保育士とカバディ選手。ライクアカデミーで実現できたどちらの夢もあきらめない人生

ライクアカデミー株式会社が運営するにじいろ保育園王子で、保育士として活躍する緑川千春。緑川は、2018年8月インドネシアのジャカルタで行なわれたアジア競技大会で、カバディ競技の日本代表選手に選出されました。一見大変そうにも思える「保育」と「カバディ」両立。彼女の原動力を探ります。
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数合わせとして参加したカバディの試合が、あとの人生を大きく変えることに

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保育士とカバディ選手という二足のわらじを履く緑川。2018年3月にライクアカデミーに入社して半年が経ちました。週5日の勤務に週4日の練習をこなし、仕事のあとに練習に向かう日もあります。一見、驚異的な体力がないととても両立などできそうにありませんが、彼女はまるでワクワクしているかのように楽しそうなのです。

緑川 「両立は負担になっていません。入社後のギャップもありませんでした。子どももかわいいですし、仕事をはじめてから毎日笑っています。保育もカバディも、好きだから続けられるんです」

そう笑顔で話す彼女が保育士を志したのは幼少期でした。

緑川 「小さい頃からずっと、将来は保育士になりたいと思っていました。幼稚園に通っていたんですが、年中の時の先生が大好きで憧れていて。どんな時でもしっかり目を合わせて話してくれるところが好きだったんです。
小さいながらに、その先生は私のことを認めてくれているという認識がありました。自分も、子どもの好奇心や挑戦心に向き合ってあげられる先生になりたいと今も思っています。
また、小学校1年生の時に弟が生まれたんですが、その頃から小さな子どものお世話するのが大好きでした。高校3年生になって進路を決める時も、保育士の資格が取得できる学校と決めていました。」

一方で、カバディとの出会いはというと高校3年生の時。

緑川 「数合わせとして、先生に大会出場を頼まれたのがきっかけでした。バドミントンの練習中に同じ体育館で練習をしていたので気になってはいたんですが、はじめはルールもよくわからずに大会に出ましたね(笑)」

そもそもカバディとは、インド発祥のスポーツです。7名1チームになり、攻撃と守備を交互に行ないます。攻撃側がひとりで相手陣地へ入り、「カバディ」と連呼します

息の続くあいだに守備側の選手にタッチし、相手の妨害を避けて自陣に戻ればタッチした人数分が得点になる、という競技です。

緑川 「出場したはいいものの、まったく勝てなくて悔しかったです。負けず嫌いなので、もっと練習して勝ちたい、うまくなりたいと思いました」

高校卒業直前まで保育の専門学校に絞っていましたが、小さい頃から体を動かすことが大好きで活発な性格ということもあり、保育の勉強をしながらスポーツもできる専門学校に進学を決めました。後に自分自身の選択は正しかったと実感することになります。

保育士とカバディの両立に悩んだ時、出会ったのがライクアカデミー

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高校の時に軽い気持ちで出た大会で、まさかの日本代表選手の強化チームに呼ばれた緑川。本格的に練習をはじめると、どんどんカバディの魅力にはまっていったと言います。

緑川 「カバディは個人スポーツである反面、チームスポーツでもあります。そこには仲間との連携が必要不可欠です。守備をする時はチーム、攻撃をする時は個人。自分が勇気を出して点を取ったら仲間を助けられる。そこが一番の魅力です」

すっかりカバディに魅了された緑川。専門学校に入学して初めての遠征で、韓国の選手と一緒に練習をする機会がありました。その際、改めて「世界を舞台に戦っていきたい」という気持ちが芽生えました。

そして卒業後はカバディ一本でいこうと一旦は決めていたものの、周りの友達はみんな就職に向けて動き出している。緑川は焦りはじめたと言います。

緑川 「カバディは好きだけど、保育士への夢も捨てきれませんでした。小さい頃からの夢でもありましたし……。でも、保育士とカバディの両立に対しては不安がありました。もし保育士になって正社員で働いたら、カバディを続けられなくなってしまうんじゃないか。
カバディを続けながら働けたとしても、保育士は命を預かる仕事なので、中途半端な気持ちではできない。そんな葛藤があって、就職活動から逃げていた時期もありました」

いよいよ真剣に就職活動に向き合わなくては、という状況になった時、学内で行なわれた就職活動セミナーで聞いたライクアカデミーの会社説明が思い出されたと言います。その話にあったのは、「勤務形態の多様さ」でした。

ライクアカデミーにはパートの種類がたくさんあります。正社員に近い勤務量でありながら、試合や遠征の日をはずしてシフトを組むことができる勤務形態に緑川は惹かれたのです。

緑川 「週に3回以上練習があるので正社員で働けないと言うと、断られた会社もあります。
でもライクアカデミーは、『正社員とほぼ変わらない勤務時間で試合の時にはお休みをいただける』という自分に合った勤務形態を提案して下さり、ここなら安心して保育もカバディも続けていけるかもしれないと思ったんです」

こうして2018年の3月、緑川はパート社員としてライクアカデミーに入社しました。

カバディで養ったあらゆる力が、子どもと寄り添ううえで役に立っている

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「保育が好き」「カバディが好き」

彼女の「好き」の根源にあるものは、一体何なのでしょうか。

それは「人」だと緑川は言います。

緑川 「保育もカバディも、どちらも『人』が私の支えになっています。そこに行ったら大好きな人たちに会える。それが原動力になっていますね。
保育園には新卒で経験もなく、しかもパートで入社したので不安がありましたが、みなさんそんなことを気にせず接してくれます。優しいだけじゃなくて、指導もしてくれるし、怒ってもくれます。
保育園でもカバディでも、時間を割いて自分のために指導してくれる人がいるから頑張ろうと思えるんです」

いつも良くしてくれる人たちに恩返しがしたい、困ってる人がいたら協力したいと常に思っている緑川は、自分から率先して動くことを意識しているといいます。

緑川 「たとえば先日、保育園の運動会練習の片付けをしている時、他の先生が大きいバルーンをひとりでたたんでいました。その様子に気づき手伝うと、『ありがとう』と感謝の声をかけていただいたんです。ささやかですがそんな時、少しだけど人の役に立てているかも、って感じます」

人に対する気配りは、「仲間のために勇気を出して点を取りに行く」「全体の流れを読みながら自分にできることを模索していく」というカバディでの経験が教えてくれたことだといいます。

まだ自分の気持ちをうまく言葉にすることができない子どもと関わるのが保育士の仕事。カバディで養ったこの力は、子どもに寄り添う力が問われる保育にもいかされています。

緑川 「ある時、2歳児と『ぽっくり』をして遊んでいました。運動神経のいい子は自分でやり方を習得し、はじめからひとりでできます。
でも苦手な子は、何からはじめればいいのかわかっていない様子だったので、『まず丸い部分に足を乗せて、そのあとひもを持つんだよ』と、その子の目線に合うように教えました。
するとその子はすぐに歩けるようになり、楽しさも感じてくれたようで、後日『先生~!』と言ってぽっくりを持ってきてくれたんです」

相手にとって、どんなアクションを起こすことがプラスになるのか。瞬時に判断する力が、彼女にはあるのです。

「人が好き」 一途な想いが、夢を実現させる原動力に

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日々、前向きに子どもと向き合う緑川。カバディにおいても転機が訪れました。

緑川 「アジア大会が終わると同時に先輩が抜けて、代表チームが新体制になりました。今まで私は最年少でしたが、今は後輩ができて責任感も生まれました。ここから4年間でどんなチームをつくっていけるか楽しみです。日本のチームワークを世界に見せつけたいと思います!」

緑川はこの「責任感」を、保育においても大切にしたいと語ります。

緑川 「雇用形態がどうであれ、子どもたちにとっては先生であることに変わりはないと思っているので、責任を持ってしっかり保育の仕事を貫きたいです。
あと、私は運動が得意なので、それを生かして身体を動かす楽しさを子どもたちに教えてあげたいと思っています」

保育士として働きながら、カバディ選手として日々練習もこなす緑川千春。彼女の原動力となっているのは、「人が好き」という純粋な気持ちでした。自分を支えてくれるすべての人たちのために頑張りたいという熱い想いが、両立を可能にさせているのでしょう。

人が好きな人たちが集まると、「好き」の連鎖が生まれ、おのずと良好な人間関係を築くことができるのかもしれません。これからもライクアカデミーは、社員一人ひとりの挑戦を応援していきます。

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