コミュニティ x クリエイティビティのミッションに連動した社会貢献の実現

北米、欧州、アジアパシフィックでAIによるコンピュータビジョンを活用したソリューションを提供しているGumGum。多様性と創造性を大切にするGumGumでは女性社員のイニシアチブによる社会貢献活動が行われています。今回は日本法人での取り組みをご紹介します。
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多様性を重んじるカルチャーで自発的に立ち上がった社内女性コミュニティ

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▲WGGのチームディナーの様子

GumGumは独自のAI画像認識技術を持つ、2008年に創業したカリフォルニアのIT企業です。シリコンビーチとも呼ばれるサンタモニカを本拠地とし、北米、ヨーロッパ、オーストラリア、日本でサービスを提供しています。

広告、スポーツ、デンタル事業に携わる社員は全世界で300名。エンジニア、クリエイティブデザイナー、言語解析の専門家など、多種多様な人材が集まっています。多様性が重視されているGumGumで、女性によるコミュニティが誕生したのは自然なことでした。

Women of GumGum (ウーマン オブ ガムガム、以下 WGG)はアメリカのグローバルマーケティングのバイスプレジデント、Som Puanglada (ソム・パングラーダ)が形にした女性社員による女性の活躍を応援していくコミュニティです。

女性社員の活躍をシェアするニュースレターとして始まり、2019年現在では、会社全体として多様性と平等を尊重する働きかけの一環として重視されています。

女性のためだけはない、包括的でオープンなコミュティ活動

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2017年にサービスを開始したGumGum Japanには4名の女性社員がいます。日本の女性社員第3号であるアメリカ出身のErin Hope (エリン・ホープ)は昨年9月に入社し、GumGumでデジタル広告のクリエイティブデザインを担当しています。アニメーションにストーリー性を与え、人々の印象や心に残る広告制作を心がけています。

──WGGは決して女性だけのためではなく、一緒に働くチームの皆がコミュニティをつくっていくことが目的です。WGGはより包括的ですべての人にオープンであるべきだと考えています。

GumGum本社人事担当者のこの言葉によって、エリンのWGGの活動へのモチベーションが一気に高まりました。

エリンが入社した最大の理由は、GumGumには多様性、創造性、ヘルシーなワークライフバランスと、協力的なチームがあったから。多様性を尊重するコミュニティのあり方への共感によって、日本のWGGの活動に大きく貢献していこうと決意します。

外部コミュニティを巻き込んだ活動へ

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▲3人でドネーションのためのボックスをつくっている様子
エリン 「アメリカでは、感謝祭やクリスマスに寄付やフードバンクで活動をよく行っています。以前の日本の職場では、フードバンクの活動に会社で参加しないかと呼びかけましたが、あまりサポートを得られませんでした。

個人でフードドネーションができる機会を探し始めて見つけたのが、セカンドハーベストです。そのため WGGでボランティアの話が出たとき、ぜひやりたいと思って提案をしました」

セカンドハーベストのプロジェクトのひとつに“Adopt a family”(アダプト・ア・ファミリー)があります。参加する企業や団体・組織が応援したい貧困家庭の世帯数を決め、対象世帯の状況や栄養上のニーズに沿った食品を詰めたパッケージづくりを行います。

エリンが支援先として選んだ理由は、ホームページの案内が英語で見やすかったこと、寄付の方法にいろいろなオプションがあったことです。特定の家族に気持ちのこもったパッケージを手紙と一緒に送ることができるシステムは、単に食べ物を送るだけで終わってしまう寄付よりも、身近に感じられて特別だというところもエリンは気に入りました。

この提案は無事受け入れられ、企画チームが発足します。一方でプランニングを進めていく中で、3人では負担が大きすぎるという懸念がありました。

そこで問題解決のために、GumGumがWeWorkというコミュニティ型ワークスペースに入居しているメリットを最大に生かそうという発想が生まれました。

WeWorkはニューヨーク発のコミュニティ型ワークスペース事業で、スタートアップから大企業まで、さまざまな規模の会社やイノベーション事業部などの人々が同じ空間、コミュニティ内にいることで出会いを生む、コミュニティを基盤にしたコンセプトを持っています。

周囲との関わりを増やしてより良いコミュニティにしていくWGGの活動目的を、WeWorkのより大きなコミュニティを巻き込むことでさらに大きくできるのではないかと考えたのです。

普段顔を合わせる親しいメンバーにヒアリングをし、WeWorkコミュニティ内でのチャリティーイベントの企画に発展していきました。

ひとつの成功では終わらせない。WGGが見据える“これから”

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▲イベント当日の様子

2019年3月、2日間にかけてランチタイムにイベントが開催されました。

通りがかりに興味を持って寄付のために食べ物を買いに行ってくれる人、箱の装飾用に企業ステッカーを持ってきてくれる人など、多くのWeWorkメンバーで賑わいました。

WeWorkの他拠点からカレー粉を持って立ち寄ってくれる人や、5キロのお米を担いで来てくれた人もいて、予想以上の反響に企画チームは大感激。同封する手紙にも多くのメッセージが集まり、2日間で8箱分の寄付が集まりました。

エリンも「普段話したことのなかったほかの会社の人たちと、箱のデコレーションをしながら交流ができてよかった」と話します。

WGGのコミュニティの最初の活動の第一歩を、WeWorkというコミュニティで踏み出すことができたことは、GumGumやエリン個人の、“多様性を受け入れ尊重する価値観”を広めることにもつながりました。

GumGumの男性スタッフたちも、食品の寄付やイベントの運営のサポートで貢献をしてくれました。「女性だから」「男性だから」ではなく、それぞれの長所を生かして社員全員の力でプロジェクトを成功に導きました。

そして、今回のフードバンクイベントの成功に続けてエリンが行いたい活動は、ドッグセラピーです。GumGumにはドッグフレンドリーな文化があり、NHK Worldでも取り上げられたことがあります。アメリカ本社の福利厚生の一環で、犬をオフィスに連れてくることを許可しており、和やかでストレスフリーな雰囲気をつくり出す取り組みを行っています。

この文化を社外に伝えられるのでは、という発想から、現在エリンを中心に、GumGum Japnan女性社員で実現のためのプランを計画中です。

もちろんフードバンク、ドッグセラピーだけで活動を終わらせるつもりはありません。今後も、WGGでは、社会の問題をクリエイティブに解決するという企業ミッションにあった社会貢献活動を行っていきます。

ビジネスだけでなく、社会貢献活動においても、GumGum Japan社員は、各自の情熱、個々の異なった視点を尊重すること、協力することを原動力とし、さらにクリエイティビティを探求していきます。



※撮影場所:WeWork 丸の内北口

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