前向きに、ナチュラルに。Let it beの精神で挑戦をつづける中国出身社員

エンゲージメントマネジメント事業部、訪日ビジネス開発部に所属する崔明清(サイ ミンチン)は、中国出身の社員です。大学で日本語に触れたことがきっかけで来日、その後フルスピードで働くことに。いつも前向きで丁寧で仕事熱心。常にナチュラル。そんな彼女が自身の思いを語ります。
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軽やかに新しい舞台に踏み出す 日本との出会い、そして来日

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中国南部に位置する湖南省出身の崔明清は、2013年に単身日本にやってきて2019年現在で6年目。日本での生活を楽しみながらフルスピードに勤めている。

そんな彼女が所属するのは訪日ビジネス開発部。日本法人の中国向け広告出稿のサポート、中国本土や上海などのクライアント訪問、フルスピードのサービスの中国展開のサポートや事業拡大の支援を中心に、フルスピードの訪日インバウンド事業の最前線で活躍している。

海をまたいで縦横無尽に活躍する崔だが、幼少期はおとなしい性格だった。両親も学校も厳しく、小中学校での記憶といえば、机に向かって勉強ばかりだ。

しかし、崔の成長に従って、母と父は崔の意見を尊重してくれる存在になっていった。

崔 「両親は私の決めたことを尊重してくれます。厳しい意見を言われることもありますが、決めたことを否定するようなことはありません。だって私の人生ですからね。どうしても、というときは話し合って妥協案を見つけることはあります」

このような家庭環境が、崔の前向きでのびやかな姿勢を育んだのかもしれない。そして大学生のとき、崔は日本語との出会いを果たす。もともとさまざまな語学に興味があった彼女は、進学先の大学で日本語学科を専攻したのだ。

崔 「進学先の大学には英語学科と日本語学科があったのですが、英語はそれまでにある程度勉強したことがあったので日本語学科を選択しました。大学では新しいことを勉強しようと決めていたからです」

日本語を専攻した崔は、日本語はもちろん、日本のリアルな文化やビジネスについて、知見を広めていく。

崔 「語学系の勉強をしている学生のアルバイト先は、飲食店などではなく家庭教師、翻訳や通訳、中国語教師など語学を活かした仕事が多いんです。
私は日中間のビジネスコンサルティングをおこなう会社で翻訳や通訳のアルバイトをしていました。アルバイトでしたが、日中交流に関する企画会議に参加することや、シンポジウムがある際にスタッフとしてお手伝いすることもありました。
大学生のころから日本人と交流する機会は多かったです」

果敢に新しい舞台に挑む崔は、国家間の青年交流の場所などにも通訳者として積極的に参加した。このころはちょうど日中の国交が不安定な時期で、あるとき崔は、日本人から「こんな状況で日本人がひとりで街中を歩いても大丈夫でしょうか?」と質問された。

崔 「その日本人の方は初めて中国を訪れたとのことでとても不安そうでした。なので私は、その方を外に連れ出して周辺のさまざまな場所を案内しました。大丈夫ですよ、ということを実際目で見てわかってほしかったんです」

語学を通じて日本のさまざまな側面を学び、経験値を積みあげていく崔。アルバイト先の会社が日中の交流事業の立ち上げスタッフを募集していたときも、迷わず飛び込んでいった。結果は見事採用。こうして単身日本へ渡ることとなった。

斬新な面接スタイルに惹かれて 訪日インバウンド事業の初期メンバーに

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日本で新社会人として仕事を続けながらも、常に新しいことに挑戦する気持ちを忘れずにもっていた崔。

ある日、友人が新たに中国と日本の情報発信をするメディアの運営事業を始めると聞いたときも、すばやく転職を決意した。おもしろそうだと思ったことには挑戦するーーそんなフットワークの軽さは健在である。

崔 「スタートアップの会社だったのでもちろん何もノウハウはありませんでした。
でもゼロスタートでやれることがたくさんあるのが魅力的だなと感じ、誘ってくれた友人と一緒にやってみようと決めました。
やる前からできないと決めつけないことが大事だといつも思っていましたし。そこでの経験が今のフルスピードでの仕事にも役立っているかもしれません」

崔は、メディア運営をおこなうかたわら、広告掲載の業務にも一部携わっていた。ここで日本の広告業界に初めて触れて、興味をもち始める。しかし、前向きに試行錯誤を繰り返したものの、メディア事業はあまりうまくいかず、企業は事業の方向転換をしてしまった。

これを機に、崔は成長を求めてフルスピードに転職する。決め手となったのは、面接官の話だった。

崔 「面接では面接官が私に質問して、私がそれに答えるパターンがほとんどだと思います。
しかしフルスピードの面接はそうではなくて、後に上司になる面接官が、今携わっている仕事や将来のビジョンについて話してくれるスタイルで、印象的でした。この人は現場に立って仕事を動かしている張本人だというのが伝わってきて、おもしろいなと思ったんです」

こうして崔は、2015年から開始した中国人観光客を中心とした訪日インバウンド事業の初期メンバーとして加入する。

“質”にこだわるのは当たり前、“数字”を意識してMVP獲得へ

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2016年にフルスピードに入社してから、崔の仕事に対する考え方に、2つの変化が起こった。

崔 「スタートアップの会社で働いていたころは、自分の仕事には責任をもっていたつもりですが、周囲のことまでは考えられていませんでした。
また、誰かに頼んで協力してもらったりするよりも、『自分がなんとか頑張ればいいや』と自己解決しながら仕事をすすめることのほうが多かったです。
しかし、フルスピードでは、私の周りで沢山の人が一緒に仕事をしています。自分の力だけでは足りないこともあるんだと自覚することもできるようになりましたし、チームで協力したり、時には人に頼ったりしながら上手に仕事を進めることができるようになりました」

周囲のサポートに“頼る”スキルに加えて手に入れたのは、“数字”を意識する視野だ。

崔 「さらに、“数字”にこだわることができるようになったんです。以前から仕事の質にこだわることはもちろん意識していましたが、そこに数字やKPIといったような“目標”になる数値を意識して仕事を進める経験がありませんでした。
フルスピードは営業部門の考えが強いところがありますから、常に目標を見すえてそのためにはどうすればいいのか、という考え方が身につきました」

環境が変わっても、積極的に学んでいく姿勢は変わらない。

崔は2019年現在、訪日インバウンド展開に関するサポートや企画提案をおこないながら、中国の最新情報に関するオウンドメディア「Chaimemo(チャイメモ)」の運営責任者も担当している。

営業サポートをおこないながら大型の受注を獲得、同時に記事執筆を含むメディア運営をおこない、目標KPIを見事達成した。そして昨年、自身初のMVPを受賞する。受賞について、チーム総出でとても喜んだという。

崔 「訪日ビジネス開発部はいいチームだと感じています。
たとえば、ひとつ解決しなければならない課題があったとします。そんなとき、チームで団子になって考えぬくのではなく、一人ひとりが解決のために自分に何ができるか、自分がどう成長すれば答えに近づけるかを考えられるんです。
そうすることで、個人が成長しながら、チームの課題解決スピードもアップするんですよ。一人ひとりが向上心をもって努力していて、そんな姿勢に励まされながら日々前向きに働けています」

突き進んだ人生に悔いはないから 未来を恐れずに切りひらく

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崔は、なれない日本での一人暮らしを振り返っても、つらかったことや苦しかったことはもうあまり思い出せないと笑う。

崔 「確かに来日当初は色々と苦しいことやつらいこともあった気がしますが、今となっては何も覚えていません。
それにそんな経験も、今考えるとつらいだなんて思う必要はなかったな、と思えることばかりです。日本に来て6年目になりますが、ひとりで安全に自由に暮らせることがとても楽しいです。
しかも、日本で働いている中国人の数はとても多く、SNSの日本在住の中国人同士のコミュニティに参加すれば様々な交流ができるんですよ。
だからあまり寂しい思いをしたことがないのかもしれません。中国人同士のテニスサークルには定期的に参加しています。先週はスキーにも行ってきました」

大学時代に出会った日本語をきっかけに、自らの道を選んで切り開いてきた崔。突き進んできた人生には、一片の悔いもない。

崔 「何かを選択するとき、もちろん最初は迷います。
でもいったん決めたら迷わないことが多いかな。きっとどちらを選んでも自分次第で、前進していけると思っています。同時にどちらの道でも行ってみないとわからないし、この先どんなことがあるかなんて誰にもわかりませんから。
もちろん自分よりも優秀な人は周りにたくさんいます。でも自分は自分のままで生きていくことができればそれが一番いいと思っています」

自分の考え方について、大きな失敗や挫折を経験したことがないからだろうか、と分析する崔。彼女の一番の魅力は、苦労を苦労と思わずありのままに受け止めて、乗り越えていくポジティブかつナチュラルな姿勢かもしれない。

そんな崔が働くうえで大切にしていることが2つある。

崔 「1つ目は常に新しいことに挑戦しつづけることです。
2つ目は、仲間や友人を大切にしながら楽しく働くことです。いつも支えてきてくれた人たちと楽しく頑張れたらそれが一番うれしいし、幸せです。
この先ずっと日本にいるのか、それとも中国に戻って働くのかまだ決めてないですし自分自身まだわからないです。どんなときでも自分の限界を決めつけずにやりたいこと、やってみたいことにどんどん挑戦していきたいです」

崔はこれからも、明るく、丁寧に、そして自然体で新しい道を切り開いていく。

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