やりたいことがなかった。だから人事として見つけるお手伝いがしたい

新卒採用を取り巻く環境は目まぐるしく変化しており、昨年と同じことをしても、まったく通用しないことさえある。そんななかで、まったくの未経験者として奮闘する新人採用担当が濵口 海咲だ。前職では求人広告の営業をしていた彼女が、なぜ未経験かつ異業界に飛び込んだのだろうか。
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自分のやりたいことが見つからなかったからこそ、見つける手段をつくる側に

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濵口海咲。2019年3月から人事部に入社。メインの業務は新卒採用。応募管理と説明会、一次面接の実施。説明会に関しては、多いときは平日5日間、うち会場で週3回・オンラインにて週2回を担当し、誰よりも多くの学生と接してきた。

もともと人事担当に憧れていた濵口だったものの、イメージしていた“採用担当の自分”と、実際にやる裏側の事務作業は、想像を大きく超えていた。

濵口 「イメージしていた人事とはまったく違いましたね。こんなに裏方作業が多いの? って(笑)」

説明会も面接も、まずは来てもらえないと成り立たない。イメージしていたような、会って面接をするだけではなく、“会ってもらうために何をすればいいのか”から頭を捻らせなければならなかった。星の数ほどあるベンチャー企業の中で、ファーストペンギンを知ってもらうためには? ファーストペンギンの説明会に行きたいと思ってもらうには? そればかりを考える毎日だった。

濵口 「来てもらったとしても、説明会や面接のなかで “ファーストペンギンでやりたいこと ”を一緒に考えてあげたいと思ってて。やっぱり “やりたいこと ”や “なりたい自分 ”が無いと、就職活動って難しいと思うんですよね」

自分自身、就職活動の際に「やりたいこと」は見つからなかった。そのやりたいことを探しているうちに、いろいろな仕事に携われる求人広告の仕事に就きたいと思い、媒体営業に絞って就職活動をしていたそう。その経験から自分が会う学生に対し、せっかく説明会や面接に来てくれたのだから、 “タメになったな”と思ってもらえるような内容を意識しているという。

効率を犠牲にしても、とにかく対話をすること

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ファーストペンギンで開催されている説明会は、定員10名。より多くの学生と出会うためには、1回で多くの学生と会う方が効率がいい。しかし、濱口は定員ギリギリの人数ではなく、回数を増やし、少人数での説明会を開催することを選択した。

濵口 「たしかに大勢に向けて一方的に話すのは楽ですが、それだと聞いてる側は疲れちゃったり眠くなったりするんですよね。私もそうでしたので(笑)。だからこそ、一人ひとりの顔が見える人数で、一方的にはならないように対話を心がけています」

濵口の説明会はとてもフランクだ。時折、問題や質問を挟みつつ、自分の成功体験だけではなく失敗談も笑いながら語る。そのため、つられて学生も笑い、終始和やかな雰囲気で開催されている。また、メモを取ることに一生懸命になってしまう学生が多いのを見て、スライドの写真撮影をOKにした。書くのではなく、聞くことに集中しやすい環境づくりを心がけている。

その結果として、 説明会後のアンケートでも「濵口さんのおかげで楽しく聞くことができた」「わかりやすく説明してくれたので、事業について理解できた!」といった感想が届くなど、学生からの評価も高い。

できることが増えれば、やりたいことも変化する

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前職では、大手人材業界で求人広告の新規開拓営業をしていた。ここに決めたキッカケは学生時代にさかのぼる。学生時代、アルバイトを探す際にいつも求人広告を見ていたためそういう広告が身近な存在に感じられたのだ。さらに、広告を見て応募したアルバイト先で大切な仲間にも恵まれたため、「あのとき、アルバイト求人を見て応募してよかった」とも思っており、自分もそんな求人をつくってみたいと感じていた。

濵口 「入社してすぐ、縁もゆかりもない名古屋に配属になりまして……右も左もわからないまま、とにかくガムシャラに働いてました。開拓も楽しかったんですけど……次は原稿をつくってみたいと思い、 4年目に異動希望を出したんです。最初はとにかく広告営業をしたいと思ってましたが、仕事をしていくうちに、もっとやりたいことが具体的になりましたね」

異動してすぐに某手羽先で有名な全国チェーン店の担当となり、原稿作成や修正のために取材を行っていくなかで、どこか違和感を抱いたそう。 “採用をするため ”に取材をしているはずなのに、その採用に対する気持ちは、現場の担当者と人事担当者とで乖離があったのだ。採用充足のためには、採用に関わる人物が同じ気持ちでないといけないと思っていた濵口は、なぜこんな乖離が生まれてしまうのだろうか……と悩みながら取材をしたという。

濵口 「結局、取材は無事に終了して原稿作成も完了したんですが、 “なぜ ”という気持ちは消えなかったんですよね。それで、この気持ちを解消させるためには、自分も同じ立場になってみないとわからないのかも……と思って、採用する側を経験するために転職を決意しました」

いつか「この人と働きたい」と思ってもらえるように

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初めて株式会社ファーストペンギンに来た際に、同じ業界出身で同じ経験を持つ人事部長の岩崎にシンパシーを感じ、一瞬で「この人と働きたい」と思い、入社を決意。自分の抱えていた“なぜ”を解消するために、未経験で人事職に飛び込んだ。

濵口 「今後のことはまだわからないですが、まだまだひよっこなので、まずは新卒採用のスペシャリストを目指していきたいです!」

一口に新卒採用と言っても、3月ごろに求人媒体に掲載して終わり、というわけではない。採用スケジュールの前倒しに対応していくためにも、日々いろいろな情報をインプットしながら、社内で調整を進めていく。まだ不慣れな部分もあり、時には上司や先輩から厳しい言葉をもらうこともある。

それでも、「濵口に任せておけば大丈夫」という信頼と安心を獲得し、また自分が採用した(する)学生に「この人と働きたい」と思ってもらうためにも、濵口の“やりたいことを探す挑戦”は続く。

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