幼少期から感じていた「モノづくり」への魅力

▲第二システム統括部 第二パッケージサービス部 サポート課 平岡実久

富士テレコムのパッケージ商品のサポート部署に務める平岡実久。彼女がIT企業を志したきっかけは、幼いころから興味のあった「モノづくり」でした。

目に見え、手で触れられるモノづくりへの興味から、大学では化粧品や食品の開発に携わりたいと思っていた平岡。そんな彼女は理工学部応用科学科に入学を決意します。

平岡 「もともとは、化粧品や食品の開発をやってみたくて、大学を選びました。入ってみたら勉強は大変ですし、大学院までいかないと研究職に就けないと思うと私にはそこまでの持久力がないなって。でも、欲張りですがモノづくりは好きなので将来必ず進みたい道だと考えていました」

在学中に触れたことをきっかけに、「モノづくり」そのものに興味を持った平岡はIT企業の開発に視野を広げていきます。そのような中で出会った富士テレコムに出会い、入社を決めました。

平岡 「選考中に OG訪問で話させてもらった社員の方や、人事の方の人当たりがよく、人間関係を重視していた私にとってはとても大きかったです。この会社に入って、自分と一緒に働く人もそういう人たちであったらいいなと期待も膨らみました。あとは、富士通のパートナーというところで安心して働き続けられそうだなって感じていました」

平岡の性格の明るさ、コミュニケーション力や営業としてのスキルが評価され、営業職としての配属が予定されていました。しかし入社後に3カ月の全体研修を終え、平岡の希望とスキルがマッチして、配属されたのは選考中に希望していた技術部門でした。

平岡 「他社の選考では面接官から営業職を勧められ、富士テレコムでも営業職での採用選考でいいのなら最終選考へお越しください、と言われました。なので、技術部門への配属は驚きました。

ですが、意外なことに想像していた部署と違ったことにギャップを抱えたわけではありませんでした。希望していたモノづくりができるので嬉しかったのを覚えています。入社 1年目は、日々わからないことだらけで教えてもらったことや、自分ではこれをこういう風にやればいいんだということを学び、どんどん吸収していき過ぎていきました。

入社前に一緒に働く人が優しかったら良いな、と感じていたことに対しては、その期待どおりでした。実際働いてみると一緒に働く皆さんは優しいし、何かわからないことがあったら放置をせず、理解できるまで教えてくれ、時間が経つのがあっという間でしたね」

3部門のそれぞれの特色に触れて

▲取引先との電話打ち合わせの様子

入社2年目、開発課へ異動となりました。開発課の業務は仕様書に沿ってのシステム開発であり、富士テレコムでシステムエンジニアとして技術を身に付ける中で、人と関わり合いながら業務を進めたいと考えるようになっていった平岡は違和感を覚えます。


平岡 「開発対象も何かひとつに定まっているわけではなくて、自社のパッケージを転々としていました。成果は私にはあまりわからなくて『完成してよかった』くらいで……その時に"人とシステム"同じ比率くらいでかかわることを私は望んでいるんだとわかりました。
もう少し部外の人と話したり、お客様のもとへ出向いて、お客様と直接話したりしながら今後は仕事をしたいなと思っていて。転々とはいえ、開発課の中でメインに関わっていたのは、アジダス(栄養管理システム)でした。なので、アジダスに関わりたいなと少しずつ思うようになりました。

アジダスには、SEの他にフィールドSE担当がいるので、そういう仕事に今後は関わっていきたいと考えるようになったんです。そして、アジダスに興味があることを上長に伝えると、今の部署への異動が決まりました」

異動後は、導入担当の平岡とサポート担当の同僚の2人体制で客先へ行くことも多いといいます。とくに愛媛のとある病院での経験は彼女自身を大きく成長させたものとして、印象に残るものでした。


平岡 「はじめは愛媛の病院へ 2~ 3カ月間の中で数回に分けて打ち合わせに行きました。アジダスと電子カルテを連携させる経験の少ない案件だったので、新しいシステムの切り替わりの動きを想定したリハーサルを客先で行うために、 4回ほど伺いました」

リハーサルも綿密に行い、実際の稼働日を迎えて、自身の判断で物事を進めていくことを求められる中、初めて気づく問題点がありました。


平岡 「アジダスを使うのは栄養士さん、システムから出力した帳票を使うのは調理師さんで、調理師さんが実際に見てみたら『これはこうじゃないな』というのが結構あって……滞在先で、稼働日前の5日間はあまり寝れませんでした。日曜日が稼働日(利用開始日)なので、会社に誰もいないし、頼れないし、開発ができるのがその場に私しかいなくて、やるしかないって状況でした」

そんな追い込まれた状況でもやり遂げることができたのは、優しい先輩の「何かあったら連絡してね」という言葉があったからでした。「日曜なのに申し訳ない」と思いながらも、平岡は周りに助けてもらいながら稼働日を迎えることができました。

お客様からの感謝の言葉を力に

平岡 「今でもお客様からのご質問にぱっと答えられないときがあります。その場合でもすぐに確認し、お客様にご連絡する。そのようにしてお客様との信頼関係を大切にしています。一番良いのは、ぱっと質問に答えられることなんですけどね(笑)」

もともと“やるべきことはしっかりやりたい”性格の平岡。自分が言ったことはしっかりと行動に移し、お客様との信頼関係づくりに努めているといいます。

平岡 「私はまだ、知識面でばりばりお役に立てるわけではないので、まずはお客様が話しかけやすい雰囲気でいることを心掛けています。話すべきことはしっかりと話すけど、固すぎても話にくいと思うので、緩い感じで笑いを交えながら打ち合わせできるように意識していますね」

何気ないコミュニケーションからお客様との関係づくりを行い、日々プロジェクトを進めていく平岡。しかし、彼女の仕事は納品して終わりではありません。システム導入後、稼働日から数日間は立ち合い、システムのチェックを行うのです。


平岡 「立ち合い期間に何ごともなく、仕事を終われたときはとてもやりがいを感じます。あ~良かった。って。逆にトラブルがあったときは、その場で直せれば直しますし、難しいときは持ち帰って上司と相談しながら修正し、納品します。トラブルがあっても修正後の商品を納品したときにはとても喜んでいただけることが多くて。すごく感謝してもらえるので、やりきったと感じます」

難しいシステムをつくったことよりも、お客様から感謝のお言葉をいただけることの方がやりがいにつながるといいます。そんな平岡の目指す姿は身近なところにありました。

もっと信頼されるSEへ

▲社内打ち合わせの様子

2019年現在、富士テレコムに入社をして3年半が経ちました。入社してから、さまざまな状況で業務に携わっている平岡。今となっては、多くの部下に指導をする役割をも担うようになりました。さらなる高みを目指し続ける彼女には目標があります。

平岡 「もっとお客様に信頼される SEになりたいんです。客先で担当者の方にお会いしたときに『あ~!〇〇さん!』って声を掛けてもらえる先輩がいて。そうしてもらえるのって、その人に相談すれば絶対なんとかしてくれるという信頼感もあるし、その先輩もお客様のことを大切にしてきたから、信頼関係が築けているんだと思うんです」

その先輩と同行すると『〇〇さんが来てくれたから安心』というようなキーワードを、どのお客様からも耳にするとのこと。お客様からの信頼を大きく感じる瞬間なのだそうです。

平岡 「常にお客様に興味を持ち、観察し、他愛ない会話を含めお客様とのコミュニケーションを大切にしているところからその先輩の努力を感じます」

“対お客様”としてだけではなく、“対人間”として接する。そのようにしてお客様の信頼を得てきた先輩を見て、自己の成長を目指す平岡。憧れの人の背中からは多くのことを学ぶきっかけとなります。

彼女はお客様との信頼関係構築のため、ITやシステムに関するさまざまな知識を、業務を通して学んでいる最中です。先輩から学び、そして上を目指して努力し続ける平岡が、客先で「平岡さん、待ってたよ!」と言ってもらえる日はもう、すぐそこまで来ています。そのために彼女は、これからもお客様の信頼を得るための努力を惜しまず続けていきます。