Hameeが「ふるさと納税」の救世主!?ノウハウを活用し新事業の開拓へ

ECバックヤードプラットフォーム「ネクストエンジン」を運営するHamee株式会社。これまでの実績やノウハウで、新事業の開拓がはじまっています。その対象は「ふるさと納税」。Hameeの技術とアイデア、人と人の結びつきから、Win-Win-Win-Winのビジネスチャンスが見えてきました。
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この仕事は絶対におもしろいぞ!EC業界の成長に魅せられて

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▲EC業界を一緒に盛り上げるパートナー企業の仲間と

2010年代、日本ではEC市場が急激な成長を遂げました。今やネットショッピングは多くの人々の生活の一部として根づき、なくてはならない存在となっています。

ECバックヤードプラットフォーム「ネクストエンジン」の開発・提供を行なうHameeは、まさしく業界の先駆者としてひた走ってきました。

そして、その飛躍の足跡を現場で目の当たりにしてきたのが、山川 太郎です。

山川 「 2010年にアルバイトとして Hameeで働きはじめました。起業に向けた準備と並行するつもりでしたが、翌年には社員になっていました(笑)

前職でプロフットサルクラブのフロントスタッフを務めていた頃から、Hameeのことは知っていたんです。小田原のおもしろい成長企業だって有名でしたから」

起業への想いを上回るほどの魅力とは何だったのか……それも「おもしろそうだったから」の一言。

山川 「当時、 EC業界はちょうど飛躍的に伸びはじめた頃。パートナー企業やユーザーを含め、とにかく元気でおもしろい会社ばかりでしたね。自分の仕事が業界の成長と結びついていることに、やりがいとおもしろみを強く感じました」

「ネクストエンジン」の担当者として、パートナーシップを築いてきた山川。

実は、2017年からは新事業を立ち上げています。それは、ふるさと納税の支援事業。誰でも気軽に地方活性化の支援をできたり、ユニークな返礼品が注目されたりと、大きな話題になっている納税制度です。

たとえば、小田原市では足柄牛や小田原漁港で水揚げされた鮮魚とかまぼこ、特産品のオレンジなどに加え、シュノーケリングや街歩き体験などが用意されています(2018年11月現在)。

社会的にも注目が集まっているその裏側で、普及に伴う運用上の課題も見え隠れしてきたのもまた事実。人気はありがたいものの、対応に苦労している自治体が多くありました。

地方創生など、国策とも密接にかかわるふるさと納税。有意義な活動をより良く展開していくためには、スムーズな運営などのソリューションが必要です。

そこで手を挙げたのが、Hameeでした。

意外なほどにフィット。Hameeの強みとふるさと納税

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▲ふるさと納税事業に魅せられてチームにジョインしてくれた堀口さんと

ふるさと納税を取り入れている自治体では、まずはさまざまなポータルサイトに情報を掲載します。そうした情報管理に加え、返礼品の出荷業者への問い合わせや発注、納税者への連絡など、非常に幅広い業務領域をカバーしなければなりません。

ところが、自治体サイドでは通常の業務に加え、ほとんどノウハウも経験もない事業運営に苦労しているケースが多数ありました。

山川はそこに着目したのです。

山川 「ふるさと納税の仕組みは、 ECサイトの運営にそっくりだと感じたんです。そして、『ネクストエンジン』で支援しているお客様の課題、 Hameeが提供しているソリューションがぴったりはまるじゃないか、と。これまでのノウハウを活用すれば役立てるはずだと直感しました」

きっかけは、ラッキーな提案から生まれました。

「ネクストエンジン」の担当者として仕事をしていくなかで、山川はポータルサイトの運営会社やユーザーなど多方面の企業や人と結びついていきます。

ある時期から「ふるさと納税って『ネクストエンジン』を使えば何とかなるんじゃない?」という声が多く寄せられるようになりました。

調べてみると、まさしくその通り。山川は新たな挑戦の舞台がそこにあると感じました。

さっそく現業と兼任しながら、自治体にアプローチをかけていきます。

山川 「知るほどに『ネクストエンジン』のノウハウが使えると実感するばかりでした。たとえば、寄付者への対応スピード。ワンクリックで翌日に商品が届くネットショッピングを日常的に利用する寄付者の肌感覚では、どうしても『対応が遅い』と感じるケースが増えていました」

ふるさと納税に対して「ありがたい」「もっと街の魅力を伝えていきたい」という想いとは裏腹に、通常業務に付加される対応などが自治体にとって大きな負担となっていたのです。

山川 「『ネクストエンジン』をベースに、問い合わせ対応や受発注の管理なども引き受けられるのが Hameeの強み。効率化などのアドバイスを通して自治体や生産者を支援しつつ、寄付者も満足できる対応の実現を目指しました」

自治体、生産者、寄付者、そしてHamee。4者それぞれにとっての“利”を実現する可能性が見えてきました。

アナログな世界に風穴を開けて 新事業のビジネスチャンスに挑め

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▲ふるさと納税の事業者を集めたセミナーの様子

自治体を相手にする事業は、民間企業とは一線を画する価値観が要求されます。山川も、当初はそうした違いに戸惑うこともありました。

山川 「たとえば、導入検討にこぎつけたとしても来年度でなければできないとか、数カ月かけて議会の承認を得なければならないとか。自治体は営利企業ではないので、そもそものスタンスが異なる面も多いです。従来の『ネクストエンジン』ユーザーとは大きく異なりますね」

自治体にとって、ふるさと納税は利を得る目的だけで行なう事業ではありません。

認知向上やブランディングとしての面も意識していること、また寄付者や生産者が喜ぶことに重点を置いているケースが多いと山川は言います。

山川 「だからこそ、自治体にとって Hameeは、ソリューション提供側であると同時に姿勢に共感するパートナーでなくてはなりません。ふるさと納税という手段の先につながっている人たちを思い、サービスを考えていく姿勢を大切にしています」

ここにも、山川はHameeがこの事業にフィットしていると感じた理由がありました。

山川「お客様と一緒に課題に取り組み、解決することに一生懸命になる姿勢は、まさしくHameeの社風ですよね。そのためにどんどんアイデアを出して、クリエイティブ魂を持って具体化する。

商品開発も然り、カスタマーサポートも然り、それぞれの仲間が専門領域でがんばっているわけですから」

傍目から見れば、異分野から参入してきた厳しい挑戦に見えるかもしれません。

しかし、EC業界の成長とともに歩み続けてきた山川には、勝算が見えていました。

Hameeはもちろん、たくさんのパートナーと協力しながら、情熱を持ってECの市場を活性化させてきた経験があるからです。

山川 「業界のスタンダードをつくりあげてきたワクワク感が大好きなんですよ。成功に寄与したという自負もありますし、それを閉じ込めておくつもりもない。異分野で自分やHameeの経験が活かせるなら、どんどん提案し広げていきたいと思っています」

この挑戦が「ネクストエンジン」を活用したビジネスチャンスであることには間違いありません。ただし、勝ち戦を見込めるから挑んだだけではない。

相手を思い、役立つためにできることに力を尽くす――。

Hameeの価値観と強みが響き合った結果として、ふるさと納税事業への参画は必然的につかみとったビジネスチャンスだったのです。

信じる姿勢があれば怖くない。より良い結果を見つめて進み続ける

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▲ふるさと納税事業をもっと盛り上げていきたいと意気込む山川

「ネクストエンジン」を導入した自治体からは「仕組みが整理されてわかりやすくなった」「対応のスピードが上がった」「業務が楽になった」という声が寄せられています。

山川 「お客様に喜んでいただくことを“成功”と呼ぶなら、新事業としてのすべり出しは上々だと思いますし、単純にうれしいです。今後は予定も含めて、さらに取引自治体を拡大していけると見込んでいます」

もちろん、改善の余地はまだまだたくさんあります。

基本的には業務効率化などでバックヤードをサポートするサービスモデルですが、PRやプロモーションとも密接にかかわる分野として、EC事業で築いたノウハウをさらに活かせるのではないかと模索中。

社内の仲間やパートナーも巻き込みながら、より良いサービス展開につなげていきたいと山川は語ります。

山川 「そもそも、ふるさと納税自体はとても素晴らしい制度ですよね。各地の経済が潤うし、大勢の人たちが知らなかった土地の魅力を知るきっかけになるのですから。発展途上でHameeが接点を持てた偶然に感謝したいです」

社内外を含め、クリエイティブで、アグレッシブで、刺激的な仲間たちと出会えたからこそ今がある――。

「それが自分にとっての1番大きな財産であり、それを活かしてもっと事業を伸ばしていきたい」と山川の目はさらなる未来を見つめています。

山川 「毎日の仕事はめちゃくちゃ大変ですよ(笑)もうひとりのメンバーとふたりきりで自治体とやり取りしながら、契約書も作れば経理計画も立てるし、専門メンバーと協同でデザインなども考えるし、経営陣とも交渉するし……」

だけど「難しいから」「大変そうだから」という理由を、言い訳にはしません。

むしろ「大丈夫!」と信じて突き進む力が、山川をここまで導いてきました。

山川「この事業を辞めることを考えるなら、そのタイミングはたくさんあったと思います。でも、EC業界が成長して喜ぶ人の姿をたくさん見てきたから『今回も絶対に大丈夫』と思い込んで(笑)前向きにがんばっていきたいんです」

これまでの結びつきを活かせば、まだまだ自治体の人たちを幸せにできる手立てはある。

異なるフィールドで異なる価値観を築いてきた自分たちだからこそ、もっとできることはあるはずだ――。

「誰もが幸せになって、Hameeやパートナーたちに還元できるレベルまで駆け抜けていきますよ!」と語る山川の求心力は、これからさらに大きくなっていきそうです。

Hamee ふるさと納税支援サービス:https://hamee-furusato.jp/

※所属、業務内容は取材時時点の内容となります。

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