人材紹介のビジネスをよりスケールアップするーー社長、松園健が語る人材紹介の魅力

ジェイ エイ シー リクルートメント(以下、JAC)は1975年にロンドンで誕生した人材紹介会社です。今回は前回に続き代表取締役社長の松園健が、なぜ人材紹介を生涯の仕事とすることを決めたのか、自身の仕事観とマネジメントにおいて大切に思うことを語ります。
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自分の意志で就職先を決める。今のキャリアの原点

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▲代表取締役社長・松園 健

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私は新卒で営業会社に入社し、今でも自分の筋肉となっている営業の基礎力を養いました。懸命に働いていた頃、友人を通してリクルートという会社を知りました。

リクルートの自由闊達な雰囲気や、世の中を本気で変えようと思っている若い人たちの集団という社風に興味を持ち、1983年にリクルートに転職をしたのです。このとき、転職活動を経験したことが、現在のキャリアにつながっています。

当時は転職に対してネガティブで、中途採用をする企業は企業力がないということが平気で言われていたような時代でした。もちろん新卒採用で最初から適材適所が実現できれば良いのですが、現実にはミスマッチも多く発生していたことが実態でした。

私自身こうした状況に違和感を感じていましたし、この価値観を変えたいと思い今までやってきました。そういう意味では、この35年で日本の転職マーケットも健全な流動化が進んできていると思います。

より“リアル”を感じられる。それが人材紹介の魅力

入社当時のリクルートは、リクルートブックと言って、新卒採用を行なっている企業の求人情報を辞書のような分厚い情報誌にまとめて無料で学生の自宅に郵送するという事業がベースとなっていました。

私が入社した就職情報センター(現、リクルートキャリア)は、転職情報誌である『就職情報』や、当時革新的だった女性の転職情報に特化した『とらばーゆ』などの求人情報誌を発行する会社です。他にも技術者向け求人情報誌やアルバイト情報などバリエーションを増やし、事業を拡大していきました。

就職情報誌が紙からインターネットへと移行していく過程も経験し非常にやりがいがありましたが、その一方で、メディアの限界も感じていました。どういう人が採用できてどのように活躍しているのか、逆に、ミスマッチも起こっているのではないかという実態が結局わからなかったからです。

当時もこうした実態を知り、企業で発生している人事課題の解決のために貢献したいと考えた私は、2003年に人材紹介事業を専門で展開するリクルートエイブリックに部長職として出向。その後、転籍しました。

製造業領域の事業の立て直しを経て、エグゼクティブ領域に特化したリクルートエグゼクティブエージェントをより大きな組織へと変革し、企業としての基盤を整えることも経験しました。

当時エグゼクティブ領域の転職エージェントは規模が小さく、組織をマネジメントすることはふさわしくないという風潮がありました。なぜかというと、エグゼクティブ領域を担当する組織は自由な大人の世界であり、自分で数字を上げることができれば良い、といった個人商店の集まりのような側面が強かったからです。

しかし、企業規模を拡大し業績を伸ばすためには、個人商店の集まりのままでは難しい。よりわかりやすく可視化したKPIを導入して業務の仕組みを構築し、大幅に人事制度、評価制度をプロフェッショナルファームに対応したものに変えて処遇改善を行ないました。

事業を拡大するには優秀な人を採用していかないといけませんし、エグゼクティブの方々とお会いするわけですから、社員にも相応の処遇をしないと組織として成長しません。

こうした背景もあり、賞与比率を上げ、魅力的な雇用体系になるよう大幅に仕組みを変えたのです。同時に自分自身もプレイングでコンサルタント業務をし、ある外資系の会長職を成約したこともあります。

プレイングマネージャーとして常に顧客接点を持ちたい

私はマネジメントにおいて、プレイングマネージャーであることに強いこだわりがあります。もちろん、マネジメントですから部下の育成や、方針・戦略のプランニングのウェイトが高くなり、プレイングの時間は減ってきます。

しかし、何があってもお客様のためにビジネスをしているわけですから、自分自身もトップマネジメント含めて常に顧客接点を持っておくことは非常に大切です。

お客様のニーズやマーケットの変化、それに対しての競合他社との優位性があるかなどはお客様との接点なしにはわかりません。ただKPIやアクティビティだけ管理して指示を出しても、メンバーの信頼を得ることはできません。

コーチが並走してマラソンのランナーに走り方を教えるように、共に仕事をしなければコンサルタントの大変さも分からないですし、マネージャーが成果を出していれば、メンバーの士気を上げることにもつながります。

そして、これはマネージャーだけではなくコンサルタントに対しても言えることですが、人に興味を持つことと個人の特性や強み、課題を俯瞰して見ることができる力も身に付けることが大切です。

私は客観的に物事を捉えることができないと、良いコンサルテーションはできないと考えています。もちろん、この人がより活躍できるよう支援したいという「想い」もないといけませんが、あまり感情的になりすぎると盲目になり、実態が見えなくなってしまう恐れがあるからです。

信じてやりきることーーその先に、おもしろみと深みが見えてくる

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私はJACだけでなく人材紹介というビジネス自体をもっと大きく、スケールアップしていきたいという気持ちを強く持っています。

人材紹介の仕事は業界や地域を超えて世の中の大きな流れを捉えることができるし、こうした流れを汲んで体制を変えることもできる、とてもやりがいのある仕事だと思います。

ただ、中にはその深みに気づく前に諦め、辞めてしまう人がいることも事実です。どんな仕事でもそうですが、まず3年はがむしゃらにやる。そして、そこから見えてくるものがあると思います。その手前で考えすぎてしまう人も多くいますから、信じてやりきってほしいです。

人が好きで組織に興味関心がある人、そして客観的に物事を見ることができる人はJACのコンサルタントとして活躍いただけると考えています。

他には失敗を恐れず、物事を難しく考えない方。「量から質へ」という言葉はよくできていて、量をこなすことによって仕事の質にこだわるようになります。そもそも私たちはハイクラスの転職支援という、非常に難しいけれど介在価値の高い領域のサービスを提供しているので、簡単に頭で考えてできるようになる仕事ではありません。

失敗を重ねて仕事の質を上げ、実践を通して身に付けていく仕事ですので、臆さずに挑戦する力も必要です。

世界の各地域で企業の発展を担う人材を数多くつなぐことで、人と企業、そして経済と社会の成長に貢献するーーそんなJACの思いに共感してくれる方と一緒に働くことができたら嬉しいですね。

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