URLだけで誰でも決済ができる世界を!キャッシュレス後進国に、今こそ一石を投じる
生まれながらの野球少年は、野球に関わる仕事を夢見ながら大人へ

建山は、生まれたときから野球をはじめる運命にありました。祖父の代から野球好きで、父も地元野球チームに関わる身。となると、休日は近所の公園でキャッチボールが当たり前。誰に言われるでもなく、気づいたときには常に建山のそばには“野球”があったのです。
幼少期の友だちも自分より先に野球チームに入団。彼らを追うようにその野球チームに入団し、こうして、建山の野球人生が本格的にはじまりました。
高校に入学すると、当然のように甲子園を目指して野球一色の日々を過ごしていましたが、残念ながら結果は都ベスト32。しかも、怪我に苦しめられる日々が続いたのです。それでも騙し騙しやっていましたが、高校野球部の引退と共に、野球への熱い想いが燃え尽きたのを感じました。
「硬式のガッツリしたのはもういいかな……」そう思った建山。大学に入ってからはサークルにも入らず、野球はもっぱら観る専門に。とはいえ、根っこは野球少年でスポーツ好き。大学3年生になり就職を意識し出すと、自然とスポーツに携わる仕事をしたいと思うようになりました。ミーハーな部分もある建山は、なかでも広告やメディア関係にいきたいと思ったそうです。
建山 「スポーツ新聞やテレビ局などは狭き門すぎて、あっという間に挫折しました(笑)じゃあ広告系でどこかないかなぁって探して入社したのがファーストペンギン。でも、当初はうちの主力サービスであるアフィリエイトが何かも知らなかったんですけどね」
ダメ元で営業メールを送ったら、あっという間に届いた返信
そんな建山が最初に配属されたのは、駐車場の仲介サイトを運営する部署。1年くらいでそのサービス自体がクローズすると、次に配属されたのは私たちのメイン事業であるインフォトップ。アフィリエイトの利用者のサポートや営業を担当していました。
ここでも1年くらい順調に仕事をこなしていた建山ですが、仕事に慣れていくなかで、新規事業など、よりスピード感のある環境を自然と求めるようになります。
そんなとき、2018年現在所属しているペイメント事業部から「うちに来ないか?」と誘われました。ペイメント事業部が扱うのは決済、様々な業界と携われそうと思い、「行きます!」と異動依頼を快諾しました。
ペイメント事業部が扱うのは、新サービスの「アクアゲイツ」。現金を安全に使えるがゆえにキャッシュレスがなかなか進まない日本。個人の与信に対する審査基準が非常に高く、審査自体にも時間がかかるなか、「すぐに決済できるフラットな世界をつくろう!」というコンセプトで立ち上げた決済サービスです。
このアクアゲイツの営業をすることになった建山。異動してすぐ、部長の原田から「どこに営業に行きたい?」「何が好きなんだっけ?」と問われました。「野球です」と答えると「じゃあ、野球系当たってみれば?」と。
建山 「ちょうどゴールデンウィーク前だったので、とりあえずダメ元で送っておくかというノリで、全国に野球教室を持つ法人に営業メールを送ったんです。そしたら、ゴールデンウィーク中に返信が届いて。びっくりして、急いで原田さんに連絡したら原田さんも『マジか』って(笑)」
ラッキーなことに、その法人はちょうど決済サービスを探しており、同業他社から見積もりを取っていたところだったのです。
URL決済で全国の親の負担、そして心配を少しだけ減らしたい
その頃、この法人は月謝の集め方を課題にしていました。彼らが運営する野球教室の月謝は、現金を持っていくか銀行振込かのどちらかというアナログ方式。生徒の親からは、カードOKにしてほしいという要望が多く寄せられていたのです。
しかし、普通の決済サービスは、野球教室のように会員の流動性が高いものはまず与信が通りません。そこで課題解決にひと役買ったのが、アクアゲイツがこの度はじめた新サービス「URL決済」でした。
たとえば今回の野球教室の場合。運営側がURLを発行し、生徒の親にそのURLが記載されたメールを送り「ここから決済してください」と伝えます。生徒の親は、そのURLをクリックすると、自分のカードから決済することができるのです。
建山 「それまで子どもを習い事に通わせていた親の多くは、忙しいなか自分で銀行まで振込に行ったり、小さい子どもに不安な気持ちを抱えながら現金を入れた月謝袋を持たせたりしていたと思います。今後はその必要がなくなるのです!」
その法人は、野球教室だけでなく、海外への野球留学やツアー、合宿なども行なっています。これらは当然月謝より扱う金額が大きくなりますので、そういう場合決済が使えるようになると、運営側にとっても生徒の親にとっても労力や心理的不安がぐっと減ることでしょう。
建山 「同様のサービスをPaypalがやっていますが、日本人は日本のサービスに安心するという特性があります。そういう意味でも、アクアゲイツのURL決済は安心して使ってもらえると思います!」
トレンドの裏にいる、縁の下の力持ちのひとりになりたい
2018年6月、インスタグラムが投稿から自社ECに誘導し、購入へとつなげる「ショッピング機能」が日本でも使えるようになりました。これを機に、おそらく今後、個人が売り手になるシーンはどんどんと増えていくことでしょう。そうなると、URL決済はトレンドになっていくことが予想されます。
ここでも、アクアゲイツのURL決済は様々な可能性を広げながら、有効に活用してもらうことが可能です。
建山 「URL決済は、月謝のように毎月の支払いがあるものだけに向いているわけではありません。実際、当社のインフォトップから、単発で高額決済があるようなユーザーが流れてきています。手数料が安いんで。定期的ではなくたまに決済がある方は、その決済ごとに決済サービスを探しているので、手数料で選んだりするんですよね」
ほかにも、日本のビッグマーケットになっている同人誌即売会や各地で開催されているフリーマーケットなど、数日間決済が発生するという現場にも向いているかもしれません。まだまだ出店したばかりのファッションブランドの購買客が買い物しやすい環境をつくることで、そのブランドが有名になる一助を担えるかもしれません。
もちろん、今回の野球教室と同様に困っているスポーツクラブや塾、アイドルのファンクラブなどの月謝(会費)事情を救えることもあるでしょう。そんななか、建山は「表に出るつもりはないけど」と前置いたうえで言います。
建山 「まだ先のことになるとは思いますが、いずれ世界を動かしたり大きなブームになったりするようなサービスの裏で、実は決済にアクアゲイツが使われているんだよというような絡み方ができればいいなと思います。そのサービスがニュースで取り上げられたときとかに、密かに満足感を持ちたいです(笑)」
トレンドの裏には、決済のような日の当たりづらいサービスが欠かせないもの。ですが、そのサービスの裏には人々がストレスフリーに楽しめるよう、奮闘している人がいます。建山はそのひとりになる日を夢見て、次はどこに営業へ行こうと頭を巡らせます。
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