父親と同じ京王グループへ。建設会社としての創成期に携わる

▲京王建設専務取締役の髙橋幸浩

京王グループの建設部門として、鉄道や関連施設の建築・土木などを請け負っている京王建設。京王線沿線を中心に活動しており、地域密着型の建設会社として信頼を培ってきました。現在は大型のマンション建設などの案件も増加しています。

京王グループが目指すのは、「信頼のトップブランド」です。この安定経営をベースとして、京王グループの資産とこれまでの信頼により、さまざまな挑戦ができる機会をつくっています。

現在専務取締役を務める髙橋幸浩は、当社のこれまでの変化を見届けてきたひとり。1980年に入社し、2020年には勤続40年を迎えます。父親がかつて京王グループで働いており、髙橋は子どものころから仕事の話をよく聞いていました。

髙橋 「就活時に就職先を考えたとき、まだまだ伸びしろのある会社だと感じたので入社試験を受けました。というのも、ちょうど設計事務所の京王技術センターと合併したタイミングで、建設会社としては第 1期のスタートの時期だったんです。
入社して最初に配属されたのは、土木部の事務。バックオフィスの同期があまりおらず、周りは年の離れた先輩社員ばかりでした。自分の力量次第では急成長することができるんじゃないかと思い、自分でイチから仕事の進め方を考えました」

しかし、当時の事務は請求書や依頼書といった書類の様式においても、まだまだ確立されていない状況でした。そこで髙橋は、JVとして他社へ出向する先輩社員から情報を収集し、会社の書類のテンプレートや経理関係の業務フローを自身でつくっていきます。

その後、総務部に配属され数年働いた後、大規模工事のプロジェクトが始動することになりました。いろんな部署を経験させる風土がある京王建設だからこそ、現場も経験してみたいと思った髙橋は、建築部へ配属されることになります。

地元の地主さんの家を周り、二人三脚で事業を計画

▲建築部時代の同僚との一枚(写真一番右)

配属後はマンションやショッピングセンターの建設現場で現場事務を担当し 、髙橋は本社と現場を行き来する勤務スタイルになっていきました。夜間工事に立ち会うことも多く、今の工事のスタイルとは異なるため、深夜に騒音を出してしまうこともありました。

髙橋 「昔はモンケンという鉄球を使用するのが普通だったので、『うるさい』と近隣住民から苦情をいただき、パトカーが来て警察から忠告を受けていたんです。所長の代わりに警察官の対応もしていましたね 。今では開発の手法も変わり、騒音もなく進めています」

数年で一通りの経験を積み、部下が増えリーダーになる機会も増えていった髙橋。マンション新設などさまざまなプロジェクトでマネジメントを進めていきます。

そして95年、営業部へ配属されます。高齢化が進んでいたため、社内で30代の若手の力を借りるための試みでした。しかし、37歳で初めての営業。イチから覚えることも多く、戸惑いも感じながら先輩社員のもとでノウハウを身につけます。

鉄道沿線に住む地主さんへの営業活動を進め、配属されて1年半が経ったころ、大きな案件を獲得したことが自信につながっていきました。

髙橋 「今までの中でも印象に残っているのは、調布市の中規模マンションの建設でした。二人三脚で頑張っていきたいと誠意を伝えるために、定期的に訪問して事業計画を共有したり、要望に沿って設計図を手直ししたりするなど、細かくやり取りしていきました」

お客様やステークホルダーの方と仕事をする上で大切にしていたことは、細かい日程まで含めた綿密な情報の共有。コミュニケーション量は、仕事の成果に比例します。「熱意」や「まじめさ」といった評価を周りからいただいてきました。

加えて、髙橋が働く上で大切にしていたことがもうひとつありました。

一匹狼の営業スタイルから、適性を生かすチームプレーへ

▲役員と社員の距離が近く、気軽に交流しやすい雰囲気づくりを心がけている

営業といえば、通常は同じ社員がずっと同じ顧客を担当することが一般的です。さらに昔は、一匹狼のように単独で行動するスタイルが多いのも特徴でした。

しかし、髙橋は自身の顧客を部下にまかせ、チームで取り組んでいくことを大切にしてきました。

髙橋 「組織全体で営業を進めることをミッションに、メンバー一人ひとりの適性を考え、役割をそれぞれに与えていきました。当社はチームを家族のように考える感覚を持っていると思います。
また、現場を経験してきたので、現場の人とのコミュニケーションは、部下たちが見習ってくれている部分があるかもしれません」

営業部で次長、部長を経てもなお、その働き方を変えずに組織づくりを進めていきました。

そして、2010年には取締役部長、2014年には常務取締役に就任します。

髙橋 「アットホームさを大切にした、役員と社員の距離が近く交流がしやすい会社なんです。部長以上の社員にはたまに辛辣なことを言うときもあるので、一部には怖がられているかもしれませんが(笑)。部下の意見を引き出すために、立場が変わっても直接話しかけて様子を見るようにしています」

社員の満足度を高め、より難しいことにチャレンジしていく

▲堅実に進めてきたからこそ、挑戦できる余力があるのが京王建設の強み

地域に密着し、堅実な経営スタイルを確立してきた当社。そんな社風が浸透しているため、約400名にのぼる社員たちも一人ひとりが誠実に仕事に向き合っています。

地に足をつけて堅実に進めながら、皆でチャレンジしていきたいこともまだまだたくさん。今後は超高層マンションや商業施設の建設、駅の新設工事なども進めていきたいと考えています。

髙橋 「会社として、どんな案件にも対応できる技術はもう身につけてきましたので、あとはやるだけです。堅実に進めてきたからこそ、ノウハウやお客様とのつながりなどチャレンジに向けた余力は蓄えていますから、より難しいことに挑戦していきたい。たとえば、老朽化が進むオフィスビルやホテルへのリノベーションを提案するような、流行りの領域にも着手していきたいと思っています」

新たな道へのチャレンジとともに、社員にとっての働きやすさも追求していきたいと考えています。ただ単に残業時間を減らすのではなく、会社としての働き方に根本から向き合い、社員満足度を高めていく施策を進めることも今後の課題です。それが結果的に、会社の業績や信頼の向上につながっていくでしょう。

これまでにはグループを横断した部活動での交流や、建築士、施工管理技士などの資格支援をはじめとした制度も充実させてきました。

2020年以降は、京王電鉄の発着駅である新宿駅・橋本駅の再開発も控えています。これからも安定した基盤を強みに「信頼のトップブランド」を目指し、さまざまな領域へと挑戦していく京王建設にご期待ください。