自分が本当にしたいことは何かーー社会人1年目から「広報」を担う女性が目指す未来像

当時、設立3カ月のベンチャー企業に入社した湊谷亜斗林(みなとや あどりん)。大学を卒業後、就職という道を選ばず「自分が本当にしたいこと」と向き合うために留学へ。模索する日々のなかでたどり着いたのが、「広報」というキーワードでした。入社6カ月の湊谷が、原体験や未来像を語ります。

本当にしたいことを見つけるのに、期限は必要ない

▲ 経験値を上げた「留学」という道

カエタルテクノロジーに入社した今でも「自分が本当にしたいこと」を探している途中です。


大学時代は、周りの友達が次々に就職が決まっているのを見て、不思議な気持ちがありました。こんなに若いのに、なんで自分がしたいことを分かっているのだろう。

「やりたいことかは分からないけど、とりあえず就職が決まったから働く」この考えは世の中の大半以上を占めていると思います。

ですが私は、「自分のやりたいこと」は大学卒業までに期限を決めてつくるものではないと考えていて。新卒入社、世の中ではとてもプラスなことです。しかし私は新卒入社のタイミングに合わせず、自分が本当にしたいことを期限を決めずに見つけたいと思ったんです。

そこで私は、将来したいことを見つけるチャンスになるかもしれないと思い、約9カ月間の語学留学へ行くことにしました。

もともと中学生の頃から「就職すること」や「就職時期」に大きなこだわりはなかったんです。大学2年生のときに行った、10日間のアメリカ旅行で英語に興味を持ったこともあり、就職活動をせず留学を決意しました。

決めたら、行動です。

もちろん大学卒業後は自分で生きていかなければなりません。もともと、大学入学当初から週5でアルバイトをしていましたが、留学に必要なお金と帰国後に数カ月間は生活できるお金を計算して、貯金目標額を決めました。

その結果、留学に行く資金をためることができ、2017年7月ついに留学へ行くことになりました。

自分は日本に帰ったら何をすべきなのか。向き合い苦しかった時間

▲ 帰国を1か月前に控えたニューヨークでの1枚

私が最初の行先に選んだのは、アメリカ・サンディエゴ。生まれてはじめて、たったひとりで外国に住んだ体験でした。振り返ってみると少し長めの9カ月の遠征だったような気がします。

もともとサンディエゴで9カ月過ごすつもりでしたが、渡米して2週間たったときに「せっかくアメリカに来たのならニューヨークに行きたい!」と、ふと思ったんです。

そこでも、決めたら、行動です。私はニューヨーク行きのチケットを取った後に、先生に「11月4日にニューヨークへ行くので3日で卒業します」と報告し、転入手続きを行ないました。

ニューヨークでは、たくさん自分と向き合う時間がありました。気候はサンディエゴとは対照的で、人間性も陽気な西海岸の人たちと面白いほど違います。

転校初日は「ここでやっていけるのか……」と本気で思っていました。そんななか、ニューヨークでの-15℃を下回る厳しい寒さとともに、帰国が4カ月後、3カ月後……と迫った頃に、帰国後の将来について真剣に考えはじめました。帰国まで2カ月を切った頃、知人が「ビジネスをはじめるから一緒にどう?」と誘ってくれて。

私のやりたいことリストに当てはまるものであったことと、いつか自分で何かをするために必要な時間になるのではないかと思い、「ぜひ!」と返事をし、無事帰国後の仕事が見つかったのです。

寒すぎるニューヨークの生活には慣れることはありませんでしたが、母国にいる家族や友人、恋人と離れて自分で留学に行くと決めた同じ境遇のいろいろな国の友達と支え合い、私の約9カ月の語学留学が終わりました。

日本を離れた期間があったからこそたどり着いた、「広報」というキーワード

▲ やっとたどり着いた「広報」という仕事

ところが帰国して早々、数カ月前に決まった知人との仕事が白紙になってしまいました。その時は焦りの気持ちが大きかったですが、同時に自分の考えの甘さを思い知らされた瞬間でもありました。またどう生きていくのか自分と向き合う時間に逆戻りに。

そのとき、ふと自分の性格や好きなことをノートに書き留めてみたんです。

そこでひとつ気づいたことがあったのです。私は一度何かを好きになると、とことん好きになって調べて知識をつけること、それを周りに伝えて共有したい、という傾向がありました。

私はスポーツが好きで、特に日本のバスケ、ラグビーは毎週末観戦に行っています。留学中も時差があるなか、どうしても試合開始の瞬間を見たいと夜中3時に起きることも多々ありました(笑)。好きなチームの試合速報をTwitterなどで確認したり、ひとりでYouTubeで試合を見て盛り上がっていたりしていたこともありましたね。

日本を離れているのに、時差もお構いなしに日本のチームを応援する。自分の強みを活かせる仕事ってなんだろうと考えた時に、「広報」というキーワードが浮かびました。

はじめはスポーツチームの広報で仕事を探そうと思いましたが、好きなものを仕事にすると見たくないことまで見てしまう可能性もあると客観的に思いました。そこで、業界を絞らずに「広報」というキーワードで仕事探しをはじめました。

その1週間後に、あるご縁でカエタルテクノロジーの会長、上杉昌之と出会う機会がありました。

会話の中で「広報を探している」というワードがあり、とっさに「広報をしたいです」と伝えていました。「明日履歴書を持って会社に来て」と言われ、次の日五反田にある事務所に履歴書を持って向かいました。

面接で、カエタルはベンチャー企業であること、これからブロックチェーンという技術を使って世の中をカエテいくという想いがあることを聞きました。

IT業界は私の今までの人生でまったく接点がありませんでしたが、新しい技術で既成概念を壊して、変化を鎖にして古い仕組みをカエテいきたいという熱い想いに感銘を受け、これからはじまるベンチャー企業の「広報」としてカエタルテクノロジーにジョインしたいと思いました。

社会人1年目で感じた自分の変化、そして自分の目指す未来像とは

▲ 広報部の3人で。左から、李、小池(取締役)、湊谷

2018年6月1日に、私の社会人生活はスタートしました。

ベンチャー企業なので、普通の会社にあるものが当たり前にあるわけではありません。

ペン、ネームカード、名刺、会社用のクレジットカード……足りないものを徐々にそろえて環境を整えていく。

当たり前が当たり前ではない環境で働けていること、自分たちで創り上げていくことができる環境にいることが将来の自分に必ず活きると思うので、すごく感謝しています。

ビジネスメールや上司への質問など、毎日いろいろなことを学んでいます。たとえば、どういう質問の仕方をしたら、忙しい中で回答が来るのか。自分の頭で考え慎重に言葉を選んでいます。学生の頃と比べ、仕事を通して自分が変わっているのを実感しています。

それには直属の上司、小池富子の存在があります。

彼女は取締役でありながらアプリUIデザインやメディア向けの発信などクリエイティブ全般を統括しています。

たくさんの仕事があるなかで、私のメール対応の確認やプレスリリース文章の確認、社会人としての基礎、会社での役割をすべて教えてくれます。自分の会社を持ちながらも、カエタルの取締役として日々奮闘している小池に、女性としても憧れを感じています。

「誰でも、いつからでも、なりたい自分になることができる」と小池に言われたことがあります。経験してきたことを、同じ女性の目線で伝えてくれるその言葉に、私もいつかなりたい自分になることができるよう、今を全力で吸収し、学んでいきたいと強く思ったんです。

カエタルテクノロジーは、誰もが何事にも平等に挑戦できる環境です。それは社会人1年目の私も同じです。入社して半年が過ぎ、少しずつではありますが「仕事」に対しての考えや、責任感の意識が変わってきました。

これからは、胸を張ってカエタルの「広報」と言えるように、与えられた仕事だけではなく弊社のためになることを自ら積極的にアピールして、行動をしていきたいと思います。

自分の将来に向き合った時間、これで良いのかと自問自答した時間ーー。

それが数カ月後、もしくは数年後にこれで良かったと思える日が来るように、また数年後心から笑ってキラキラしている自分でいられるように。

そんな充実した時間を「広報」「仕事」「カエタルメンバーのひとり」を通して成長していきたいと思っています。

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