JACはなぜグローバル求人に強いのか――グローバル人材採用の強力なアドバイザー

ジェイ エイ シー リクルートメント(以下 JAC)はグローバルビジネスに関連する人材採用の相談を日々多く受けます。その背景にはグローバル人材紹介のプロ集団である海外進出支援室の存在があります。今回は、海外進出支援室を立ち上げた同支援室・室長の佐原賢治が、その経緯とコンサルタントへの想いを語ります。
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「海外関連求人」とは?

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▲2018年7月、JACにてグローバル人材育成のセミナーを実施。写真は進行役を務めた佐原

JACの強みのひとつが、日系企業に対してグローバルビジネスの即戦力となる人材を紹介できることです。

ますます加速する国際化の潮流の中で、多くの日系企業がグローバルビジネスを拡大している反面、その要員確保に苦戦しています。グローバルビジネスの即戦力となるには、単に語学が得意である、また海外が好きだ、ということだけでなく、①職務の専門性②組織や事業のマネジメント力③語学力・異文化対応能力の3つを併せ持っていることが求められます。

JACでは、このような人材を対象にした求人を「海外関連求人」と呼び、注力分野としています。

具体的には、海外の販路を開拓する「海外営業」や、海外現地法人に赴任してマネジメントを行なう「海外駐在(要員)」。また、海外子会社の連結決算を行なう「国際会計」などの求人が一般的です。

さらには、海外工場に出張して技術移転や品質向上などを担う、語学力や国際性を備えた「エンジニア」を求める企業も増えています。

1975年の創業以来、英国とアジアで日系企業の人材確保をサポートしてきたJACの登録人材には、まさに①から③を兼ね備えた“グローバルビジネスの即戦力”となるご登録者が数多く含まれており、その結果、「海外関連求人」はその他の求人に比べて約1.5倍の決定率を誇ります。

2011年、大阪支店の一領域からはじまった……

海外進出支援室が設立された2011年頃は、2008年に起こったリーマンショックの影響が長引き国内景気は低迷していました。

また、少子高齢化や人口減少などにより国内ビジネスだけで持続的な成長戦略を描くのが難しくなっていることも理由に、製造業を中心とした多くの中堅・中小企業が海外に進出していました。

当時私は、大阪支店でエグゼクティブ領域を担当していましたが、製造業比率が高く、また優れた技術や製品をもつ中小企業の多さが大阪のマーケットの特徴でした。JACの強み(=国際性豊かな登録人材)を活かして他社と差別化を図るため、「グローバルビジネスの中核になる上級管理職(の紹介)」に領域を絞ろう、と決めたんです。

そこで、中小企業経営とグローバルビジネス、各国ごとの特徴や進出環境などに関する勉強会を行なって知識の修得に努める一方、私たちと同様に取引先の海外進出が盛んになっていた金融機関やコンサルティングファームと連携して集客イベントを実施するなどして取引先開拓を行ないました。

当初は、社内からもお客様からも認知されず、チームの業績も上がりませんでした。

しかし、「今後の日系企業の成長戦略をJACが支援するのはこの領域しかない」という信念で続けていたところ、社長の松園健による後押しもあり、「海外関連求人の獲得・成約増進」をミッションとする部門として「海外進出支援室」を正式な部署として立ち上げることになりました。

成果は日々の企業訪問にあり

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▲セミナー講師であるアルー株式会社の羽鳥氏と、海外進出支援室 加藤の対談の様子

私たちは新たな取引先開拓の役割も担っていますので、日々コンサルタント以上に多くの企業訪問を行ない、すでにお取引のある企業であっても海外関連求人の直接の発注先である海外部門や経営者にお会いしています。

その際、アジア各国のJACとの連携の中で収集した海外現地の最新情報や、海外進出支援室が定期的に制作している「アジア人材戦略レポート」などを持参することで“海外の専門家”としての価値提供を行なっています。

そしてそれらをもとにした対話の中でこそ聞き出すことができる経営者の課題感や、事業構想の一つひとつが、私たちにとっての新たなビジネスチャンスとなるのです。

すなわち、「普段は会えない方」と、「普段できない話」をして、「それまで聞き出せていなかった情報」を得ることで新たな人材提案の機会が生まれ、取引先企業の成長戦略について理解を深めることができるんです。訪問の際、コンサルタントに代わり新たな海外進出関連のビジネスチャンスを得る、そんなロボットスーツのような存在です。

「企業30年説」というものがありますが、30年経っても成長を続ける会社というのは時代の要求に合わせて事業や組織を進化させ、変化することができる会社です。その進化や変化に伴って、「必要な人材」も変わっていきます。

そして、グローバル化やテクノロジーの進化によって世の中の変化スピードはさらに増し、「必要な人材」も刻々と変化していきますので、中途採用(即戦力人材採用)の重要性は今後ますます高まっていきます。

そこで、私たち海外進出支援室がもつ多くの事例やコンサルティングスキルが、取引先の「適切で遅れのないグローバルビジネス要員採用」を支援することができるんです。

今後の人材ビジネスとJACへの想い

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▲海外進出支援室のメンバー

テクノロジーの目覚ましい進化は、人材ビジネスの役割や価値を変えていきます。それに伴い、私たちのビジネスにも、新たな競合やサービスが次々と参入し、既存のビジネスは脅威にさらされるでしょう。

また、グローバル化に伴う国際間の人材獲得競争の激化は、日系企業が国際競争に勝ち抜くうえでのチャンスにもリスクにもなり得ます。

これらの潮流の中で、JACが “世の中になくてはならない人材会社” として存続・成長し続けるためには、JACの強みをより磨いて、“時代に合ったJACにしかできないサービス”を提供していかなければなりません。

日系企業のグローバルビジネス拡大に資する、シゴト力と国際性を兼備する人材を集め、紹介するために、アジアを中心に人材紹介を行なっているJAC Recruitment Asia(以下 JRA)やキャリアクロス(バイリンガル人材採用のための求人広告サイト)といったグループの経営資源もうまく活用しながら、JACの認知度を高めていきたいと考えています。

JACには、長く積み重ねられたノウハウと、私たちの想い(経営理念)が詰まった素晴らしいマニュアルや研修プログラムがあります。また、際立ったスキルで恒常的に高い実績を上げる優秀なコンサルタントも数多く存在し、彼らに学ぼうとする意識も高いと感じます。

しかし、それだけにコンサルタントの目線が内向きになってしまうことが多いとも感じます。

JACのコンサルタントには、常に「ソト」と「未来」に感心を持ち続けてほしいと思います。企業・人材の両面の業務を一気通貫で行なうJACの仕事は、ほとんどの方が経験したことのない仕事です。

しかし、仕事を要素分解すると、「話す・伝える」、「聞く(聴く)」、「書く」、「ファシリテートする」、「考える」といった汎用的なスキルに分解できます (私はこれらを「人材紹介の5ツール」と呼んでいます)。

これまで様々な分野でこれらのスキルを発揮してきた方にとって、決してJACの仕事は未経験ではないはずです。そして、JACでこれらのスキルをさらに磨けば、JAC以外のフィールドでも通用する人材になります。

また、当社の事業戦略である「ハイクラス領域への特化」は、まさに「ハイクラス」の登録人材と、それを求める経営者や事業責任者(=取引先のハイクラス層)とをつなぐ仕事です。すなわち、当社で高い成果を上げるためには、ハイクラスの方々から信頼されるに足る対応能力や見識を身に着ける必要があります。

社外でも通用する能力や見識を有する、そんな人たちが、JACを辞めずにずっと働き続ける会社。それが私にとって理想のJACです。

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