メリットなし!? ミライフが関西でパラレルワーカーを雇った理由

2018年8月末、新メンバーとして岩元真一が西日本代表として、ミライフに参画することになりました。岩元はミライフでの仕事のほかに、複数の仕事を抱えるパラレルワーカー。元々独立しようと思っていた岩元が、ひょんなことからミライフに入社するストーリーです。
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いきいき働く人を増やしたい! 15年以上人材ビジネスに携わる岩元の思い

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▲岩元が関西でキャリアアドバイザーをしていたころの1枚。いつもチームの中心メンバーでした

岩元が新卒で入社した旅行会社から、リクルートエイブリック(現 リクルートキャリア)に転職したのは2001年8月。以降、一貫して人材ビジネスに携わってきました。

転職の理由は「大人がいきいき働き、その姿を見た子どもが夢や希望を持てる社会をつくりたい」と思ったから。その思いは今も抱き続けています。

岩元 「ある日、通勤電車に乗っている時に気づいたのですが、仕事に向かう大人が誰ひとり楽しそうじゃないんです。僕自身もワクワクしていない。だから『日本を元気にしたい』というのが最初の思いでした。
転職はあくまでひとつの手段。でも、適材適所という言葉があるように、違う環境に行けばいきいき働ける人が増えるかもしれない。そう思ってリクルートエイブリックに転職しました」

名古屋支社での営業職を経験した後、関西支社のキャリアアドバイザー職に異動。その後、同支社でのマネージャー職を経て、リクルートドクターズキャリアに出向した岩元。東日本エリアのマネージャーとして約2年半活躍した後、リクルートキャリアに戻ります。

その1年後に学生時代の友人から誘われ、グローバル採用支援を展開するフォースバレーコンシェルジュに営業部長として転職しました。営業部長とはいえ超プレイングマネージャーだった岩元は、部長ながら新規開拓の実績は社内トップ。

しかし家庭の事情で関西に戻る必要が出てきたため、1年3カ月で退職することになります。

2015年7月から、インテリジェンスエグゼクティブサーチの関西支社に転職した岩元は、ここでも圧倒的な営業成績を上げました。とはいえ、最初から成果を上げられたわけではない、と岩元は語ります。

岩元 「リクルート時代、個人業績は 4勝 6敗くらいでした。華々しい業績を上げる同期がいたので、すねた気持ちになったこともあります。
だから部下の『売れない気持ち』を理解したうえでマネジメントできるんです。売れなくて悪いスパイラルにはまったとき、そこから抜け出した経験があるので、抜け出し方を部下に伝えることができる。教えてきたメンバーの数だけ売れないパターンの原因と抜け出し方を知っていること。それは自分の強みだと思います」

なぜか波長が合う、タイプがまったく違うふたり

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▲岩元と佐藤(写真右)は、昔から一緒に熱く語りながら飲むことのできる仲間同士

岩元とミライフ代表の佐藤雄佑との出会いは、佐藤が東京でメディカル業界担当として、大手製薬会社様を担当、岩元がリクルートエイブリックの大阪支社でキャリアアドバイザーをしていた2004年のことでした。

東京・大阪で離れていましたし、上司・部下という関係でもなく、同じ部署で働いたこともありませんが、ふたりともお客様起点で、どこまでもやりきるところが一緒。意気投合したふたりは、お互いが出張するたびに飲みに行き、離れているのに、逆に頻繁に飲みに行く仲になります。

岩元 「雄佑が大阪出張に来るたび、毎回飲みに行っていました。人材紹介業は、営業もキャリアアドバイザーも人柄が出ます。雄佑はクライアントだけでなく、カスタマーのこともちゃんと考えてくれる、すごく良い営業担当者だと思ったんです」

お互いのキャリアの節目で飲み交わしてきた岩元と佐藤。岩元は佐藤について「できない言い訳をしない、自分に厳しいタイプ」と評します。

岩元 「雄佑は感情を表情に出さないこともあり、分かりにくいと思われがち。でも『やると決めたら絶対やる』という信念を感じます。目立ったことはしないけど、隠れてコツコツ努力をしているんだと思います。自分で宣言した目標を外したのは、ほぼ見たことがありません」

佐藤は「表情が分かりにくい」という岩元の発言に苦笑しつつ、岩元については、「納得いかないことがあると、すぐ上司と喧嘩しちゃう。それくらいエージェントビジネスに対してアツい思いを持っている人」と語ります。

高い目標を立てて、それに向かって淡々と創意工夫し、地に足の着いた戦略で確実に目標達成する佐藤と「日本を元気にしたい」というアツい思いを胸の内に秘め、関西で働く岩元。

一見タイプがまったく違うふたりですが、佐藤は岩元と働くことに対して「情緒的なメリットがたくさんある」と語ります。それは一体、何なのでしょうか。

非連続のチャレンジを応援すべく、無計画の採用決定!

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▲岩元がリクルートを辞める時も、新橋の路地裏で飲み明かした

2018年、岩元はインテリジェンスを辞め、そろそろ独立して、いろいろな仕事にチャレンジしたいと思いつつ、一歩を踏み出せずにモヤモヤしていました。そこで岩元は佐藤に相談することにしたのです。

佐藤 「人事コンサルタントやエージェントビジネス、コーチングなど、人材サービスをワンストップでやりたいから独立したいと言われ、いろいろなアドバイスをしていました。でも登記や保険、税金、ITツールの活用など、独立に必要なステップを説明していくうちに、岩元が『俺、無理だわ』と言い出して(笑)。
これはまずいと思って、それならミライフでやったらいいんじゃないですかってつい言ってしまったんです」

相談に乗った当初、佐藤にはミライフ大阪の拠点を構えるつもりも、メンバーを採用するつもりも1mmもありませんでした。

しかしよく考えてみると、シナジーはないけど、エリアが離れているため、社内競合する可能性もなく、岩元が自由に動いても問題ないとひらめき、ミライフとして関西で活動するのもまぁいいかとなりました。

佐藤は岩元の働き方、生き方、家族からの要望などを聞きながら、個別に人事制度をつくっていきました。

それで提示したのが、「正社員雇用で社会保険完備、固定の給与を払いつつも、好きなことをやっていい」というもの。人事コンサルティングやコーチングなどの副業もOK、マネジメントは一切せず、さらに副業の収入は個人事業主として全額もらってOKです。

岩元にとっては、エージェント業だけがミライフ社員としての活動。その売り上げはミライフの売り上げになります。「エージェント事業は成功報酬で、成果が出るまではただ固定費を払っているだけなので、赤字です」と佐藤は笑います。

さらに佐藤は「仮にミライフを辞めるときが来たとしても、クライアントは連れていってほしい」と岩元に伝えています。

普通の会社であれば、開拓したクライアントの引き抜きは禁止するという取り決めをしますが、ミライフは逆。お客さんのこと第一に考えて、責任を持ってほしいと思っています。

一見メリットのない条件で岩元を雇用したのは、「非連続のチャレンジを支援したい」という佐藤の思いがあるから。短期的なメリットはありませんが、中長期的に見れば、一緒にやっていることがミライフの価値になるはずだと佐藤は言います。

岩元 「雄佑が今後ミライフをどうしていくか、オープンに相談できる仲間が増えたのが、唯一のメリットかもしれません。経済的メリットや合理性はないけど、『情緒的なメリット』はあるはずです(笑)。
今はまだ、中長期的に売り上げて支払うはずのものを先にもらっている形。経済的にもメリットが出るようにがんばります」

ここまで価値観が合って、かつ自分がチャレンジしたい新しい働き方を認めてくれるのはミライフだけーーそう考え、岩元はミライフへの入社を決めたのです。

パラレルワーカーを増やし、日本を元気にしたい

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▲岩本は、関西でパラレルワークにチャレンジしている。ミライフは、彼のチャレンジを後押しし、非連続のチャレンジを応援している

岩元は2018年11月現在、ミライフの社員として、エージェント事業をやりつつ、あるベンチャー企業の幹部採用および新規事業開発、ニッチトップ企業の顧問をやるなどパラレルに働いています。

さらに岩元は現在コーチングを勉強しており、著名なコーチに弟子入りもするなど、多忙な毎日を送っています。

岩元 「パラレルワーカーを増やしたいと思ったので、まずは自分で難しさを体験してみようと考えたんです。1社しか収入源がない場合、売りたくもない商品を売ったり、上司の顔色を伺ったりすることもあるかもしれません。
でも、パラレルワーカーで複数の収入源があれば、会社を辞めることにちゅうちょせずに済みます。でも、実際にやってみると結構大変ですね」

とはいえ、常に収入が安定しているわけでもなく、声をかけてもらった案件を全部受けられるわけではありません。パラレルワークをはじめて3カ月、岩元は「料金交渉など直接やりにくい部分もあるので、パラレルワーカーにもエージェントがあったほうが良いのでは」と感じはじめています。

パラレルワーカーを増やしたいーーこの思いの裏側には、人材ビジネスに携わりはじめた頃からの「いきいき働く人を増やしたい」という思いがあります。

「とにかくお客さんのためになることをやってみたい、それに尽きる」と語る岩元は、佐藤に支援してもらって、背中を押されなかったら、今もインテリジェンスを辞めていなかった可能性もあります。

自身のアツい思いと、柔軟な働き方を認めてくれるから、ミライフにいる。「今のところ、メリットのない雇用ですけどね」と岩元は笑います。

ミライフは今後、岩元の入社によって関西でも「非連続のチャレンジ」を応援していきたいと思います。

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