最新技術を生かした新しい提案を行うためにDX推進事業部を設立

▲DX推進事業部 事業部長 林 瀚(右)、DX推進事業部 コンサルティング部 グループリーダー 都築 朋之(左)

2020年3月から通信規格5Gの運用が開始され、IoTの活用がますます期待されるなど、デジタル環境は変革の潮目を迎えています。

これまでMBPジャパンはSI企業として顧客企業のシステム化をご支援してきました。しかし、これまで通りの受託開発サービスだけではご支援できる範囲が限られます。

DX推進事業部の事業部長を務める林が、立ち上げの経緯を振り返ります。

林 「最新の技術を提供することでお客様のシステム開発に貢献し、より一歩踏み込んだ課題を解決できるような体制を整え、MBPジャパンとしてさらなる進化を遂げたい。その想いからDX推進事業部を立ち上げました」

DX推進事業部と、これまでのSI事業部との大きな違いは、課題解決の視座を一段上げることにあります。

MBPジャパン最大の強みは、大量のデータを分析して可視化することでビジネスや企業経営につなげる、いわゆるデータサイエンティストの領域にこそあります。そこへ注力できる技術力を持った視座の高いメンバーと開発環境があります。

最新のテクノロジーを駆使しながら、自分たちが思い描くサービスをつくれる環境を整備し、持てる力を十分に発揮できる体制を整えたい。それが、精鋭部隊であるDX推進事業部の立ち上げの狙いです。

同コンサルティング部グループリーダーを務める都築は、DX推進事業部の新設によって生み出せる価値は、MBPジャパンの成長だけでなく、あくまで「お客様の成長」にあると言います。

都築 「お客様が抱えている課題を解決するためには、ご依頼をいただいた要件の範囲内では限界があることが多いんです。そこで、お客様の課題を見つけるフェーズから関わることができれば、解決策の幅が広がる。よりいっそう提案型へシフトすることで、当社メンバーの持つ最新のデジタル技術を生かすことができ、かつお客様の事業成長へ深くコミットできると考えています」

技術のわかるエンジニア経験者がコンサルティングを行う強み

▲さまざまな分野に強みを持つメンバーが在籍している

DX推進事業部は現在、多彩な技術と経験を持つ10数名の少数精鋭の部隊です。最大の強みは、DX推進事業部のコンサルタントが全員、エンジニア出身者である点です。

林 「ITコンサルタント業界では、新卒や未経験からコンサルタントとしてキャリアを始めて育成をしていく企業もある中、当社ではコンサルタントの全員がエンジニアを経験しています。

その理由はシンプルで、お客様の成長を目的に考えたときに、必ずしも決められた製品やフレームワークで課題は解決できないからです。現場の最新技術や開発の流れがわかるコンサルタントが提案を行い、プロジェクトを進めていくことで精度が高められるのです」

一方の強みとして、さまざまな経験、技術的スキルを持つ才能が集まり、強みを補い合って課題解決に挑む多様なメンバー体制があります。これが、さまざまな角度からご提案するのに不可欠なアイデアや視点の源泉となっています。

都築 「たとえば、AIに強みがある、金融業界出身で管理会計に強い、あるいはBIツールに強いなど、さまざまな領域で力を付けてきたメンバーがいます。この総合力を持ち寄りチーム力で課題解決にあたります」

また、海外に拠点を要する中国MBPグループ各社と連携し、グローバルなビジネスに取り組んでいます。MBPジャパンのシステム開発は中国でのオフショア開発が中心となり、中国のメンバーの数は約500名。

とくにIoTやAIなどのビッグデータ領域では中国がトップクラスの技術力を持ち、グループ企業のTIZAでは専門的に新しい技術の研究開発を行っている部隊「研究開発センター」を中国の南京に構えています。業務内容やツールに合わせて日本と中国を連携させることで、高品質で低コストの提案が可能になるのです。

メンバーの力を最大限に発揮できることが最も重要

▲若手メンバーの育成に力を入れている林

DX推進事業部は2019年12月に立ち上がり、常に新しいチャレンジを繰り返しながら試行錯誤しています。AIやIoTに関わるDXの領域は、世界を見わたしても先行事例が他に比べてまだ少ないため、常に自ら学習し知識を集めながら未知の領域に挑戦することが多いのです。

林 「未知の領域ほど、DX推進事業部のエンジニアはやりがいを感じて目を輝かせながら課題に取り組みます。コンサルタントも、挑戦的な提案を率先してやりたがるんです」

要件定義から顧客と伴走していくプロジェクトの進め方はSI事業部、DX推進事業部で大きくは変わらないながら、DX推進事業部の場合はより案件の上流工程、課題を発見する部分から顧客と関わり、さまざまな選択肢の中からご提案をしています。

データ分析によって課題を発見し、その原因を高い精度で特定できると、場合によっては自社サービスだけでは真の課題を解決することが難しいことも見えてきます。その場合は他社システムと組み合わせてご提案するなど、より広い視野と高い視座でお客様の課題を捉えていくのがDX推進事業部の役割です。

これまでにない新しい提案や開発が必要になることも多く、DX推進事業部のコンサルタントには一定の裁量が与えられ、よりチャレンジングな提案のできる社内体制が整えられています。

林 「DX推進事業部はMBPジャパンの未来をつくることがミッションです。短期的な視点ではなく、少しチャレンジングな案件でも長期的な視点で捉えていく方針です。そのためにも、これまでMBPジャパンを支えてきたSI事業部との協業は今後も大事になってきます」
都築 「現在は私たちがトライしたい要素があれば、赤字覚悟でも案件をお受けすることが必要なフェーズだと思っています。ただし、新しいチャレンジであればすべて受け入れるのではなく、メンバーの強み、MBPの強みを発揮できることが一番重要な判断ポイントです」

時には数時間かけて最新技術を調べながら選定し、お客様の成長、MBPの未来につながる最も適した提案をチームでつくり上げていきます。

顧客との信頼関係を構築し、DX推進をすべて任される存在になりたい

▲メンバーと相談しながら仕事を進めていく都築

今後は、これまでのSI事業ですでにお付き合いのある顧客との信頼を強め、さらに新しい提案ができる関係性を築く。それがお客様の継続的な成長につながることで、これからさらに関係性を深めていくことが重要だと考えています。

都築 「信頼関係を築くことで、システム統合やデータ収集など、より成果を出すための幅広く踏み込んだご提案ができるようになります。さらにその先に、DX案件ならMBPにすべてを任せたい、と言ってもらえるようになることを目指しています」

MBPジャパンはこれまでの実績から、企業全体のデータの一元化や分析、見える化を推進していく部分を得意としてきました。そのデータサイエンティストの領域で力を発揮し、活躍の場をさらに伸ばしていきます。

都築 「企業の中では、部署ごとで別々のシステムを使っていることがほとんどです。たとえば営業部はSFA(営業支援システム)、他部署ではMA(マーケティングオートメーション)ツール、というように。バラバラに点在している、企業内のシステムから得られるデータを統合して最終的には見える化し、お客様の経営判断につながるようなものを提供していきたいです」

中国のMBPグループ会社ともさらに連携を強めていき、主力サービスに位置づけているBiz.SCRUM(ビズスクラム)を含め、IoTとAIの領域でも自社サービスを広げていきます。

林 「IoTによって得られる生データはそのままだと膨大な情報量があり、その中で利用に値するのは1%にも満たないとも言われています。実用データを抽出する過程で、データ分析から見える化まで、お客様をご支援したいです」

DX推進事業部は少数精鋭のデータサイエンティスト集団ゆえ、メンバーの力が成長の鍵を握っています。

都築 「本当のものづくりを楽しめる事業部にしていきたいですね。『こういうことをやってみたいけどどう? 』と自ら周りに話す今の環境を当たり前のカルチャーにしたいです。絶対にやりたい、私に任せてほしいと言える、積極的なメンバーがどんどん増えていくといいですね」
林 「もちろんSI事業部がベースを支えてくれるからこそ、DX推進事業部はチャレンジができます。仲間と楽しく案件に取り組める、その想いが起点になるチームにしていきたいですね」

エンジニア集団としての自負を胸に、DX推進事業部は今日も新しいチャレンジを続けています。