希望にあふれた日々から一転、引きこもり泣いた日々。脱却してエージェントの道へ

株式会社アイデンティティーでIT人材エージェントサービス事業のゼネラルマネージャーとして活躍する島田耕也。大学卒業後、ワーキングホリデーでオーストラリアへ。帰国後は、現実とのギャップに泣き、引きこもっていた時期も。そこから一転、エージェントを取りまとめるゼネラルマネージャーとなった彼のこれまでに迫ります。
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やりたいことってなんだ。希望にあふれながらも右往左往した時代

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▲ワーキングホリデーで行ったオーストラリアでの1枚

2018年で30歳になる島田耕也。入社から4年目、現在はゼネラルマネージャーとしてIT人材エージェントサービス事業(以下、エージェント事業)を率いています。彼の率いるエージェント事業は、アイデンティティーの中でも売り上げの多くを支えている部署のひとつ。

大学卒業後、やりたいこともなく就職活動もまったくしていなかった島田は意を決し、そのままワーキングホリデーでオーストラリアへと旅立ちます。

島田 「やりたいと思えることがまったくなくて就活もせずにオーストラリアへ行きました。行ったからといってこれがしたいとかそういうこともなく毎日釣りをして過ごしてるだけでしたね。いわゆる“プータロー”ですよ」

しかし、そこで自身の中の「チャレンジしたい」という強い衝動から大きな挑戦をはじめます。

島田 「約2000kmを23日間かけ、滞在していたゴールドコーストからケアンズまでを自転車で縦断しました。
途中で野犬に追いかけられたり、辺り一面にカンガルーが死んでいたり。その中で途中でドイツの方と友達になったんですよね。彼にはそのあとの旅の途中でも何度も助けてもらって……
彼とは別々に旅をしていたんですが、ゴールのケアンズで再会の約束をしました。そのあと無事ケアンズで会うことができ一緒にビールを飲みましたね。彼がいなかったら旅を続けることはできなかったと思います」

いままでにない体験で人のつながりの大切さを感じた島田。心機一転、新たな道を歩むことを決意します。

帰国後は就職活動を開始。オーストラリアでの経験から「海外に関わるような貿易関係の仕事に就きたい」という想いを軸に仕事を探しました。

島田 「インターネットで貿易関係の仕事を調べて、ヒットした企業で働くことになりました。
しかし、ふたを開けてみたら業務内容も海外とはまったく関係のない、いわゆるネットワークビジネスのようなもの。思い描いていた現実とのギャップに打ちひしがれてしまいました」

島田は結局、2カ月ほどで退職。その後、その期間を無駄に過ごしてしまったという後悔がきっかけとなり、うつのような状態になってしまいました。何もやる気が起きず、気づいたら涙をながすような日々もありました。

島田 「それを察した父親が、『一回戻ればいいじゃないか。オーストラリアに行く前のころに戻ってくればいい』と言ってくれました。その一言がきっかけで、再起を決意することができたんです」

人生で初めてスーツを着ながらの仕事、まったく知らない業界へ

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▲アイデンティティー入社時の島田

その後、島田は学生時代にお世話になっていた先輩からの紹介で、飲食店で働くことになります。

入社した前年度に比べ200%の売り上げをみせ、赤字を取り戻すことにまで成功しました。しかし、自身のステップアップを考え2年半で退職します。

当時26歳だった島田の夢は、自分のお店を持つこと。いくつも仕事を掛け持ちして働いていた時、知人の紹介でアイデンティティーを知りました。

島田 「もうひとつ転職の相談をさせてもらっていた飲食店から、『海外の店舗で働かないか』とオファーをいただいていたんですが、結局は人のお店だというもどかしさがあって……。そんなときに知人の紹介でアイデンティティー代表の今野力に出会いました」

自身のお店を持つということは、同時に“経営をする”ということ。

経営についてなにも知らなかった島田は、経営者である今野の近くにいることで多くのことを学べると思い、入社を決意しました。

しかし、島田にとってIT業界は“未知の世界”でした。

島田 「 入社する前に代表の今野から『本当に大変だよ』ってクギを刺されましたね。
入社したものの、まずスーツを着て仕事をするなんて人生で初めてですし、もちろんITや人材エージェントなどまったくわからず、パソコンもほとんど使ったことがない状態でした。
その時は自分が社員の中で最年長だったんですけど後輩の方が“バリバリの営業マン”でいろいろなことを教えてもらいました。本当、よく入社させてくれましたよね」

入社当時はまだメンバーも7人ほど。遅くまで働く日々が続きました。

初めて飛び込んだIT業界、初めての営業職ーーいままでと360度違う環境での生活がスタートしたのです。

挫折が気づかせてくれた、カッコつけていた自分

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▲周囲に貢献できる喜びを実感し、仕事への姿勢が大きく変化した島田(写真右)

仕事にも慣れはじめ入社してから2年がたったころ、島田の仕事への姿勢を大きく変えることとなる出来事が起こります。

島田 「個人目標をまったく達成できなかったんです。同期と比べても、結果を残すことができていませんでした。
それまでは仕事で人に厳しく言われることがなくて、はじめてハッとさせられましたね。俺全然“できないやつ”じゃんって。それが、ただただ悔しかったんですよね」

ですが、そこで諦めることはなかったと島田は言います。最初の就職先を辞めて、毎日泣いていた頃に比べれば辛くないと思えました。あの時の経験が、島田を強くしていたのです。

島田 「その時、どうしてこうなったのかを冷静に考えてみたら『綺麗にやろうとしていた』自分に気がつきました。つまりカッコつけていてハングリーさが足りなかったんですよね。だから年下の社員にも抜かれて……。
そこからできていなかったことを全部改善しよう、どんなことでも素直に聞き入れて『自分を信じて、継続して、必ずやる』って決めました。
ビジネス本や自己啓発本にも書いてあるようなことや上司から勧められたことも、とにかくやってみよう!と」

カッコつけて仕事をするのではなく、ただ執念を持って取り組む。みるみるうちに仕事への姿勢が変わっていきました。

島田 「それからしばらくして、あるエンジニアの方を企業に推薦した時でした。
その方は、ある企業に自分で応募して、書類選考で落ちてしまいました。そこで、私を頼ってくれたんです。
その企業側の人事の方とも信頼関係があったので、あらためて僕の口から、『この方は、本当にいい人材です』と伝えたんです。その結果、面接を組んでもらうことができ、最終的にはその方のスキルや人間性が認められて内定につながりました。
その時、周囲に貢献することができたなと実感しましたね。そのエンジニアの方は、その後もあらためてお礼の品を持ってきてくださったんです。ここまで感謝されることなんてほとんどなかったので、本当に感動しました」

この出来事がきっかけとなり、さらに島田の成長は加速。ついに現在の地位にまで登り詰めますーー。

エンジニアからもクライアントからも一緒にいて心地のいいエージェントに

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▲「ゼネラルマネージャーとしてプレイヤーの働きやすい環境をつくりたい」と語る

それからの仕事ぶりは著しいものでした。

担当させていただく方の思いを最も大切にすることに重点を置き、営業ではなく「人事として人・企業の分岐点に立っている」という意識が強く芽生えました。

島田 「ユーザー側(求職者)に対しては常にフランクに話すようにしています。すべてのユーザーが僕を好きになってくれるとは思わないですけど、一緒にいるときに『安心してもらえる』『居心地のいい雰囲気』を伝えられるようにしてます。
クライアント(企業)に対しては気軽に頼めるような環境を整えるようにしていますね。メッセンジャーでのやりとりを希望するなどカジュアルな方も多いので、そういった対応を意識して。
心構えとしては関わる方々の“外部人事”となることを強く意識しています。なのでそのクライアント(企業)に関することは、なるべくすべて知ろうと努力しています」

入社から3年間はエージェントでプレイヤーを主軸に活動していました。しかし、こうした姿勢が認められ2018年10月現在はエージェントメンバーの育成や数字形成、施策の考察やマネジメントを多く担っています。

島田 「ゼネラルマネージャーになってからはプレイヤーとして働いてきたなかで得た経験や知識を後輩に継承していくことを重要視しています。
まだ自分自身、完成形にはほど遠いですが、それでも教えられることは蓄えてきました。なので、これからはできるだけプレイヤーたちがどうしたら働きやすいかとか、数字形成や改善施策、内部整備の方にまわっていきたいですね。
そうしたら自分たちだけではなく関わるパートナーさんにも企業にももっと安心したサービスを提供できるようになると思うんです」

こうした社員一人ひとりのパワーや意志、想いを大切に継承していき、私たちアイデンティティーはこれからも成長を続けていきます。

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