「個」の成長を武器にビジネスを加速させるーー 強い組織を維持する、経営者の視点

前職ではビジネスプロセスの変革を担い、2018年5月よりマーケットワンで経営企画を担う水野亮。これまで所属してきた大企業と比較して、マーケットワンにどのような魅力を感じ、やりがいを見出しているのか。彼の思いを紹介します。
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会社の成長に不可欠な一人ひとりの成長意欲。だから“現場”に目を向けた

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水野 「最後の一押しは、僕がマーケットワンの受付で山田を待っているときに、前を通る社員が挨拶をしてくれることでした。『あ、この子たちと一緒に仕事をするのか。このメンバーのために仕事ができるなら僕はやれるな』と思えたんです」

マーケットワンへ転職した水野亮は、転職を決めた理由をこう語ります。

社長の山田理英子が求めていたのは、マーケットワンがこれまで以上にビジネスの規模を拡大していく中で土台となる基盤づくり。経営の立場としての役回りに興味を持ち、山田のビジョンに共感を得ていながらも、最後の一押しは何気ない社員の挨拶に感じた“現場”との距離感だったのです。

水野 「僕のビジネスへの考え方は、人が起点になっています。少なくとも人が介在するビジネスやサービスのスケールは人がよく働き、成長することにかかっています。

だからこそ、 “現場 ”を大切にするし、『ひとがやりがいをもって働き成長している』『仕事の幅が増えて、さらなる高みを目指したいと思える』そういった、『個の成長を基盤とするビジネス拡大』が、自分のモチベーションであり、目指すビジネスの形です。

前職では、数千人が関わる規模のビジネスに携わってきました。ビジネスをさらにスケールさせていくことが「究極のゴール」であることに変わりありません。でも、そのゴールに向かっていく中で、介在する人や組織が成長し、そこに自分が携われるということが何よりのモチベーションなんです。
私が転職活動をしていた当時、まだ 45人程度の規模だったマーケットワンの社員の素直な姿に、事業の成長が見込める現場だと感じたんです」

水野は、入社後すぐに、ある設計図をつくりました。会社が大きくなっていくために必要な要素を示し、その要素一つひとつに対して必要なアクションを書いたものです。

全てを開示したうえで、どのアクションをいつ実行していくのか。一つひとつのアクションが全体像の中で、どのフェーズにあるのかを、社員に認識させることが大切だと考えたためでした。

意気揚々と本社部門や採用、そのほか様々なプロセスの標準化やKPIマネジメントをやってやろうとしていたんです。ですが、1カ月も経たないうちに壁にぶつかることとなりました――。

社員がよく働き、成長し辞めないこと。 持続的にスケールする会社の法則

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マーケットワンの組織改革に乗り出した水野ですが、社長の山田をはじめ、社員一人ひとりの圧倒的な強さ(と我の強さ)に立ち向かっていく難しさを感じました。

最初の関門となったのが「価値観」。採用一次面接の担当者としての仕事では、改めてマーケットワン・ジャパンの価値観と自身の価値観をすり合わせていったといいます。

水野 「自分がこの人が良いと選んで、二次面接に進めると、それぞれの部門のマネージャーから『うーん違うんだよな』という返事が来る。そんなやりとりを通じて、他の社員の価値観や現在の会社のカルチャーを学んでいきました」

そんな中で、マーケットワンに対して感じたのが圧倒的な個の強さでした。自分で考えて実行し、失敗を繰り替えしても、クライアントやマーケットワンのビジネスを成功に導こうとするプロフェッショナルな精神を感じとりました。

水野 「新しいことに厭わず挑戦する。結果にちゃんとコミットする。そしてちゃんとやりきる。やれないことを悔しく感じる。そういった個々の集団なんだって分かったときに、僕がやろうとしていた統制することに重きを置いた「生産ライン」のような標準化や手法を押し付ければ、社員の目の前の成長意欲を削ぎとってしまうのではないかと考えたんです」

一方で、会社の価値観を知ったからこそ、「こだわりが強く、新しいものや挑戦を好む彼らの勢いと熱意を生かしていく」ことが、なによりも会社の成長につながる最初のステップだと水野は気づきました。そのためにも描くビジョンは、人が活躍し続けられる会社です。

水野 「社員一人ひとりのクライアントに対する思いを、そのまま会社の成長に結びつけていく。私の強引なプランで勢いを止めてしまえば、どこか新たな成長できる環境を目指して辞めてしまうかもしれない。会社で社員が “辞める ”というのは最大のマイナスです。

成長している会社においては個も同じ勢いで成長していきます。厳しい環境の中でも成長しようともがいている個人が退職してしまえば、会社の成長にもブレーキがかかるもの。厳しい環境の中でも辞めない環境は、事業が伸びていくための下支えになりますし、その人自身も成長することができるはずです」

社員として正しく評価されるという原体験が、今につながる規範

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マーケットワン・ジャパンのシニアディレクターとして、経営の一端を担う水野。事業の目的達成のためにも、“現場”に近いところで、“働くよろこび”を大切にし、職務を遂行しようとする姿勢を貫いています。これは自身のこれまでの経験によって形づくられていると振り返ります。

水野 「前職は国内最大規模の BPOサービス企業でした。最初は、アルバイトだったんですが、アルバイトであっても正社員と同等以上の裁量を与えてもらえたことに、自身やりがいを感じていました。成果が正しく評価される社風で、その後に最年少で部長クラスのポジションを任せられるようなりました。

成果を出しているひとを正しく評価し、適切なポジションを任せる。かつ年齢も関係ない。そういう登用の仕方を受けてきたからこそ、より高い成果を目指したい、高い目標にチャレンジたいと思い、がむしゃらに挑戦し貢献し続けられた。また上司にも恵まれた。

マーケットワンでもそういう環境をつくりたいなという思いが、今のベースになっています」

次第に水野は、現場マネジメントだけでなく、本社部門にて、全国で稼働する数千のプロジェクトのプロセス標準化と人材育成モデルの構築を担うようになっていきます。そんな中で、出会ったある上司から、「メッセージの簡潔さ、一貫性でこそ人は動く」ということを学びます。

水野 「ポリシーや信念といったメッセージをしっかり伝えておくことで、人は個別に動くことができるんです。ただ、そのためには、すごく平易な言葉を使わなくてはいけません。十か条などといって、一つひとつ照らし合わせるような方法では、行動に結びつかないんですね。
当時の上司が使っていたのは、たった4文字の言葉。ただそれがあるだけで、現場の人が価値判断できるようになったんです。その言葉に基づき、個々が思考し、判断し、行動する。それが、一番人が活躍する状態だと信じています」

多くの経験を積み、最終的に親会社への出向が決まり、さらに大きな企業でのビジネスプロセスの変革を担うこととなります。しかし、親会社へ行ってしまっては現場との距離が開いてしまうーー。本当にそれが自分のやりたいことなのか、と水野は自問自答を繰り返していました。

そんなとき、マーケットワンの山田から声がかかったのだと懐かしむ顔は、すでにマーケットワンに親しみを感じています。

言語化されたカルチャーを活躍する社員の拠り所にする

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入社しておよそ1年が経ち、水野は思い描くプランの第2ステップとして、「成長できる環境」の整備に力を注いでいます。同時に、裁量権を持って自由に動き回ることを求めたとき、彼らの拠り所をどう構築していくかという、未来の課題にも取り組んでいます。

水野 「まずは、マーケットワン・ジャパンのカルチャーを言語化するところからスタートしています。カルチャーは、つくるものではなく、様々なものからにじみ出るもの。その集合体がカルチャーなのだと考えていますが、マーケットワン・ジャパンでは、曖昧模糊としていました」

水野は、マネージャーたちを集め、3日間かけて、この言語化を試みました。喧嘩をしながら、いろいろな言葉を探り続けてたどり着いた結論は「プロフェッショナル」だということ。くしくも、入社直後に水野が社員に感じたイメージと重なるものでした。

水野 「導き出された言葉は “プロフェッショナル ”。 やや使い古された言葉ですが、シンプルでわかりやすい。我々のメンバー個々のレベルまで、そういう会社でありたいし、プロフェッショナルであるべきだ、と一致したんです」

水野の加入によって、輪郭を持ち始めたマーケットワンのカルチャ――。

「プロフェッショナル」という短くても、社員のありようを示す言葉が、今後、スローガンや制度の中心に据えられ、さらなる成長を支えていくことでしょう。

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