人材業界に転職して──変化の渦中にいるからこそ見えた資産を残す働き方

ジェイ エイ シー リクルートメントに転職後、10年以上のキャリアの中で多様なポジションを経験した森中和也。人材業界で仕事を続けてきたからこそ感じた人材紹介業の面白さや苦しさ、そして働き方での気づきを語ります。

貢献度の高い仕事を求めて飛び込んだ人材業界

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私は住宅系企業の新卒採用担当を経験した後、2005年にジェイ エイ シー リクルートメントに転職しました。

もちろん理念に共感したことは言うまでもありませんが、1社目で感じた“疲れ”から脱したかったというのが、本当の理由かもしれません。

当時働いていた会社では、新卒採用の現場でたくさんの学生と話す機会もありましたが、それ以上に社内の人間関係に対する過剰な気配りや、上下関係のための煩雑な業務が多かったように感じます。

社内向けの仕事ではなく、社外への仕事がしたい。もっと重要な、貢献度の高い業務をしたい。社内調整の業務も企業にとって重要であることは理解していますが、若さゆえに感じた欲が、私をジェイ エイ シー リクルートメントに導いたのです。

人材紹介業界がシビアな世界だということは見聞きしていましたが、入社直後はとにかく必死でした。人材(転職希望者)担当として、がむしゃらに面談を重ねる日々。上司のストイックさも相まって、成果に対して純粋に向き合える環境でしたね。

そうして数を重ね続けて人材紹介業の感覚や本質をつかんだのは、約5年後。人材担当と企業担当が合併し、双方をひとりで担当する “両面型”と呼ばれるスタイルになってからです。

相手への本当の介在価値を考えたら、周囲との関係性も変わった

2010年、100+Club(100名以上の転職を成功させたコンサルタントが入会できる社内制度)に加入しました。同会の中で社内スピーチをする機会にも恵まれたことで、あることに気がつきました。

人材紹介業は、人と人とのつながりで成り立っています。100名以上の転職を成功させたとしたら、その人脈から再び案件が広がることや、さらに紹介が生まれることは自然な流れです。しかし、私にはそれがありませんでした。

私の仕事の仕方では、点としての成功である決定(企業と人材のマッチング)しかできておらず、その後の人脈や企業資産が残っていない。このままではいけないと思いました。

この気づきは、その後の私の仕事への向き合い方を変えていきます。それまでは案件の決定を最優先にしてきましたが、一人ひとりの人生について考えるようになりました。転職がその人にとって本当に良い選択であり、企業や人の未来につながっているのか、自問するようになったんです。

そういった変化がきっかけで、社内のメンバーと意見がぶつかり合う機会も増えました。個々人の成績や当社都合を優先する行動が目立つ社員がいたとすれば、それが正しい選択なのか確認し、議論に発展することも。

自分よがりな姿勢は、過去の自分と重なるからこそよく見えるんです。

「このままでは終われない」の想いが支えた10年以上のキャリア

その後、私のキャリアはなかなか起伏に富んだものとなりました。入社わずか2年後の2007年にアシスタントマネージャーに昇格、2012年一般メンバーに降格、2014年からマネージャーに再昇格し、2019年からまた一般メンバーへ……。

最初の昇格は、正直に言えば周囲の評価と私の実力が合わなかったため降格したのだと思います。私は前に立って話すことが得意なタイプでしたから、その印象が過大評価につながってしまったのでしょう。

実力不足を認めて自ら引き下がることもできたのですが、当時の私はそれを選択できませんでした。居心地の良いポジションに甘えていたのかもしれません。

2013年、実績として西日本部門でチーム1位、個人2位という結果を残した上での2度目の昇格は、自分の実力を正当に認めてもらえた嬉しい瞬間でした。静岡エリアを任せてもらえたことに対して、なんとか応えたいという気持ちが生んだ結果です。

こうしてアップダウンを繰り返すあいだ、何度も逃げたくなりました。辞めてしまいたいと思った日もあります。それでも、このまま終われないという想いが自分の逃げたい気持ちを引き止めました。そうして続けてきたからこそ、今の私がいます。

変化を愛し、対応せよ──人材紹介業界だからこそ感じる高揚感

人材紹介業は世の中の変化とともにあります。社会ではいつ何が起こるかわかりませんし、それに応じてニーズも移ろうからです。ミクロな視点で見れば、一企業の社長の方針が、明日には黒から白へ変わることも珍しくありません。

ですから、個々人やチームの努力はもちろん結果につながりますが、それだけではどうにもできないこともあります。「日々成長」なんて言葉がありますが、成長よりも変化のほうが人材紹介業界では大切かもしれません。

私は任された立場において、過去には誇れる実績を残しましたが、その栄光にすがっているようでは次には行けないのです。だからこそ、2019年はひとりのプレイヤーとしてできることに向き合っています。

一方で、成果をあげ続けている人はいつも変わり続けている。何かの変化が起こったときに常に対応し続けている人のことを、私は尊敬しています。

変化が起こることを楽しめる人や、その変化を先読みすることに専念できる人は、きっと人材紹介業界に向いています。変化というものに身を預け、その変化に対して、自ら打ち手を打っていけることこそが、人材紹介業界の醍醐味ですから。

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