チャレンジをしたい人のそばに寄りそう会社ーー株式会社アプリの想いとは

株式会社アプリは、リゾート地へのアルバイト派遣をはじめ、留学支援など幅広い人材支援サービスを展開しています。2002年に起業して14年、東京を拠点に全国6支店、全国1,200箇所以上のリゾート地と契約を結んでいます。代表の庄子潔さんはより多くのチャレンジを応援するため、株式会社54の代表・山口豪志にアドバイスを求めてました。
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「僕もこの営業さんのような存在になりたい」

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庄子さんは高校卒業後、音楽をやるために単身渡米。現地のコミュニティカレッジに通いながら、DJをやっていました。しかし、事故に遭いカレッジへ通うための自動車を失います。車で15分ほどの距離でしたが公共交通機関を使うと1時間半。音楽活動との両立が難しくなり、敢えなく帰国することに。

「一度好きになると何がなんでもやりきる性格なんです。思わぬ事故で断念しましたが、帰国しても僕は英語が話せるしすぐに就職できるだろうからイチからやり直そうと思っていました。でも、履歴書を送っても面接の知らせすらこない……段々と自信がなくなっていく中、派遣会社に登録してなんとか工場作業の仕事に就くことができました」(庄子さん)
庄子さんは自信をなくしながらも、当時働きながら「自分はほかの人とは違うんだ」と思っていました。自信の素になっていたのが庄子さんを派遣していた会社の営業マン。庄子さんが所属していた派遣会社では、毎週のように営業マンが来て「頑張ってる?」「何か不都合はない?」と様子を見に来てくれていたそうです。

「自分は期待されている」と感じていたことが自信につながり、工場での仕事も楽しいものになっていたと当時を振り返ります。この想いが現在のアプリの足がかりのひとつ。

「僕もこの営業さんみたいな存在になりたいと考えるようになり、正社員として面接を受けました。しかし、『社会人というものがわかっていない』と言われて不採用……あれは発破をかけてくれたんだと思います。気持ちに火がついていたので、ほかの会社さんにも履歴書を送り続け、人材紹介会社に入社しました」(庄子さん)
庄子さんは自身が憧れていた営業マンと同じように、スタッフ一人ひとりと向き合うように。この姿勢を見ていた上司から「起業するんだけどお前も来ないか」と声をかけられ、株式会社アプリの創業メンバーに加わることになります。

リゾートバイトを中心に幅広い人材事業を展開

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株式会社アプリの創業は2002年。創業当時からの中心事業「リゾート人材サービス」では、北は北海道の利尻島から、南は沖縄県の与那国島まで全国1,200箇所以上のリゾート地と契約しており、年間6,000~8,000人ほどのスタッフを派遣しています。ほかにも留学・ワーキングホリデーサポート、東京都内の人材派遣、外国人派遣サービス、英語研修など幅広く人材に関わる事業も展開。

「リゾートバイトは寮・食費・光熱費が無料のため、数ヶ月で数十万円貯まります。こうした貯金を使って、例えば留学したり東京に出てきたりする方などが多く、スタッフの夢や目標などのチャレンジの場として活用する方が多いんです。また、数ヶ月間生活を共にするので結婚相手を見つけるかたも少なくない。つまり、アプリは誰かの人生が変わる瞬間を作ることができるんです」(庄子さん)
地方から上京を目指してリゾートバイトをする人もいますが、住まいや仕事に不安を抱えてあと一歩が踏み込めない人もいます。このような不安を抱えている方々を支援するため、東京での就業支援も新設しました。

「自分の将来のために貯金をしたい。海外に出てみたい。アプリはリゾート地や海外に送り出して終わりではなく、帰ってきてからも支援したい。『どうしてもやりたい』と意欲を持っている方々のチャレンジを応援したいんです」(庄子さん)
しかし、アプリのこうした想いを外部にどう伝えていけばいいのか……考えた末、スタートアップ企業で広報部の立ち上げを行った株式会社54の代表・山口豪志に声をくださりました。

外部の力を借りて自分たちの本質的な魅力を考えていく

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「知り合いの経営者に『情報発信を強化したい』と相談したところ、クックパッドやランサーズで活躍してきた山口豪志さんを紹介してくれたんです。彼は広報部をイチから立ち上げた経験もありましたが、それよりも人柄に惹かれました」(庄子さん)
プロのかたに入ってもらって「テレビ広告を打つべき」と言われてもそれがアプリにとって必要なことなのかが判断できませんでした。山口はまず会社の全体を見て、自分たちで気付いている魅力と外部だからこそ見える魅力を「なぜそう思ったのか」を交えて伝えることにしました。

「なぜそう思うのか」を伝えて「じゃあどうやって伝えればいいのか」と一緒に考えていく。外部から関わっていてもアプリの一員として一緒にアプリの魅力を伝えていくことを大事にしました。

「広報は、“今日はじめたら明日効果が出るもの”ではないんです。特にアプリさんはサービス業、モノを作って販売しているのではなく、想いに共感していただくことが大事。その想いを伝えるために、自分たちで自分たちの良い部分も悪い部分も見て本質的に“想い”を考えていくことが必要だと考えました」(山口)
実は庄子さんが語った「アプリは誰かの人生が変わる瞬間を作る」ことも山口と一緒に考えて明確になったアプリの良い部分。アプリが世の中に伝えたいことがある。しかし、社会、世の中からアプリがどう見られているのか。一緒に考えながらも“外部”として客観的な意見を出していくことも大事です。

「日本は2025年に高齢者数の数が最大に達するなど後ろ向きなニュースが増えていきます。アプリさんは一時期冷え込んだ人材業界でも着実に業績を伸ばしてきている。2020年のオリンピック以降にも社会が前向きになれるような将来性、情報をたくさん持っていました。こうした一つひとつの魅力をつなげて、外部に発信していけば、社会も明るくできると考えています」(山口)
山口が関わるようになってから、アプリでは広報チームを新たに結成。山口は知見を出しながら、ゆくゆくはアプリ独自で情報発信できるような体制作りを行っています。

チャレンジしたい人のそばにいつもいる存在

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「アルバイト」と聞いて、頭に浮かぶのはまだ居酒屋やファーストフード店だと思います。しかし、今後はリゾートバイトも浮かぶようにしていきたい。そして、リゾートバイトで貯めたお金で東京や海外へ行くのも良い。こうした“つながり”もアプリで応援していきたい。

「リゾートバイトと言えばアプリがある。そして、リゾートバイトをきっかけに、新しいことにチャレンジをしてほしい。アプリをチャレンジのきっかけだと感じてもらいたい。社内でも、ユーザーがアプリのサービスを利用したら1チャレンジとして、『2025年までに100万チャレンジを達成する』と目標を掲げてチャレンジしているんです」(庄子さん)
実はアプリの業績が伸びたのは、国の施策も影響していました。最近では海外から日本へ旅行をする方が増えたため、リゾート地からバイトの引き合いも増加。しかし、こうした流れに乗るだけではなく、自分たちでも流れを作っていきたい。広報活動を含めて、事業、体制を整えて、ユーザーや社会の声に応えていきたいと考えています。

「実は庄子さんと初めてお会いしたとき、私も庄子さんの人柄に惹かれました。庄子さんは創業社長ではないのですが、会社を自分ごとで考えているんです。渡米したこと、帰国してからのことなど、庄子さんもアプリを利用するユーザーと同じような想いでチャレンジしてきている。社長がユーザーと同じ想い、視点を持っている。これほどの長所ってなかなかありません」(山口)
「一度好きになると何がなんでもやりきる」、この性格のおかげで庄子さんは苦労も経験しましたが、同時に苦労を乗り越える原動力にもしてきました。「僕もこの営業さんのような存在になりたい」、そう考えた庄子さんは、チャレンジしたい人の側にいつもいるような会社を育てました。

これからも庄子さん、アプリ社員と一緒に、山口もチャレンジを応援していきたいと考えています。

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