自由とともに生きていく Hameeの敏腕インスタグラマーの挑戦は終わらない

昨今、10~20代の女性を中心に、情報発信ツールとしても絶大な人気を誇るInstagram。Hamee株式会社の公式アカウントを管理運営しているのは、自分の“好き”を基軸に幅広い活動を展開する女性社員。自由に、軽やかに新しい扉を開き続けるその手が、今日も独創的な目線と手法でHameeの魅力を発信しています。
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人生で1枚きりの「新卒」切符を持って雑貨好き女子が選んだ行き先は……

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▲学生時代、働いていた雑貨店の仲間たちと

今や、Instagram(以下、インスタ)はビジネスツールのひとつとして、企業のプロモーションやマーケティングに広く活用されています。

モバイルアクセサリーの開発販売事業などを展開するHamee株式会社でも、公式インスタアカウントを運用しています。

施策を評価する重要な指標のひとつとなるのが、フォロワー数。以前は、なかなかフォロワー数を増やすための糸口をつかめずに苦労していました。

そんな状況に風穴を開けたのが、2017年に新卒入社したひとりの女性社員。森 真由は、クリエイターが集うHameeのなかでもアグレッシブな経歴の持ち主でした。

森 「学生時代から個性的な書籍や雑貨を扱う店で働いていて、スマホ関連グッズの商品担当をしていました。月に3~4社のメーカーと商談するんですが、そのなかの1社がHameeだったんです。
営業担当の方はみんなスーツなのに、Hameeの人だけはマッチョでTシャツ、スニーカーにリュック。完全に異質でしたね(笑)」

その頃から、Hameeに好印象を抱いていた森。当時はアクセサリーやキャンドルなどのハンドメイド雑貨をネットや期間限定の店舗で販売するクリエイター業も兼業しており、多忙ながらも生計を立てられるだけの収入を得ていました。

森 「正直、就職するつもりは全然なかったんです。よく知りもせず『就職するとつまらなそう……』と思い込んでいて。でも、大学4年の春に中学時代からの友人に『“新卒”っていう切符は、人生で1回しか手に入らないんだよ!?』と言われ、そのときの私には驚くほど響いたんです」

それまでも「就職はした方が良い」といろいろな人から言われてはいたものの、森はどこかもやもやしていました。それが、この一言ですっと腑に落ちて「確かに」と納得。就職への意欲が兆してきたのです。

とはいえ、大学4年の春となると、就職活動は完全に出遅れ。改めて会社説明会に参加するというステップを踏むつもりはありませんでした。

そんなとき、森の脳裏に浮かんだ人物こそ、Hameeの営業担当者。「Hameeなら就職したい」と思いさっそく連絡。そのつながりからHameeへの就職が決まりました。

若い世代の心をつかめ! 独自のインスタ発信でフォロワー数が急増

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▲どんな反応が返ってくるか想像しながらいつも撮影を行う

入社後、森はネットショッピングモールの店舗運営を任されます。企画立案や店舗内露出の切り替えといった業務のかたわら、SNSの運営も担当。特にインスタをメインに情報発信を行なっています。

森 「同じ情報でも、Twitterでは響かないのに、インスタだと10倍以上のリーチを獲得できることも。インスタのアクティブユーザー層に当たる18~24歳くらいの若者たちに、今のスタイルがフィットしているんでしょうね」

発信内容の大部分は、Hameeの商品紹介です。最近では「iFace」のロゴを入れた待受画面の配信に大きな反響が寄せられました。配信から半年経つ10月でも、配信ページに約1万アクセスを獲得するなど、想定以上のヒットとなっています。

森 「企業のインスタの場合、プロカメラマンが撮影したようにきれいな画像のものが多いですよね。でも、Hameeではスマホで撮ったような何気ない画像の方が好評。あえて世界観をつくりこまず、親近感やリアリティのあるさりげない感じの方が数字を取れています」

事実、Hameeで発信している商品画像は、森がスタジオの一角でiPhoneで撮影したものがほとんど。シンプルさゆえにターゲットを絞らないことが、好評の背景にあるのではないかと考えています。

森自身もクリエイター業をしていた当時、インスタを使って集客を行なっていたという経験者。その当時の手法が仕事にも生かされています。

2017年には、インフルエンサーを招いてイベントを実施。達成率も高く、手ごたえを感じました。

森 「これまでで1番バズった投稿は、パステルカラーの『iFace』画像。インプレッション数が95万以上、いいね!数も7000近くに上りました。この投稿だけで1600人以上もフォロワー数が増加するなど、最大のヒットです」

創意工夫で着実にフォロワー数を増やしている森ですが、その成功の根底にはHameeの誇る商品力があると確信しています。

森 「『iFace』のハッシュタグがきっかけでHameeとつながるユーザーが多く、関連情報の投稿をするとフォロワー数が伸びています。商品や会社に興味を持ってフォローしてもらえるので、売上に貢献していただける“質の良さ”も特徴ですね」

創意工夫と効果検証はワンセット。森も細かな数値の変動もしっかりとチェックし「こうすればもっと良くなるのでは」と仮説を立てて投稿していきます。

インスタを通じて、自らの考えと行動を成果に結びつけていく現在の業務は、学生時代には想定しえなかった仕事のやりがいを森に感じさせてくれています。

そしてもうひとつ、Hameeならではの仕事のおもしろみにも、森は気づきはじめていました。

発想の幅を豊かに広げてくれるのはクリエイティブなHameeの仲間たち

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▲日々、積極的に社内のメンバーとコミュニケーションをとる森

ある時、新しいガラスフィルム発売のタイミングに合わせて、インスタでも商品紹介の投稿をすることになりました。

森 「最初に撮影した段階では、画面は真っ暗な液晶だったんです。でも、これじゃあおもしろくない。そこで、商品部に出向いてパッケージを模した撮影用の待受画像をつくっていただいたんです。すると、同じ部署内のみんなから『せっかくだし配信したら?』と言われて」

そこからは、いろいろな部署を巻き込んで、商品ページの修正や店舗での販促にも展開することになりました。森自身はまったく想定していなかった待受画像の配信でしたが、試してみると大好評。このとき、メンバーとの結びつきから自分にはないアイデアや発想が生まれるおもしろさを実感したのです。

雑貨での仕事、クリエイター業を独力で展開していた森だからこそ、“ひとりじゃない”ことの可能性を強く感じたのかもしれません。

振り返れば、森がクリエイターとしての道を選んだ原点は中学生の頃。古着やハンドメイドのアクセサリーに憧れ、いつか自分で雑貨店を開きたいという夢を抱くようになっていました。

しかしながら、実現への道が平坦なものではなかったのも事実です。

森 「大学生+雑貨店の店員+クリエイター業の3足のわらじで仕事を掛け持ちしていた頃、生活を豊かにするために働いているはずなのに、とにかく忙しくて睡眠不足と体調不良が続いて……。
“生活のための仕事”ではなく、“仕事のための生活”に逆転してしまっていたんです。あの頃の状況を反省し、今はワークライフバランスを大切にしています」

好きなことを仕事にするのは、すてきなこと。だけど、決して楽しいばかりじゃない。

やりがいや楽しさと同時に、苦労もひとりで抱え込んでしまう大変さを知っている森は、Hameeでの仕事に安定と安心、そしてチームワークという新しい喜びを見出していました。

森 「そういえば、初めてHameeの商品を紹介されたときに、すごく感動したことを今でも覚えています。キャラクターをモチーフにした充電器なんですが、『こんなに凝ったデザインの充電器なんて見たことない!』って」

Hameeのクリエイティビティに共感した運命的な出会いから、すでに今につながる結びつきは生まれていたようです。

ほかの誰にも代われない 唯一無二の価値を生み出す“自由”

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▲インスタ女王になるべく、森の新しい挑戦がはじまる

2018年11月より、森はSNS専任担当に。これは彼女のために新設されたようなポジションでした。

森 「何ができるか、どこまでできるか誰もわからない。前例のない挑戦です。それでも、やるからには期待を超えていきたいですよね」

引き続き、インスタの運営を担っていくのは変わりません。商品購入機能とリンクさせ、売上に結びつけるという成果を出してこそ意味がある、と森は考えています。それができてこそ「周囲の人たちにも、私の仕事に納得感を持ってもらえるはず」と。

さらに、同じく新設のコマース事業推進部とも連携し、商品のブランディングやプロモーション、マーケティング活動の展開にも積極的に参画。相乗効果を生み出していきたい、と森は意気込みます。

森 「共通する部分もあれば異なる部分もあって、それがいいと思っています。性別や世代の違いを差別化にも補完にもできる。私は私で好きな分野、得意な分野を攻めていければ、おのずと良い結果に結びついていくはずですから。
『iFace』は10~20代の若者世代では人気を確立しているので、今後は30~40代も狙っていきたいんです。何をしたいか、そのために自分のフィールドで何ができるか。その軸はぶらさず、自由な発想を持ってどんどん新しいことに挑戦していきたい」

熱い想いを持って未来を語る森ですが、一方でその心は言葉の通りどこまでも自由。

「1~2年のうちに子どもを産みたい!」

「10年以内に大きな家で大きな犬を飼いたい!」

「何があっても働いて生きていくスキルは磨き続ける!」

……と、プライベートを含め人生に対するアグレッシブな姿勢は変わりません。

森 「最近では副業として海外の子ども服の仕入れ販売もはじめてみました。独り立ちできる力は鍛えつつも、Hameeを辞めることはないんじゃないかな。
育休を取得した女性社員の復帰率の高さや、本社1階には託児施設があるというのも大きいですが、何より働いている人たちが好きなんですよ」

どこまでも自由に羽ばたいていけそうな発想と行動力。自らを磨き続けるタフさ。Hameeを好きな気持ち。

すべてが組み合わさって“森 真由”という代替不可能な価値と魅力を生み出しているのです。

これまでも、そしてきっと、これからも。

※所属、業務内容は取材時時点の内容となります。

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