シンプルでわかりやすく、遊び心を。GooCoのコミュニケーションツール刷新

2019年9月17日、グッドサイクルシステムはコーポレートサイトをリニューアルしました。リニューアルのタイミングで「GooCo」のビジュアルコンセプトも刷新。そんなプロジェクトを推進する取締役 営業本部長 水野慎也が、その狙いについて語ります。

機能でなくビジョンへの共感求めて

今回のプロジェクトが立ち上がったきっかけを水野はこう振り返ります。

水野 「グッドサイクルシステムは電子薬歴の専業メーカーのイノベーターとして、高い評価を頂いてきました。
中でも主力製品の GooCoはユーザーの意見やご要望を反映して日々、進化しています。しかし一方で、広報の専任がいなかったこともあり、ローンチ以来ずっと同じ内容のパンフレットをお配りしている状況でした。また、 GooCo以外に出している製品についても、デザインがバラバラでわかりにくいという感想も寄せられていたんですよね」

企業や製品のビジュアルを見直そうというタイミングと、PR会社でのプランナー経験がある水野の入社が重なり、このプロジェクトに関わることに。

そして、具体的なプロジェクトの進め方について水野はこう語ります。

水野 「プロジェクトは、私、社長の遠藤、管理部門の望月の 3名体制を取りました。社外パートナーにも協力を仰ぎ、毎週 1回のペースでミーティングを実施しました」

とくにここ数年は、薬局や薬剤師さんのあり方が変わり、電子薬歴へ高い関心が寄せられています。そのため、電子薬歴の専業メーカーが複数誕生し、レセコンを主力製品とするメーカーによってレベルの高い電子薬歴が発売されるようになってきています。

水野 「変わりゆく背景を整理していく中で、グッドサイクルシステムの立ち位置や、目指す方向性をコミュニケーションツールで示せるようにしようと、プロジェクトの方針を決めていきました」

こうしてできたプロジェクトの指針にのっとり、ビジュアルコンセプトを具体化し、コーポレートサイトやGooCo製品パンフレットといったコミュニケーションツールの制作に進みました。

そして、プロジェクトの中で完成した製品パンフレットはこれまでよりもすっきりとしたものになったと言います。

水野 「前のパンフレットは内容を詰め込みすぎてわかりにくかったため、今回は掲載する情報を絞ることにしたんです。
また、変わりつつある薬局や薬剤師さんの業務について全体像を提示した上で、 GooCoがどういった価値を提供できるか、さらに今後の開発方針についても触れる内容にしようと思ったんです」

赤ちゃんから少女へと成長した「グーコちゃん」

パンフレットの表紙は、温かみのあるイラストで親しみやすいデザインになるよう気をつけたのに加え、実は今回、イラスト風ロゴの「グーコちゃん」にちょっとした仕かけをしたのだと言います。

水野 「これまでの『グーコちゃん』は生まれたばかりの赤ちゃんでした。でも、生まれてからちょうど 7年経って、製品もバージョンアップしているのに、赤ちゃんのロゴのままではおかしいよね、という意見もあって。
製品と一緒に成長していく方がいいなって、『グーコちゃん』も 7歳の女の子へと成長させることにしたんです。『グーコちゃん』の成長を祝して、ローンチから 7周年のタイミングでは広告も出しました。 『グーコちゃん』の成長した姿をぜひ、多くの人に見ていただきたいと思っています」

何かと堅苦しいイメージがある医療。一方で、グッドサイクルシステムは遊び心があって親しみやすいことが特徴です。そういったことを企画できる秘訣について水野はこう語ります。

水野 「『驚きと感動と愛を』が会社のポリシーとしてあり、サプライズ好きの精神が社内に浸透しているというのはひとつあるかもしれません。
実は今回、新たに GooCoのロゴもつくったんですが、笑顔マークの頬の部分がピンク色になった特別バージョンも用意したんです。その特別バージョンがどこで見られるかはまだ秘密なんですけどね(笑)。今後のお楽しみにしてください」

7年間、パンフレットの情報アップデートができていなかったグッドサイクルシステム。お付き合いしている薬局は、 5年ほどでリースの契約更新や買い替えのタイミングを迎えますが、あいさつに出向いた際など、 2回とも同じパンフレットを渡すことになり、「目新しさがないね」と言われることもしばしば。

今回のパンフレットでは、まもなくリリースとなる投薬フォローやToDo管理ができるシステムの情報も盛り込むことができたため、 GooCoの最新情報を届けるのにも役立つのでは、と期待されています。

“薬局ビジョン”からストーリーで製品を語る

“患者のための薬局ビジョン実現をサポートする”──。

これは、製品パンフレットの表紙のキャッチコピーです。この「薬局ビジョン」とは、2015年に厚労省から「医薬分業の原点に立ち返り、現在の薬局を患者本位のかかりつけ薬局に再編するため」に策定されたものです。

水野 「簡単に言ってしまうと『対物業務から対人業務』へのシフトがメインになります。
つまり、薬剤師が持っている高度な薬学知識を生かして、患者さんへの投薬後のフォローを行い、医師やコメディカルの方々と連携して患者さん一人ひとりに最適な薬剤を、適切に服薬してもらえるよう力を発揮してくださいね、その実現のために様々な整備をしていきます、というものです」

GooCoがその“薬局ビジョン”への適合を打ち出しているのは今後、薬機法の改正も薬局ビジョンに沿った形で進められるため、薬局ビジョンに適合していれば時代の最先端をフォローできるからである。

水野 「弊社では『薬局ビジョン』が出された時期にはすでに今各所で議論をされていることも見越して、着実に開発が進められていました。競合他社からも特徴のある製品が出てきていますが、 2019年現在、 『薬局ビジョン』への適合度では弊社の製品がもっとも適合できていると考えています」

本来、機能の話に偏りがちな製品パンフレットですが、パンフレットの冒頭に薬剤師業務のあり方についての説明があったのは、グッドサイクルシステムならではの施策と言えます。

水野 「どこの会社さんも言いたいことや知ってほしいことがいっぱいあります。とくに弊社は 15年の歴史の中で常にブラッシュアップをしてきているので書き出したら 1冊本ができるぐらいになってしまいます(笑)。
しかし、そんなものは自己満足で誰も手に取ってはいただけません。これは PRの基本ですが、重要なのはストーリーです」

薬局・薬剤師さんに対してグッドサイクルシステムがどのようなお手伝いができるのか。それを伝えるためには、これからの時代に求められることを交え、ストーリーで示すことが大切なのです。

高レベルの薬歴管理の実現を目指して

GooCoサイトや製品パンフレットの見直しを終えて、水野はプロジェクトの今後の計画についてこう語ります。

水野 「コミュニケーションの土台ができましたので、その浸透に向けた施策を実施していきたいと考えています。
たとえば直近では、今回のプロジェクトを社内で共有するワークショップですとか、改めて社内アンケートを実施することなどですね。刷新したビジュアルやツールで、これから各ステークホルダーと接することになりますので、背景をしっかり理解してもらえるようにサポートしていきます」

単に、リニューアルしただけで終わりというわけではなく、それを浸透させるために行う施策まで見据える水野。グッドサイクルシステムの「家族を連れていきたい薬局づくり」という使命はこれからも変わることはありません。そのために「薬局ビジョン」に適合したシステム実現に向け、グッドサイクルシステムはさらなるブラッシュアップを進めていくつもりです。

電子薬歴を使用したらより早く正確に薬歴が書けることは今や当たり前の時代になりました。その一方で、薬剤師さんに今後求められるのは、ポリファーマシーへの介入や投薬後の適切なフォローなど、薬学知識を活用した業務です。

そのため、機械やシステムを使って効率化できるものは効率化していき、薬剤師さんには薬学知識を生かした業務に集中できる環境をいかに整えられるかが重要となります。薬剤師本来の業務に真剣に取り組もうとなったとき、これまで以上に電子薬歴に求められるウェイトが高まっていく、と予想しています。

他社からも様々な電子薬歴が登場する中で、私たちグッドサイクルシステムが目指すのは、薬剤師さん個々人の志向やこだわりをしっかりと反映させつつ、高いレベルの薬歴管理を実現できるシステムです。そのためにも、今回刷新したツールも活用しつつ、現場の薬剤師さんの声を拾いながらより良いシステムの提供を続けていきます。

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