グローバル展開を加速し、世界No.1の人材紹介会社を目指す。社長、松園健が語るJACの未来

ジェイ エイ シー リクルートメント(以下、JAC)は1975年にロンドンで誕生した人材紹介会社です。
今回は代表取締役社長の松園 健が、JACの魅力と今後の戦略について語ります。

よりグローバルに、スケールアップした人材紹介を

▲代表取締役社長・松園 健

(関連ストーリーはこちら

私は1983年から人材業界に入り、キャリアは35年に及びます。私は2008年にJACに入社したのですが、入社を決めた大きな理由は3つあります。まず、イギリスで創業した企業という背景があり、幅広くグローバルに事業が展開できるという点が1つです。

今では同業他社もM&Aなどで海外展開を進めていますが、JACに入社した2008年当時は国内のみで事業を展開する企業がほとんどでした。当時から世の中のグローバル化が進んでいるという流れが明確にありましたから、これからはグローバル対応ができないと限られた範囲でしかサービスを提供できないと考えていました。

前職のリクルートエグゼクティブエージェントでの経験を踏まえ、もっとスケールアップしてグローバルな人材紹介ビジネスに挑戦したかったのです。

もう1つは経営におけるスピード感です。企業理念であるPhilosophy & Policyにもあるように、JACはスピーディにどんどんチャレンジできる風土があります。

3つめの理由は、取締役会長の田崎ひろみと話した際、この事業に対するパッションを強く感じたからです。

田崎自身が自らコンサルタントを経験しアジア各国に事業を展開した経験から、経営者として、そしてコンサルテーションの仕事に対する精通度合いが素晴らしかった。

グローバル展開、スピーディな社風、そして取締役会長田崎の事業へのパッションーーそれらを通じて、JACには今後ますますスケールアップできる可能性があると感じました。

JACのあるべき姿へーー入社してまず変えたこと

JACに入社した時期はリーマンショックの影響で売上が半分になり、非常に苦しい状況でした。この状況を変えるために、われわれは何者であるのかを明確にし、その結果ハイクラス、グローバル求人に強く、Philosophy & Policy(自由と規律、正当性、スピード、誠実さ、態度)がしっかり浸透する会社を目標に、原点回帰を目指すことにしたのです。

まずは、どういうことがPhilosophy & Policyに即した仕事なのか、逆に、どういう行動が逸脱するのかを社員間で話し合い、成功事例を全社で共有しました。

Philosophy & Policyの定義や意味についても経営陣から発信する機会を多くつくりました。具体的には、自ら考え、行動できる自立したプロ集団であると同時に、組織で働く以上規律が必要であることを社内に伝えていきました。

お客様から高い手数料をいただく分、質の高いサービスを提供する。会社としても処遇を改善し、社員に還元していくといった内容です。こうして意図する内容をきちんと意味づけ、さまざまな場面で話をしていったことでJACのあるべき姿を浸透させました。

社内の体制としては、2011年から段階的にビジネスモデルをJACの本来の形である両面型へ戻しました。

JACは1997年頃から両面型(営業とキャリアアドバイザーを1人が兼任する)のビジネスモデルを分業型に切り替えて規模拡大を図っていました。

しかし、いきなり両面型へ戻すと社員が混乱してしまうので、少しずつ各業界のニッチな分野を担当するチームをつくり、専門性を高めることでハイクラスのご支援ができるよう、段階的に体制に整えていったのです。

プロフェッショナルであると同時に、チームワークも強化していく

▲社長室のドアはいつも開いており、社員と気軽にコミュニケーションを取っています

JACは2018年10月現在、国内の社員数が900人を超えましたが、組織が大きくなるにつれて課題も出てきました。そのひとつがマネジメントです。ディビジョン、チームが増えるにつれて、社員一人ひとりのモチベーションが上がっていないチームがまだ存在することも事実です。

より社内が活性化し、高いモチベーションを持ち仕事をすることで生産性を上げる、という状態にしていかないといけません。

チームでクライアント企業やご登録者の情報を共有することで、マネージャー対メンバーではなく、メンバー同士でアドバイスし合う、自ら勉強するという体制を整えることができるよう、マネージャーを対象とした教育にも力を入れています。

一方で、この取り組みはとても難しく、業界の中でもできている企業はまれだと言えます。各チームが自立し、イマジネーションを働かせて知恵を出すことがとても重要です。

良いサービスを提供し、紹介先を増やすことでクライアント企業、ご登録者双方の充足率をあげていく。JACはこのサイクルができている会社だと思っています。

その理由としては、Philosophy & Policyがカルチャーとして浸透していること、誠実に、困った時はお互い様と思いながら仕事をしている社員の比率が高いからです。会社によっては個人主義に陥り、逆に組織だけでやろうとしすぎて個人の力が弱いようなこともありますが、JACはこのバランスが非常に良い。それは魅力だと思います。

何より、ハイクラスの求人に特化するということは、クライアント企業の採用決定者も経営者や経営層などハイクラスであり、ご登録者もミドルエグゼクティブと呼ばれるマネジメントクラスの方々ですので、このような人たちと対等に接しなければなりません。

こうした方々に対し質の高いサービスを提供するには、おのずと自分自身も成長しないといけない。お客様のレベルが高いということは、成長をするうえで非常に良い環境だと言えます。

世界No.1の人材紹介会社へ

今後の方針としては、売上規模で世界No.1の人材紹介会社を目指すため、よりグローバルに舵を切っていきます。

日系企業のグローバル化が当たり前になる中、企業の成長に必要となる優秀な人材を日本人だけでなく、ローカル・グローバル人材問わず紹介することで、JACグループ全体のシナジーを発揮できると考えています。

地方創生に貢献することも当社のテーマのひとつです。特に日本は地方に良い製品や要素技術がありますが、事業継承や世代交代、次世代の経営幹部候補選定などさまざまな課題を抱えている企業が多く存在します。われわれは経営においてキーになるポジションの紹介に強みがありますので、今後もサービス提供エリアを広げていくことを考えています。

社員の状況や志向を加味すると、いろいろなところに拠点があれば機会も増えてくるので、そういった意味でも地方拠点が増えることにはメリットがあると感じています。

これからも、グローバル企業として海外各国の拠点展開や新たな国への展開をしていくと同時に、国内でもハイクラスの人材紹介のリーディングカンパニーとして確固たる地位を確立すること。世界No.1への挑戦は、まだはじまったばかりです。

(関連ストーリーはこちら

関連ストーリー

注目ストーリー