いつかは「日本版PayPal」にーー“全力集団”決済サービス開発チームのウラ側

誰でもすぐに決済できるフラットな世界をつくるためにーーそんな想いから生まれた決済サービス「アクアゲイツ」。2018年5月のサービス開始から4カ月ですでに200を超える個人や法人が導入しています(2018年8月現在)。急成長するサービスを支えるチームの働き方は、世間の思う“それ”とは異なるものでした。
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キャッシュレス後進国を変えるサービスの、ロックな守護神

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▲アクアゲイツの「守護神」。開発部 副部長の長尾務

キャッシュレス文化の普及に挑み、URL決済可能な「スイフトパス」など、次々と新機能を追加する決済代行サービス「アクアゲイツ」。キャッシュレス“後進国”であるこの国を変えるために、ファーストペンギンの開発チームは日々奮闘しています。

そんなアクアゲイツを開発した、開発部の副部長として、10人のエンジニアチームを束ねるのが2016年に中途入社した長尾務。もともとグループ会社のエンジニアとして、ファーストペンギンに出向していた人物です。

ロックな雰囲気の長尾、一見派手な仕事をしているのかと思いきや、やっているのはとても地道な仕事。システムの「安定稼働」が最優先される決済サービスは、万が一でも、システムトラブルを起こすわけにはいきません。いわば、アクアゲイツの「守護神」とも言える存在です。

長尾 「今の役割としては、アクアゲイツの保守、運用がメインです。5月のリリース前には本番サイトへのプログラムの反映やテストを開発チームで行ないました。
このときは特に慎重を期しましたね。決済サービスなので、ひとりでテストをして何か漏れがあってはいけません。開発部全員を動員してさまざまな角度からテストをしたことで、無事にローンチできたんです」

長尾は、開発チームのマネージャーとして起こりうるリスクを想定し、その対応策を考え、必要であれば手を打ちます。他にも、関係部署と連携しながら開発業務が滞りなく、円滑に遂行するようチームに目を配ることも彼のミッション。「何か困りごとはないか」、とメンバーに率先して声をかけることもあるといいます。

その甲斐あって、開発チームは大きな重圧のなかでも伸び伸びと仕事ができているのです。

プライベートの時間も大切にする、バランスの良い働き方

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▲残業はほとんどなく、始業前や週末の時間を使ってスケートボードに夢中な息子の練習に付き添うことも

よく働き、よく遊ぶーー私たちの開発チームの働き方を見ると「エンジニア職は過酷な仕事」という世間のイメージが吹き飛ぶかもしれません。それを象徴するように、ファーストペンギンのエンジニアのメンバーは有給休暇の取得にも積極的です。

長尾「会社全体としてなのですが、有給が取りづらいという雰囲気はまったくありません。
メンバーはチャットツール上で勤怠の報告をするんですけど、それを見ていても『今日は有給をいただくため、お休みさせていただきます』『はい、どうぞ』という感じで、気軽に休みを取れる環境です。
それに、ヨーロッパに住んでいる友人に会うため、毎年大型連休を取って海外旅行に行くメンバーもいます。そのメンバーは、長いときは10日間ほど有給を取得していますね」

また、私たちのエンジニアチームには残業がほとんどありません。定時である9:30〜18:30まで仕事にしっかり取り組みつつも、プライベートも充実させようという姿勢があるのです。それは長尾の働き方を見れば一目瞭然。平日は、しっかりと働き、終業後や週末は家族との時間を大切にしています。

長尾 「サービスリリース時などを除けば、残業は月20時間ほどですね。残業があったとしても1日に1時間あるかないかというぐらい。私が入社したときも、子どもがいることを知っていた当時の部長から『お父さん業務優先でいいからね』って言われたほどです」

前職までは「寝る間も惜しんで働いていた」という長尾。ファーストペンギンに入社後は、「パパ」としての時間も増え、始業前や週末の時間を使って、息子さんの練習に付き添うようになります。

長尾 「ファーストペンギンには、メンバーのプライベートの時間も大切にする社風があるんです。もちろん仕事をちゃんとやることは前提ですが、それまで仕事ばっかりだった私は、『これからはスケートボードに夢中な息子の練習にたくさん付き合ってやろう』と思ったんです。
ここに来てからは、まるでイチロー選手のお父さんのように、息子の練習に付き合うようになりましたね(笑)」

今では、毎年5月に7日ほど有給を取得し、スケートボードの世界大会が開催されるカナダまで息子の応援に行くと言う長尾。自らが「よく働き、よく遊ぶ」姿を示しているからこそ、このチームにはメリハリを持って働く文化が浸透しているのです。

今は、守りを固めるステージ。でもユーザーのための攻めの開発も

そんな働きやすさも追求する「アクアゲイツ」開発チームですが、キャッシュレス文化をつくっていくため、もちろん、仕事にも全力投球。「決済」というインフラであるがゆえ、高い安全性と専門性が求められるサービスで、「間違いが許されない」という責任の大きさとも闘っていると長尾は言います。

長尾 「アクアゲイツはお金を扱うサービスです。当然ですが、日々安定して稼働させるための保守、運用が肝になります。『決済金額を一桁間違えました』なんてことは、絶対に許されません。そのぐらいの緊張感を持ってやっています」

近年、クレジットカードから個人情報が抜き取られるなど、悪質な犯罪行為も少なくありません。今までになく、セキュリティ面での高い安全性が求められているのです。

こういった背景もあり、世界基準でのセキュリティ要件を取得する動きが加速。アクアゲイツも「PCI DSS」と呼ばれるグローバル水準のセキュリティの取得に向けて動いています。その基準をクリアができれば、サービスとしての安全性も担保でき、信用も高められるため、ユーザー獲得に大きなアドバンテージができます。

サービスの特性上、セキュリティが最重要ではあるものの、決済サービスはまだまだ未開拓な領域であるのもまた事実。そんな「アクアゲイツ」開発の面白さを長尾はこう語ります。

長尾「今後ますますキャッシュレス化は加速していくでしょうから、決済サービスに必要とされる最新の開発トレンドに携われるというのは非常にエキサイティングな経験ですね。
決済サービスはもちろん手堅い守備も必要なんですけど、今まで見たこともない機能を開発するなど、新しいことに果敢にチャレンジできる領域だと思います。決済サービスにおけるルールの整備はこれからというところですが、そういう意味でも、とても攻め甲斐があるのがこの分野です」

アクアゲイツを「世界中の誰もが知るサービス」にするために

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▲誰もが簡単に決済できる世界的なサービスを目指し、日々議論を交わす開発チーム

誰もが簡単に決済ができる世の中への実現のためにーー。

アクアゲイツ開発チームは、日本のキャッシュレス化促進のため、その開発スピードを、加速させ続けています。

長尾「アクアゲイツの名前の由来って、『日本ではうまく流れていなかった決済を、水のようにスピーディーに流したい』という想いからつけられているんです。会社の名前もファーストペンギンですし、『リスクを恐れず、今までにないものを創りだそう』という気概があります。
これからの決済サービスの流れを先読みし、どんどんプロトタイプをつくってしまう。ファーストペンギンの開発チームには、そういったことができる土壌があります。だから、アイデアを持ったエンジニアなら、それを形にできるし、自分のつくったプロダクトで世界を変えられるかもしれないんです。そう考えると、ワクワクしてきますよね」

そんなアクアゲイツを支える長尾が目指すもの、それは「いずれはこの決済サービスを世界的なサービスにしたい」ということ。

長尾「子どもと一緒にネットショッピングをよくするんですけど、海外のECサイトを使う機会も結構あるんです。そのとき支払いに使う便利な決済サービスといえば、PayPal。そのくらいメジャーになりたい。つまり、アクアゲイツを『日本版のPayPal』にしたいということです。
それで、知り合いからも、『最近はPayPalじゃなくって、アクアゲイツっていう決済サービスで買い物をしているんだ』って聞けるぐらいになると嬉しいですよね。それ、実は僕がいる会社なんだけどみたいな(笑)」

「アクアゲイツ」を誰もが簡単に決済できる世界的なサービスにするために、どんなプロダクトにしていくのか、そして、どんなキャッシュレス文化をつくっていくのか。長尾率いる開発チームの、世界を変えるプロジェクトはまだ、幕を上げたばかりです。

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