「広告には世界を変える力がある」アメリカ出身のデザイナーが日本で成し遂げたい志

従来のデジタル広告とは異なる体験を実現するGumGumのクリエイティブに惹かれ、入社したデザイナーのエリン・ホープ。彼女は「広告のネガティブなイメージを吹き飛ばすようなクリエイティブをつくりたい」と語ります。クライアントにもユーザーにも喜ばれるクリエイティブを目指す彼女の想いに迫ります。
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ダイナミックなクリエイティブを支えるデザイナー

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▲GumGumのクリエイティブデザインを担当するエリン・ホープ。

アメリカのカリフォルニア州で2008年に創業したGumGum。AI画像認識を応用した広告ソリューションを展開し、順調に事業規模を拡大しています。2015年にロンドンオフィス、2016年にシドニーオフィスを開設し、2017年には日本法人GumGum Japanが誕生しました。

GumGumの広告サービスは、独自の技術を搭載したAIが、画像・動画・テクストを含むWebページの文脈を記事単位で瞬時に理解することで、記事の内容にもっともマッチした広告を配信することができます。つまり、ユーザーの関心が高まっているコンテンツに合わせて、リアルタイムに広告配信ができるのです。

GumGumは広告配信先やターゲティングだけでなく、クリエイティブも重視しています。そんなGumGumのクリエイティブデザインを支えるのが、デザイナーのエリン・ホープです。ブランドイメージを守りながら、ユーザーの広告体験を考慮したクリエイティブを提案しています。

エリン 「コンテンツにマッチした広告は、ブランドイメージも守ることができ、表現の幅も広げることができます。私は先方の要望を聴くだけでなく、時には自ら提案して、ブランドもユーザーもどちらも幸せになれるような広告づくりを心がけています」

チャレンジングでイノベーティブな仕事がしたい。その想いでGumGumへ

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▲2014年に来日したエリンは、映像制作会社でキャリアをスタートさせました。

アメリカ出身のエリンは2014年に来日し、映像制作会社に入社。その後、GumGumと出会い、転職して今に至ります。

アメリカで育ったエリンが日本に興味を持ったのは、幼少期、ホストファミリーとして日本人を受け入れたことがきっかけでした。

エリン 「実家はオハイオ州の農場で、滞在していた日本人と時間を過ごすうちに、日本の文化や言語に興味が湧きました。大学でも日本語を専攻し、その後東京に来て広告のデザインに出会いました。ユニークなものが多く、タイポグラフィなどとてもよく考えられていて、刺激を受けました」

海外の方から見ると、日本で展開されている広告はとてもユニークに見えるようです。日本人に向けた広告は、さまざまな人種が共存するアメリカに比べると表現が独特なのかもしれません。エリンはその独特な表現に惹かれて、日本でデザインを勉強し始めました。

映像制作会社に就職してからは、CM制作の現場に携わることになります。ディレクターのサポートやブランディング、モーショングラフィックスの制作に従事していました。

エリン 「前職の仕事も楽しかったのですが、もっとチャレンジングな仕事がしたくなりました。会社と一緒に大きく成長できるような、ダイナミックな環境で仕事をしてみたいと思うようになりました。そこからスタートアップに目を向けるようになったんです」

スタートアップの会社を探すうちにGumGumに出会い、イノベ―ションを実現できる環境があると確信。GumGumの広告が実現していた「ユーザーが楽しめて、クライアントのブランドを守る」サービスに共感し、入社を決意しました。

目指すのは、“ストーリー性”のあるアニメーション広告づくり

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▲仕事中のエリン。クライアントにとって最高のクリエイティブを提供するために、日々努力を重ねています。

イノベーティブな仕事がしたいという気持ちを抱いてGumGumに入社したエリンは、ユニークなクリエイティブを次々に生み出しています。

エリンが制作する広告クリエイティブ最大の魅力は、“ストーリー性のあるアニメーション”。

たとえば、洗剤の広告では、カビまみれの汚れたバスタブをきれいに洗い上げるアニメーションを入れたり、シャンプーの広告では花を開閉させて香りが漂ってきそうな表現を入れたりと、商品の魅力が伝わるストーリー性を担保しながら、自由でダイナミックなクリエイティブを仕上げています。

エリン 「広告ソリューションを提供する会社だと、デザインを外注する場合が多いのですが、GumGumはクリエイティブの設計からデザイン、配信までをすべてインハウスで行うことが可能です。だからこそアニメーションやスクロールなどさまざまなクリエイティブ表現ができ、クライアントと密に連携を取りながら表現内容を突き詰めていくことができるんです」

もちろん、配信先の広告枠にサイズなどのさまざまな制限があります。しかし、それらの制限をクリアしつつ、クライアントにとって最高のクリエイティブを制作できるよう熟慮することをいとわないエリン。

技術向上にもまい進しており、時間があれば自分でアニメーションを設計し、制作できるバリエーションを増やしています。

広告が持つ力を引き出すことができれば、世界を変えることができる

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▲ストーリーボードを使ってさまざまなアイデアを出していきます。

ユーザーを楽しませながら、企業のブランディングに寄与する広告クリエイティブを制作することに日々全力で向き合っているエリン。そんな彼女には、クリエイティブのデザインを通して、成し遂げたい志があります。

エリン 「広告を『うっとうしい』と感じてしまう人は少なくないと思います。でも私は、広告に対するネガティブなイメージを塗り替えていきたいんです。本当はそんなことないよって。広告は楽しいもので、宣伝されている商品も良いものだとユーザーに思ってもらえるようなクリエイティブを生み出したいです」

デジタル広告の場合、コンテンツにそぐわない広告がユーザー体験消費を阻害してしまうケースが多く見られます。ユーザーが煙たがるような広告体験をすると広告の場合、広告主のブランド毀損にもなりうるのです。

そんな現状を打破し、あらゆる人に喜ばれるようなクリエイティブをつくるため、エリンは日々デザインセンスを磨いています。その根本にあるのは、「広告は世界を変えられる」という想いでした。

エリン 「広告は、世界を変えられるような大きな可能性を秘めています。言葉だけでなく視覚でもメッセージを伝えることができるし、キャッチコピーやデザイン次第で人の心に深く響かせることもできます。
実際、アメリカでは社会的なメッセージを発信する手段としても使われています。たとえば、ファーストフードの大手企業が行ったキャンペーンでは、ARアプリを通して人々が遊びたくなるようなエンターテインメント性をつくりつつ、自社のイメージを率直に伝える、人々の心を動かすようなメッセージ性も持ち合わせています。
そもそも、広告は “ターゲットに対して、メッセージを伝える ”ための手段です。広告本来の魅力を、クリエイティブを通して伝えていきたいです」

広告とは本来、ユーザーと企業をつなげるものだと捉えるエリン。彼女が生み出すクリエイティビティが、GumGum広告を目にする人々の日常での新たな発見や出会いにつながっていくよう、ますますまい進していきます。

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