ファーストペンギンとの出会い、そこで見つけたキャリア

▲入社1年目の松井。インフォトップアワード2012のトロフィー授与の写真

2012年、ファーストペンギン新卒2期生として入社した松井 さゆら。現在はインフォトップサービス本部の副本部長として、チーム全体の統括を行っている。また、ファーストペンギンの主力事業であるASP事業のトップとして、チーム全体のマネジメントや新人育成だけでなく、自ら現場に足を運び、顧客との接点を持つこともある。

そんな松井がファーストペンギンでのキャリアを歩み出したキッカケは、内定者として参加した夏のインターンでの経験だった。就職活動中、営業職は絶対にやりたくないと思い、企画や広報職を志望していた松井。100社以上の企業を受けたが、就職氷河期に突入していたこともあり、手応えはなく自信を喪失していた。本当に就職できるのだろうか……そんな不安に押しつぶされそうになりながら、希望業界や職種を広げる選択をしたという。

松井 「自分で行きたいと決めた企業が全滅だったので、人に委ねてみるのもいいかな……なんて思ったんです。それで紹介会社に、良さそうな会社があったら紹介してほしいと伝えて、 1社目に紹介されたのが株式会社インフォトップ(現:株式会社ファーストペンギン)でした」

今までベンチャー企業はまったく視野に入れていなかったこともあり、うまくいく気がしなかった。しかし、気持ちとは裏腹に、そして今までの就職活動が嘘かのように、トントンと内定まで進むことができた。

そして内定者インターンに参加する中で、ずっと自分が希望していた広報としての仕事に触れ、希望業界でやりたい職種に就くことがすべてではなく、まったく違う業界でもやりたいことはかなえられるのだと知り、ファーストペンギンへの入社を決めたのだった。

しかし、入社してすぐの2012年6月に、関連会社である株式会社インフォトップマーケティング・株式会社インフォトップアカデミーとの合併が発表。

この会社としての大きな変革により、松井はようやく手にした広報の仕事を手放し、避けてきたはずの営業職に就くことになったのだった。

やるからには一番を目指す。苦手だった営業も乗り越えて

▲初めての香港出張。コンテンツの撮影とビジネスショーに参加
松井 「異動と言われたときは愕然としましたね。『あんなにやりたくないと思っていたのに?』と。でも、入社するときに、この市況感ではもう二度と内定はもらえないかもしれない……だから、 3年は何があっても辞めないと決めていたんです。まさかこんな早くに覚悟が試されるとは思っていなかったですけど(笑)」

早々に先輩からVIPクライアントを引き継いだのは良かったが、業務量が多いだけでなく、顧客から指摘を受けることも多かった。いくら前任の担当のミスが後から発覚したとしても、会社の看板を背負っている限り「私の責任ではない」とは言えない。最初からうまくいくわけもなく、1年目なのに深夜近くに帰宅することも増え、体調を崩すこともあったという。

そんなとき、もとから営業職を希望していたわけではないから……と、うまくいかない理由を探すのは簡単だった。しかし松井は「やるからには一番を目指す」という強い気持ちを忘れたことはなかった。

松井 「 1年目から数字達成をして、ボーナスとして返ってきたときに、営業も楽しいかも?なんて(笑)。でも、それも長くは続かなくて、なかなか数字が出せない日が続くようになり、初めて大きな壁を感じましたね」

それでも自分ができる100%を常に維持し続けた。しかしながら、社内での評価は思ったように上がらず、悔しい日々が続いたという。その折、当時のコンテンツプロデュース事業部に所属していた織戸(現:執行役員)から声を掛けられる。約2年間、個人で数字を追いかけるような営業を経験してきたが、自身としては“うまくいかない状況”から逃げ出すように、自ら異動を申し出たのだった。

入社3年目、晴れてコンテンツプロデュース事業部に異動となったが、周りの同期や後輩が昇進することも増える。それと比べ、自分はスタートからやり直しだった。だからこそ「絶対に結果を出してやる」という決意が生まれたという。

松井 「とにかくガムシャラに働きました。やれることはすべてやったし、休んでる時間がもったいないと思うくらい、仕事漬けの日々でした。 CP(コンテンツプロデュース)は個人ではなくチームでの数字達成なので、自分だけが良くても意味がないんです。だからこそ、全体を見る力がついたし、目先の数字ではなく、長期的な目線を養えたと思っています」

目標を達成してきた結果が、自分への自信へつながった

▲セミナーにて、興味があった司会業に挑戦

力をつけ、数字も安定してきたころ、松井は当時の役員に「役職が欲しい」と直談判をした。元来、落ちこぼれ意識が強かった松井は、常に「自分は何ができるのか?」を問いかけ続けてきたのである。自分が唯一使えるものは“時間”だと考え、寝る間を惜しんで顧客接点をつくってきた。

そこで培ってきた経験は「誰にも負けるはずがない」という気持ちを後押しし、年次相応の目標ではなく「上に上がっていくための目標」を達成してきた結果は、自信にもつながった。

松井 「うちの営業に、マニュアルってないんです。とくに WEB業界だと、どれだけ情報を持っているかがカギになるので、些細な情報でも蓄積し、常にアップデートしていく必要があります。そうすると、お客さんはアポをくれるんです。お客さんにとって、情報交換ができるというメリットが生まれるので」

誰に習ったわけでもなく、顧客が必要としているものを見極め、自分からではなく向こうから会いたいと言ってもらえるような営業になった。好調が続き、日々の業務に物足りなさすら感じるようになったころ、CPを進めてくれた織戸が受け持っているASP事業の業績が芳しくないことを知る。

自分にキッカケをくれた織戸には恩を感じていた。「今の自分であれば、必ず売上を伸ばすことができる」という確信めいた何かを感じ、自ら志願し、ASP事業に戻ってきたのだった。

松井 「根拠はないですが、なんとなく自信があったんです。だからこそ、今よりも多くのことに裁量を持ってチャレンジできるよう、もっと上を目指したいと思いましたし、それを織戸にも素直に伝えました。そうしたら、『下半期( 7~ 12月)のうち 3カ月達成すれば、考える』と言われて、『やるしかない!』と思いましたね」

松井の異動と同じタイミングで、いわゆる業界バブルが始まる。さらにダメ押しのように、新しい分割制度の導入が決まり、ファーストペンギンとしては大きく売り上げを回復させることに。そして史上初の18ヶ月連続 決済取扱高達成を成し遂げ、ついに歴代最高の取扱高142億の巨大サービスへと押し上げた。次年度(13期目)では12期を大幅に上回る取扱高164憶円をたたき出し、インフォトップは業界最大手の座を不動のものとしたのであった。

松井 「もちろん、ここまでの結果は私だけの力じゃありません。業界バブルという追い風だったこともあって、実績を伸ばすことができ、副本部長までくることができたんです。また、私についてきてくれるメンバーがいるからこそ、どんな状況でも頑張れるのだと思っています。なので、メンバーたちには、今後何かしらの形で還元していけたら、と思っています」

変革のとき──松井の目指す場所は変わらない

▲これからもファーストペンギンであるために

創成期から成長期を経て、現在のファーストペンギンは変革期に突入している。

松井が管轄しているインフォトップサービス本部も、大きく変革させていかねばならない。昨年までは時代の流れもあり、そこにあるニーズに応え、あるものを大きくしていく“1→10”に振り切っていたが、これからは違う。従来のように、+αのサポートを行うだけではなく、“0→1”で新しいしくみをつくっていける組織に変えていく必要性があるという。

松井 「きっと、もっと IT化が進んでも、コンテンツ自体はなくなりません。また、良いものをインフルエンサーたちが広めていくというやり方(アフィリエイト)は時流に合っています。なので、インフォトップにはまだまだたくさんの可能性があると思っていますね」

時代が変わっても、ずっとインフォトップを使い続けてもらえるよう、コンテンツの充実度を上げるだけでなく、使いやすさという面では足元の決済システムや裏側も整備していきたい。一筋縄ではいかないし、今まで以上に大変なこともたくさん出てくる。

しかし、改良を重ね、時代やコンテンツに合わせて組み替えていくことができれば、史上初の売り上げ達成とはまた違う、新しい“初めて”を体験できるのだと信じている。そして、それを実現できるような、一緒に目指していきたいと思ってもらえるような、組織づくりをしていきたいと思っているという。

松井 「社名こそ変わりましたが、インフォトップが会社の看板商品であることは変わりません。常にそれを背負っている誇りやプライドを忘れないようにしています。業界最大手の立ち位置に満足することなく、ファーストペンギンスピリッツを忘れず、新しいことをし続ける自分でいたいな、って思います」

入社してから今に至るまで、松井を突き動かしてきた「誰にも負けたくない」という気持ち。時代やポジションが変わっても、彼女が目指す場所は変わらない。



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