柔軟性、言い換えると新しい何かを始めることに対して寛容さがあると言います。

久野 「年齢や社歴関係なく打席に立つから失敗はするし、業界や企業フェーズ的にも新しいことを超最速で実行していかないと競争環境上企業・事業としてかなり苦しい。だから、ある種必然的に新しいことをどんどん試していくことが求められるので、さらに成長が加速していくし、せざるを得ない。絵に書いたようなベンチャー生活を送らせてもらってます(笑)」

自分らしく、誰かのために

異業種・未経験職種に不安がなかったわけではないという久野。しかし、その不安以上の驚きがあったと言います。

久野 「EXIDEAがメンバーの幸せや人生を大切にしていることに驚きました。だから、不安以上にここでやりたいって想いが強いです。そのために、一人ひとりの心のあり方を示したコアバリューと組織文化の発展、世の中を本気で良くしていくためのミッション・ビジョンの成就を、ある種、業績達成よりも重要視する。

いつも、一人ひとりが持つ『今一緒に働くメンバーと、ここで、世の中を本気で変える。良くしたいんだ』っていう想いをガンガン感じられるし、だからこそ、私もその中で人として成長したいって思える」

樽見 「そうだよね、結局なんのために生きているのかが大事。仕事って究極は思考の具現化でしかないし、成長やスキルもそうであるはず。ただ一番大事なのはPC画面の向こうにいるユーザーのことをどれだけ考え抜けるか、向き合いきれるかっていう普遍的なこと。仕事やユーザーに真摯に向き合う誠実な心、誰かを幸せにしたい・役に立ちたいと思い抜ける利他的な心、心をスキルと呼ぶかわからないけど、本質的にそこが大事って思う」

人生100年時代や精神テクノロジー社会やAIが台頭する未来だからこそ、仲間と協調し世の中や誰かのために、自分の人間性を高めていく。これがこれから一番大事なのではないでしょうか。熱い想いを持ったふたりの挑戦はこれからも続きます。